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#162 秋の昼下がりを緑の公園で過ごす / のんびりリラックス

すっかり涼しくなって過ごしやすい秋の1日。

好きな山登りに行けていなくて、
少しでも自然の中で過ごしたくなり
9月の末、緑がいっぱいの公園へ出かけた。

お気に入りのパン屋さんでお昼ごはんのパンを買うことにして、
冷たいコーヒーを入れた水筒と
読みたい本をトートバッグに入れて出発。

涼しくなったとは言え、お昼の日差しはまだ強くまぶしい。

日傘をさして
ランチと読書がのんびり楽しめる場所を目指して散歩がてら歩く。

少し汗ばみながら緑の中の階段を上り大きな広場に着くと、
木陰になったベンチが目に入った。
涼しそうで最高の場所見つけたとほくほくして座る。


木陰ってなんて心地よいのか。

大きな木が一本あるだけで陽をさえぎって涼しさを届けてくれる。
暑い日にはその威力をてきめん感じる。
キラキラした木漏れ日の美しさに見とれたり、
自然のエネルギーみたいなものを感じる。


時間があればずっとここに座っていられるくらいの心地よさだ。


さっそく買ってきたパンの袋を開いてお昼ごはん。


パン屋さんでは美味しそうなのがずらっと並んでいて目移りし、
あれこれも欲しかったが、迷いながら食べたいものを厳選。

おかずパンと菓子パンをひとつづつ選んだが、
海苔を巻いたテラテラといい照りを放っている
小さな楕円形のパンから目が離せず、それもトレーに乗せた。
美味しいに違いないと言い切れるビジュアルで
「しょうゆ餅」という名前がついていたと思う。

まずはしょうゆ餅パンから。
一口食べると、弾力があってもちもちした食感。
それに甘じょっぱい砂糖醤油味に海苔が最高。
軽く揚げてあるのだろうか(想像)
うまーい!とあっという間に食べてしまった。
ちっちゃいのに満足感たっぷりのにくいヤツだ。

あまりの美味しさに景色よりも
パンの断面を見たりしながら集中して食べ切った。笑


コーヒーを飲んで落ち着いたら、
次は、ほうれん草のベーコンとコーンのパンを手に取る。

パン生地はうっすらと緑色をしていて、
ほうれん草を練り込んであるようだ。

パンの上にはベーコンとコーンにたっぷりのマヨネーズ、
パン生地は中は柔らかいけど外はいい焼き具合で
美味しい。

やっと周りの景色にも目をやりながらのんびりいただく。


ベンチは涼しく、目の前の木の葉が太陽にキラキラ光り、
風にチラチラと揺れている。

遠くの空には夏の名残のような白い雲。


私がここに来た時、
少し離れた広い石のベンチに私からは向こう向きに座り、
お弁当を食べているショートカットの女性がいた。
その人も何もせず、
ただのんびりと空や景色を眺めているようだった。

私のような過ごし方をする人がいるんだなと
なんとなく親近感を覚えた。

私が食べ終えて本を読んでいると、
リュックサックをかけてのんびりと景色を眺めながら
私の前を通り過ぎて行った。


もっと遠くのベンチでは、
おじいちゃんとおばあちゃんが1歳くらいのお孫さんと
3人でやっぱりお弁当を食べているようで、
笑い声が聞こえ、とても楽しそうだ。


また、別の女性はまぶしい日差しの中を広場を進み、
見えないくらい遠くのベンチまで行ったが
そこは木陰もなく、暑い所で座るのかなと思っていたら
ベンチには座らず、スマホか何か置いて撮影しているのだろうか、
しゃがみ込んだり立ったり忙しそうに何かしていた。
何か目的を持って一生懸命している風でなんだかかっこよく感じた。


みんなそれぞれの昼下がり。


ちなみに、
最後のカスタードクリームとブルーベリーの入った甘いパンは
おなかがいっぱいになって食べられず持ち帰り、
翌日のおやつになった。



家だとなんだかんだ用事をしてしまって読書に集中できないこともあるが
ここではだいぶん読めて、
図書館に寄って帰宅してもまだ2時頃。


今日いったい何してたっけ?となんとなく過ごして終わる日もある。

それはそれでいいんだけれども、この日は
気持ちのいいお天気の日に自然の中を散歩できて
おいしいパンとコーヒーで気持ちのいい公園でお昼を食べ、
木々や空を眺めてまったり自然を味わい、
大好きな本もゆっくりたくさん読めて
リラックス。

のんびりしてるけれど
充実感を持って過ごせたなとちょっと嬉しい。



🌱お読みいただきありがとうございました( ͡° ͜ʖ ͡°)

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