見出し画像

手帳術とか言えるほど賢そうなものでもない話

万年筆とインクの記事の続き。

手書きが好きになった事をきっかけに、今年から手帳を書き始めた。
二冊のスケジュール帳だ。
あらかじめ言っておくと私は基本的にわざわざ書くような予定のない人間である。
たまにある忘れてはいけない大事な予定は、スマホに通知付きで入力する。
スケジュール帳に書いても見る事を忘れるからだ。
買い物メモすら見ていない事がある。
そして必要なものを忘れ余計なものを買う

では何を書くのかというと、ずばり日記だ。
ウィークリータイプの小さな手帳を買い、ここに毎日ほんの数行の日記を書いている。
わざわざスケジュール帳を買わなくても似たような感じで書ける日記帳はあるのではないかと、書き始めてしばらくしてから気付いた。
調べたらあっけなく見つかった。
なんだかもったいない気がしたので、何か長めの思考を書き留めておきたい時には後ろの方にあるメモページを使う事にした。

一日に書く量が短くないと続けるのが難しいのではと思っていたけれど、一か月もしないうちに物足りなくなった。
そうして買ったのが二冊目の手帳。
一冊目とは趣向の違うものを買いたいと思い、見つけたのが『しあわせがずっと続く手帳』。
タイトル写真にある大きい方の手帳。表紙は変えてある。
幸せには"気付く"幸せと"築く"幸せの二種類があり、この手帳は幸せに"気付く"習慣をつける、幸せを感じる心を育てる為のものであるようだ。
基本的な使い方としてはスケジュールをポジティブに書いてみる他、毎日その日にあった自分の良い事と、他の人にした良い事を書く。
月末にそれを振り返り、翌月に起こってほしい良い事を書くのだ。
良い事はほんの些細な事でも構わないらしい。
私はかなり平坦な日常を送っているので、ごはんがおいしかったとか晴れたとか、本当に些細なことばかり書いている。
たまにちゃんと幸せと思える事もあるけれど。

毎晩寝る前に幸せを三つ書き出すとうつ症状が改善されるという話は元々知っていたし、精神的に弱っていそうな子から相談を受ければ大抵これを教えていた。
が、手書きが苦手だったので自分では実践したことはなかった。
当時は鍵付きのブログを毎日長々と書いていたからというのもある。
多分日記療法に近い。


適当な事ばかり書いてはいるものの、すっかり毎日書く習慣がついた。
現在は一本の万年筆と一種類のインクを愛用している。
万年筆はプラチナ万年筆のセンチュリー(細字)と、インクは同じくプラチナ万年筆のクラシックインク(セピアブラック)である。
結局これに落ち着いた。インクも色々買ったけれど、日常的に使うなら暗めの、そして暗すぎないこの色が一番だった。
これで日記を書く。
一冊は私の出来事と思考を、もう一冊は私と私の周囲の人々の幸せを書く日記というわけである。
内容は多少同じになってもいいし、書く時間は寝る前とは決めていない。
書けない日があっても構わない。実際他の人にした良い事については空欄である事が多いのだ。
それでも気楽に続けることが大事だと思ってこうしている。


年末には私の思考と幸せが詰まった二冊の手帳ができあがっているはずだ。
飽きない事を願う。



サイトマップはこちら



この記事が参加している募集

#習慣にしていること

130,458件

#わたしの手帳術

1,782件

よろしければサポートしていただけると本当にありがたいです。貯まったらその時興味がある事に使って記事を充実させようと思います。