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文具が沼であるならば、手帳もまた沼なのだろうな

以前、手帳を2冊書いている話をした。
実はあれから更に手帳が増えている。
色々な手帳術に軽く触れているが、それぞれ詳しく書くとなると非常に長くなるので興味の湧いた方はぜひ調べてみてほしい。
代わりにきっかけとなった方のチャンネル、使っている手帳(ノート)とペンをこの記事で紹介する。
それでも長くなったので目次を作る。



きっかけ


YouTubeのおすすめに何故か出てきてしまった手帳術の動画。
クリームソーダさんのものだ。

どの動画だったのか覚えていないが、一発でハマった。
内容も勿論なのだけれど、話し方が良い。
ゆったりとした可愛らしい声で聴きやすいのだ。


そして私はバレットジャーナルとコモンプレイスを知った。
バレットジャーナルは言ってしまえばスケジュール帳のようなもの。
コモンプレイスは備忘録だと思う。
詳しくは彼女の動画、もしくは調べればいくらでも出てくる。

この2つ、私には縁のないものだと最初は思った。
ミスをなくすために毎日ほぼ同じスケジュールで暮らし、仕事内容に変化はなく、湧くアイデアもなく、やりたい事はお金と時間が許せばすぐ行動に移し、記録するほどの出来事や知識などもない人間だ。
わざわざ手帳を書く理由がない。
しかもこれすごくめんどくさそう。
……だったのだが、動画を見ているうちにやりたくなってしまった。
元々書く事は好きなのだ。
それに、手帳術やおすすめの文具などを紹介するクリームソーダさんはとても楽しそうだった。


どうにかして書けないものか。
こういうものはとりあえず始めてみれば良いのではという意見は分かる。
しかし少し完璧主義なところがある私は、始めたからにはほぼ同じ形式で進めなければならないと感じていた。
できる限り完璧に道具を用意して。


使っている文具の紹介

・バレットジャーナル用

そこで選んだのはいろは出版のサニー手帳。マンスリータイプ。
バレットジャーナルに使うつもりで買った。

紹介動画を見て、この手帳なら始められそうだと思った。
インデックス、フューチャーログ、マンスリーログとして使える場所が既に用意されているのだ。
そしてマンスリータイプにはフリーページがたくさんついているので、デイリーログをここに書き込むという使い方ができる。
バレットジャーナルは自由度が高い代わりに事前の準備がとても大変なので、その手間をかなり短縮できるというのは、ひとまず体験してみたい人間にはとても助かる。
更にウィッシュリスト、行きたい場所リスト、読みたい本リストなどが最後の方にたっぷりある。
ウィッシュリストにも少し興味があったのでこれは丁度良い。

サニー手帳はカバーもいくつかの種類がある。
私はトラッドカバーのマンスリーを買いたかったのだけれど、その組み合わせは売り切れていたので少し特殊な事をした。
他のショップで安く売られていた2022年のカバー付きサニー手帳を買い、公式で買った2024年のマンスリーリフィルと交換したのだ。
とにかく在庫次第なので、今もできるかは分からない。

紙質はというと、結構薄めではある。
どんなペンでも使えると紹介されていたけれど、万年筆やインクの種類によっては裏抜けする。
ボールペンを使えよという話なのかもしれないが、私は万年筆が良いんだ!
散々考えた結果、今回私はNAGASAWAオリジナルの透明万年筆と、プラチナ万年筆のクラシックインク(ラベンダーブラック)を使う事にした。

この組み合わせだとかなり字幅が細くなるので、スケジュール帳にはぴったりだと思っている。


・コモンプレイス用

コモンプレイス用の手帳にはコクヨのソフトリングノートを選んだ。

B6の方眼ドット罫。表紙は飾ってオリジナリティの出しやすいクリア。
過去に買った事のあるノートなのだが、手持ちの万年筆やマーカー、スタンプなどが全て裏抜けしなかった。

正直ロルバーンとかなり迷った。
デザインが豊富で紙質もそれなりに評判の良い、人気のノートだ。
一冊可愛いのを買ってみた。
しかし私にはどうしても黄色いページが受け入れられなかった。
KEYを判別するのに丸シールを使うし、インクの色の事も考えた結果やはり白いページが分かりやすいだろうと判断し、ソフトリングノートに決めた。
いずれ表紙をデコレーションしたい。
勿論ロルバーンをコモンプレイスに使っている方もいると思うので、それは各人の好みだ。

使う手帳とペンをセットにしておきたくて、透明軸が気になっていたFonteの安い方の万年筆を買ってみた。

万年筆はもう家にたくさんあるのに。
細字と書いてあったが中字並みの太さがあったため、これにもプラチナ万年筆のクラシックインク(ラベンダーブラック)を入れた。
クラシックインクは字幅が細くなりやすいと思っている。
小さな字を書くのに向いているだろう。


・モーニングページ(に似たもの)

更に私の書く意欲は止まらず、モーニングページに似たものを始めた。
丁度手元に、トモエリバーのA6方眼罫があったのだ。

本当はモーニングページにはA4を使うらしいが、少しでも寝ていたい朝にそのサイズは無理だなと思い、量を減らして気楽にやってみる事にした。
その日の気分で適当に文字の大きさは変わり、3ページが大体30分以内で埋まっていると思う。
私の場合、大体は「ねむい」から始まる。

筆記具はプラチナ万年筆のセンチュリー。

センチュリーは細字を日記で使っているけれど、とにかくさらさらと書きたかったので中字の方を筆入れから出してきてPILOTの色彩雫を入れた。

プラチナ万年筆のクラシックインクと比べて、色彩雫はよくインクが出る。色は山葡萄。この紫が気に入っている。


・お金の記録帳

そしてなんと、お金の記録をつけはじめた。
子どもの頃からお金の管理が苦手でおこづかい帳もさっぱり書けず、電卓には嫌われ計算を間違えがちな私が。
簿記3級に落ち、簡単と言われる袋分け家計簿すら続かなかったこの私が。
今までの私を知っている周囲の人間がこれを知ったらさぞや驚くだろう。
なんとなく恥ずかしくて誰にも話していないけれど。

やる気になったとはいえ、今までの自分を考えてとても簡単なものにした。
使っているのは無印良品のフリースケジュールリフィル。

YouTubeで紹介されていたやり方を更に簡略化し、予算は決めていない。
毎日使った額をカテゴリごとに色分けして記入。
お金を使わなかった日にはごほうびとしてシールを貼る。
そして週末と月末に集計するのみ。
せっかく始めようと思ったのだ。苦痛を感じてやめたくはない。
とにかく今回は、支出の可視化に努めることにした。

万年筆が良いと散々言っていたのに、ここではボールペンを使っている。
三菱鉛筆のユニボール ワンPだ。

冒頭で触れたクリームソーダさんが紹介していた。
フリースケジュールの紙がかなり薄かったので、万年筆だとどうしても裏抜けが不安になる。
だから可愛くてなんとなく買ってしまっていたこれを使う事にした。
とても滑らかな書き心地。
私はこのペンで綺麗な字を書ける自信がないけれど、普段ささっとメモを取ったりする方には良いのではないだろうか。


つまり今は


朝はモーニングページ(のようなもの)とバレットジャーナル、夜は日記を2冊とお金の記録帳。
コモンプレイスは必要な時に書くので日課というわけではない。
そしてここまで読んでくださった方は気付くだろうと思う。
私が毎日手帳を5冊も書いているということに。

手帳の数だけ聞くとかなり大変なように思えるが、実のところ1冊につき書く量はとても少ないのだ。
挫折の可能性があるのはモーニングページくらいか。
残りはそれぞれ5~10分程度で書ける。
だから多分、続けられるような気がしている。
今はとにかく書きたい。




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