アジア人だとか欧米人だとか
たまにふとした瞬間に考える。自分はなぜアジア人なのか、と。
どうもこんにちは、あさみです。
私は今アメリカにおり、そんなわけで今アメリカよりこの記事を書いています。
日本にいると周りは日本人ばかりで、コロナの影響もあるのか余計閉じられた世界にいたように感じたこの2、3年間。
海外からやってくる人を迎える、という仕事をしていても日本にいるせいでいつも日本と自分を中心において全てのことを捉えていたようでした。
5月に仕事で訪れたドイツに引き続き、久しぶりに欧米人の中に身を置くとそれだけで「ああ。やっぱこんなに世界って広いのかあ。」と思いました。
色んな人種。びゅんびゅん走る車。違う言語。
仕事で何度も、同じ人間なのに英語ができないだけでこんなにも仕事ができないような気持ちになるなんてくやしいな、と考えていたことが思い出されます。
だいぶ生活に慣れてきたので、この前少し電車に乗って1人で遠出をしました。
サンフランシスコ中心部からの離れた、スタンフォード大学がある街の駅に着きましたが、アメリカの田舎の風景が広がっていて何故か懐かしい気持ちになりました。
アメリカはニューヨークしかいったことがないのに、写真みたのか、映画みたのか、それともヨーロッパの田舎町とも少し雰囲気が似ていたのか、そんな感じです。
平日の真っ昼間でしたのでアジア人なんていなくて1人ぼっちでした。
バスに乗るためにバス停につくと、そこには私を含めた欧米人のおじいさんとおばあさんの3人。
バスがきて一番最後に乗り込もうとすると、おじいさんと乗るのが同じタイミングに。
後から来たのだから、当然譲る仕草を見せると優しく先に乗っていいよ、と言ってくれました。
なんだかその時見知らぬ街で張り詰めていた心がちょっとだけ、ほっとしました。
そんなことで、ただのレディファーストやん、って言ったらそれまでなのですが、私の心のどこかでこの土地ではアジア人、しかもこんなやせっぽちで子供みたいな顔の外国人、受け入れられるものだろうか、と思っていたからです。
人種の問題は色々ありますが、しかしこう思います。
本来ならば、その人がアジア人だろうが欧米人だろうが、そんなことよりもその人の中身がどうなのか、と。
何人だろうが、どんなルーツだろうが、魅力的な人は魅力的だし、意地悪な人は意地悪なのだと。
だから今後知り合うであろう多くの国の人たちに対して、私はそういうスタンスで向き合いたいなと思いました。
その人がどこの出身なのか、ということよりも、その人がどんな人間なのか。
そんなことを感じたりしました。
日本のいいところも沢山感じますし、アメリカならではのいいところもあって、どちらも全てを満たすということはないですが、せっかく来ているのだから、この国のことをもっと知ってみようと思います。
続く。。。
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