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美しく青きモロッコ料理を知るための10皿

アラビア語では、「日の没する場所」を意味する「マグレブ」と呼ばれるモロッコ。美しい海や山や砂漠などの自然、歴史がはぐくんだ工芸品などの魅力にあふれ、観光地として日本でも人気が上昇している。

もちろん、食の魅力も見逃せない。

①タジン

陶器のふた付きの鍋でさまざまな食材を蒸し焼きにするタジン。郊外のレストランでは炭火を使っているところも少なくない。

古都マラケシュから車で1時間ほどのウーリカ渓谷で食べた炭火タジンは絶品だった。

②クスクス

タジンと双璧のモロッコ料理、というとやはりクスクスか。

こちらも野菜をふんだんに使っていて、素材本来の味を楽しむ料理だ。

③魚介のグリル

大西洋や地中海に面していて、海の幸も豊富。とれたばかりのものをそのまま焼いて、塩だけで味付けでごはんと一緒に盛り付けた「焼き魚定食」。カサブランカの海岸近くのレストランで食べた味は忘れられない。

④オリーブ

日本の漬物のように、オリーブはモロッコの食卓に欠かせない。市場に行けば、樽にいれられて大量に売っている。

⑤モロッコ風サラダ

古都フェズ旧市街の食堂で、モロッコ風サラダというメニューがあって頼んだら、お米がトッピングされたものだった。

⑥パンとパンケーキの朝食

旧市街の邸宅を改造したプチホテル「リヤド」に泊まると、モロッコの美しい陶器に盛り付けられたパンやパンケーキ、もっちりクレープどっさりの朝食が出てくる。

炭水化物系の多さに驚くが、おいしいジャムやはちみつ、バターをぬって食べると、結構どれだけでもイケる。

フェズの陶器は有名で、モロッコの食を彩る重要な要素でもある。

⑦スパイス

モロッコの多彩な味を支えるのが、スパイス。旧市街のスーク(市場)に行くと、スパイス専門店が多くあり、その色彩に圧倒されることもある。

⑧デーツ(ナツメヤシ)

中東各地でみられるデーツだが、モロッコも種類が豊富。専門の店もある。

⑨マジパン菓子

アーモンド粉などをこねて、野菜や果物など模したり、いろいろな形に成型したマジパン菓子も名物。

こういうところに、モロッコの人たちのアートセンスがくっきりと表れている。

⑩果物

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乾いたモロッコの土壌と空気は、みずみずしい果物を生み出す。市場にはジューススタンドや果物店がいたるところに。一口味わえば、モロッコの自然の恵みを実感することができる。

モロッコは、カフェめぐりも楽しい。以前、「モロッコ・カフェびたり紀行」と題して、2本の記事を書いた。

今回の「10皿」と一部重複しているものもあるが、みなさまが、モロッコのすばらしさや、モロッコ旅行の楽しみ方を知る一助になれば幸いだ。


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