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⑮残業キライ…

「国際結婚・国際離婚 これから私は”I do what I want!”」の⑮章目
①はじめに はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/nd5a330e83404
②なんでアメリカ? はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/nd5a330e83404#2uF14
③出会いのルール はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/n845408684233
④嫁姑問題問題は万国共通 はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/neabf4f5b01b1
⑤.「みんなと一緒はちょっとイヤ…」はこちら
https://note.com/caco28may/n/n6a8916bd8d2b
⑥涙ぐましい日本人妻たちの努力 はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/ndcd556e50366 
⑦ 「マウンティングマウンテンは孤高のファイター」はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/n3ff2f1b31bf7
⑧「コピーは身を助ける」はこちら↓↓↓

⑨”ちゃんとしてる”って素晴らしい

⑩「Don't Be Shy!」はこちら↓↓↓

⑪「仲が良すぎるのもいかがなものか?」はこちら↓↓↓

⑫「信じるも信じないも」はこちら↓↓↓

⑬心のバランスって大事(その1)

⑬心のバランスって大事(その2)

⑭芸能人じゃなくても歯は命

2024年1月現在、私は無職である。無職期間、約5ヵ月。
この5ヵ月、決して遊び惚けていたわけではない。
50社以上に履歴書・職務経歴書を送付し、『え?本当に見た?絶対履歴書見てないよね?』と思わず突っ込むほどの速さでお祈りメール(不採用の通知)を受け取りつつ、面接をして頂いた企業は10社ほど・内定を出して頂いた企業も5~6社あったが辞退をしたりしながら求職活動をしてきた。
ここまで決まらないと思っていなかったので焦りや不安は相当に大きかったし無職であっても健康保険料・住民税・年金は容赦なく取り立てられるわけで『生きてるだけで金がかかる』ことを痛感した期間でもあった。
「いやいや、自分はこの無職期間を金で買ってるんだ!ふーんだ、ゆっくり寝ちゃうもんね~」と言い聞かせたおかげか不眠症からは脱却できたことは大きなプラスだったと言える。2023年3月からストレスで眠れず睡眠薬がないと眠れない、眠れても浅い眠りが3~4時間と言う生活を半年以上過ごしてきたのでそこはありがたい。
そのため直近約3ヵ月の間はダメ人間よろしく惰眠を貪っている。
でも安心してください。2月からは新しい職場で正社員として働く予定だ。内定をもらったので今は幾分軽い心持で(逆に2月1日から本当に朝起きられるのか一抹の不安を胸に)この記事を書いている。

話が逸れたが50歳目前で就職活動をしてみて感じたことは、日本の就職事情・給料事情は「30年前とほとんど変わってないんだね」と言うこと。
就職氷河期救済とか女性の働き方改革とかWLBとか賃上げとか色々言っている割に多くの日本企業はなーんにも変えるつもりも変わるつもりもないんだなと言うことが目に見えた。
事務職のポジションで面接後内定をくれた企業が、25年以上の事務経験がある私に25年前に事務未経験当時と同じ月給17万円とオファーしてきた時は馬鹿にするなと秒で辞退したのが一例だ。

私は自慢じゃないが職歴が多い。
新卒で正社員として働いた会社は5年務めたが20代半ばまで期間限定のポジション含めて派遣で2社、結婚・渡米で退社した会社は派遣社員から正社員になりトータルで13年、渡米後もその会社の仕事を業務委託でリモートでしつつバイトもしながら現地法人で契約社員として働き、日本に帰国してからはコロナの煽りを受け仕方なく派遣で3年。この派遣の仕事が直近の仕事だ。数えてみると軽く6社以上経験している。
つなぎのバイトやら3ヵ月や2ヵ月の期間限定の派遣も含めるともっとある。日本企業に応募する際の履歴書には書かないけど。
この職歴の多さがアメリカではプラスに働いて英語が拙い私でも面接は一発OKのすぐ採用!現地法人で事務職として働けたし正社員へのオファーもバンバンもらえた。
ところがどっこい、日本ではまだ職歴の多さはマイナスにしか映らないらしい。
「色々な職場を経験したので臨機応変さ・仕事の飲み込みの早さ・効率的にタスク管理をしつつ残業時間を減らしながら働く意識を養えたことは財産です!」と面接ではアピールしていたが、某求人サイトや転職コンサルの方々は「職歴の多さを臨機応変でカバーしようとする人がいるが全く無意味でマイナスでしかない」とバッサリ切り捨てていらっしゃって…
「へぇ、そうですか。悪うございましたー。人の傷口に塩を塗って楽しいですかー。」と憎まれ口を心の中で叩いた5ヵ月だった。
そのコンサルや求人サイトを参考にして作成した職務経歴書に至っては、ハローワークの窓口では「あなたの職務経歴書は日本向きではない。ウザい。日本の会社じゃ無理。」と言われた。え?参考にしたの日本の求人サイトですよ?どういう事?
だからなのか、今回私を採用してくれた企業は母体が外資100%出資の子会社だ。ありがたいことだ。
外資母体の企業と言うことで、残業についての捉え方に実は私は大いに期待している。
求人広告を見ていてもベンチャーや若い会社はたまた働き方改革を本気で進めている会社では、なるべく定時退出を目指す・残業時間は短く!と謳っているところを見受けられるが、まだまだほとんどの会社では「ワークライフバランスが取りやすい環境です!」と言う割に平均残業時間は20時間程度がデフォルト、へたをすれば
「残業時間は少なめの30時間以内!!」(多いじゃねぇかよ⇐心の声1)
「1日1~2時間の残業でプライベート時間の確保もバッチリ!」
(どこがだよ、軽く見積もって20~40時間も残業じゃねぇかよ。疲労困憊でプライベートなんか寝るだけだわ!⇐心の声2)

「固定残業代45時間分、ほとんどの方が残業は10時間程度」
(絶対嘘だね!!⇐心の声3)
とかと書いてあるところが多い。
え?まだ残業している人=仕事が出来る人だと思ってるの?と驚愕せざるを得ない。

何を隠そう私は残業が大嫌いだ。
もちろんトラブルや季節的に発生した場合や緊急で対応しなければいけない事案が発生した場合は対応するし今までもしてきた。
が!チャキチャキ進めれば1時間で終わる仕事を3時間掛けて処理する・残業代を稼ぐためにノロノロ非効率に働く人や文化のある職場に対して相当な嫌悪感を持ってしまい「この能無しどもが!」と心の中で罵声を発している。
多分顔にも出ている。季節的・突発的なもの以外で各担当者の業務量が溢れている場合は、適材適所に人材を采配するはずの人事や人員を補給するなりキャパシティに応じてマネジメントするべき管理職がポンコツである証明ではないかと思うのだが、未だ日本の企業ではそれがまかり通っているのが残念甚だしい。
日本人の勤勉さの足元を見やがって!労働力の搾取だ!!とも思う。
だから鬱になる人が増えているんだよ!いい加減分かれよ!!何のために管理職が給料を多くもらってるんだよ!と声を大にしたい。

アメリカで働いていた時、日系企業では同じ仕事をしていてもアメリカ人は定時に帰るのに日本人は残業していた。いい笑いものだった。
現地法人では仕事が出来る人ほど定時にPCを閉じて退勤していた。
なぜか?欧米では「残業している人=タスク管理が出来ない能無し」とみられるからだと思う。
その為仕事が出来ない連中も定時で帰るが、ミスや仕事が滞っている事はすぐにバレるし周りからの苦情が上司に伝わるのでただ単に評価が低くなるだけである。
このシステム、どうか日本でも浸透して欲しい。

この求職期間中に面接をして頂いたある企業は求人票では「残業は少なめ」と記載していたが、月の平均残業時間を聞いても言葉を濁していたので本当は結構残業が多いのだろう。
面接官が「あれでしょ?アメリカ人はやっぱり仕事が途中でも定時に帰っちゃうんでしょ?」とニヤニヤしながら聞いてきた。
「仕事が出来る人ほどタスク管理をきっちりしているので定時で帰りますね。残業していると単純に仕事が出来ないと言う目で見られるので。確かに国に関わらず出来ない人ほど残業が好きですものね。仕事量が溢れて残業している場合はマネジメントする人が出来ない人と言う証明ですしね。」と答えると黙り込んでしまった。
この企業からは予想どおり(?)不採用の通知が来たが『そう言う』会社だったのだろう。こちらから願い下げだ。
ほぼ30年給料が上がらないこの国で、体を壊すほど長時間の残業をしても貰えるお金は微々たるものだ。今、無理をしつつ頑張りすぎている方も一度ちゃんと考え直してほしい。その無茶な働き方をしていて睡眠・食事・休息、ちゃんと取れてる?どれか1つでも取れていないのは普通じゃないんだよ?
そして会社の経営者の皆さん、管理職の皆さん。
いい加減「残業=悪」と考えを改めて頂けませんかね?

『70%出来たら合格』を合言葉に無理はせず。
(もちろん早く仕事を覚える努力はするし成果を出せるように頑張るけど)1日も早く「皐さんは残業しない人」と認識してもらえるよう2月から働こうと思う。
 
教訓:度を越えた残業は人らしい生活を奪うことに気付いて。
『まだ大丈夫』は危険信号。業務効率化は会社の為と言うより自分が楽になる為にするんだよ。さっさと片付けてとっとと帰ろう。

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