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⑪仲が良すぎるのもいかがなものか?

「国際結婚・国際離婚 これから私は”I do what I want!”」の⑪章目
①はじめに はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/nd5a330e83404
②なんでアメリカ? はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/nd5a330e83404#2uF14
③出会いのルール はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/n845408684233
④嫁姑問題問題は万国共通 はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/neabf4f5b01b1
⑤.「みんなと一緒はちょっとイヤ…」はこちら
https://note.com/caco28may/n/n6a8916bd8d2b
⑥涙ぐましい日本人妻たちの努力 はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/ndcd556e50366 
⑦ 「マウンティングマウンテンは孤高のファイター」はこちら↓↓↓
https://note.com/caco28may/n/n3ff2f1b31bf7
⑧「コピーは身を助ける」はこちら↓↓↓

⑨”ちゃんとしてる”って素晴らしい

⑩「Don't Be Shy!」はこちら↓↓↓

あなたはご家族・兄弟姉妹と仲が良いですか?ご両親とは?
読んでくださっている方が女性ならお父さん・男性ならお母さんとはどうでしょう? 
既に成人しているのに「まだパパと一緒にお風呂に入ってる~」なんて最近テレビで若いアイドルの女の子が言っていたなぁ…
まぁご家庭によって色々な方針があるだろうが、そこまでベッタリなのは同じ女性でも私は結構驚いたし引いた。
若い男性でも、お母さんが大好き!LOVE!!お母さんが1番!!!お母さんには何でも包み隠さず全部話す、もちろん恋バナもね!と言う人たちがテレビに出ていて、はぁぁぁぁぁぁ…今ってどこもそんな感じなの?!と驚愕しつつ(思い出したくもないのに)別れた元配偶者を思い出した。

彼は筋金入りのママ大好き男だった。そう強度のマザコンだ。
ママ崇拝者だった。そして彼の母親も彼を自分の所有物と言うか愛玩対象と言うかなんだか異様な感じの愛で支配し包んでいた。 
『なんでそんなのと結婚しちゃったの?』
『結婚する前に分からなかったの?』と言う声が聞こえてくるが、ご存じのとおり私は当時結婚を焦っていたので臭いものに蓋をして見て見ぬフリをしてしまったのだ。
今思い出してみればありとあらゆるところに色々なサインは出ていたような気はするが付き合っていた頃、彼は日本にいて母親はアメリカに居るため物理的な距離があるしそこまでベッタリだとは思わなかったのだ。(←言い訳)
週に最低2回はママと電話で話し(私が一緒にいる時も!今思うと失礼甚だしい。)、どこかに出掛けて素敵なものがあれば「これ、ママのクリスマス(または誕生日)プレゼントに良さそう♬」と購入する彼を見て、『家族を大事にする人なのかな・若干頻度が多い気がするけれど、まぁいがみ合っているよりはマシなのかもな』なんてポジティブに考えていた。
バカなの?私。
あの頃の私の横っ面を引っぱたいて目を覚ませ!と諭したい。
まぁ…実際義母に会ってみて『あ…これはその頻度で電話しないといけないだろうね』と思う強烈キャラだったので納得したものだが、そうは言っても彼に私が話したこと・2人の行動・挙句の果てには私の生理周期までがそっくりそのまま全て筒抜けなのは普通ではないと今は分かる。
結婚後は更に拍車がかかり、いくら仏の私でも(え?)
「ママに私たちのプライベートなことまで何でも話すのはやめて欲しい。私の事もそんなに彼女に伝えないで」と元夫に意を決して切々と頼むも、『…って皐が言っているんだよね。』と母親に私の一言一句報告している彼を見て膝から崩れ落ちるほどに脱力した。
ぎゃふん…「…この結婚間違えた?やっちまったな。」と強烈に確信したのはその時だった。
そもそも既に書いてはいるが、彼と私の結婚・離婚にはおそらく殆ど彼は自分で決めていなかったと思う。
この義母が大いに影響し・彼女が決定している。彼女が焚き付けてガン押しした為 息子は「ママがいうなら間違いないよね★」と私との結婚を決め、
私が彼女と一揉めし義母がご機嫌を損ねたので彼女は私と離婚するように息子に命令して動かしていたのだから。
まさかの離婚費用(弁護士代金・財産分与のお金)も義母から出ていたことを離婚調停中に知ったときは失笑した。
もちろん、15000歩くらい譲って(相当譲ったな、私)彼女が全て悪いわけではない。
ママに言われたことを疑うことなく鵜呑みに受け入れ母親から自立出来ていない息子が1番悪いのだが、子供の頃からの洗脳状態なのである意味気の毒なのかもしれない。
きっと彼はこれからもママに言われたとおりに生きていくんだと思う。
…うん、一生ママのオッパイ吸ってろ。
彼らの関係は極端ではあるが、それでも彼女のような母親はアメリカを含む欧米には多いような気がする。イタリアやメキシコのママの息子への愛情表現もなかなか強烈だし作家のヤマザキマリさんもエッセイや漫画に描いていらっしゃる。
ヤマザキマリ「イタリア家族風林火山」
これはあくまで私個人の感想なのだが、とにかく息子を溺愛する思いが強すぎて「嫁にMy baby boyを取られた!キーッ負けないんだから!」と振る舞う母親が特に欧米は多い気がする。
嫁にマウント。それ意味あるの?と言う感じだし私はその数々のマウントに気付かずスルーしていたのが更に義母のプライドを傷つけ逆恨みを食らった。
いびりではないにしろスルーしきれなかった数々の義母夫婦の振る舞いで貧乏ゆすりが止まらず怒りでハゲるのでは?と心配になるほどの事は色々あったが、たまたまその現場の1つを間近で見ていた元夫の同僚や友人達が私を慰める時に「皐、気にするな。俺の母ちゃんもあんな感じだから」と同じセリフを何人からも聞いて度肝を抜かれた覚えがある。
あんなのが何人も?え?あなたも?あなたのママも?!地獄絵図じゃないですか!!
でも彼らは彼らのパートナーと結婚生活を長く円満に続けていると言うのは一体全体どんなからくり?魔法なの?!と取り乱し気味に聞くと
…あ…なるほど。あなたはちゃんと大人になったのね?Adult Manなのね?
金銭的にも精神的にも自立しているってことね…我が家とは違うのね…と遠い目をしたことを今思い出した。

嫁姑問題の章でも書いたが、ただ単に家族仲が良いだけかマザコンかを見極めるのは困難だが本当に大切だ。特にスキンシップが大人になった後少なくなる日本人にとってみれば、大人になってからもハグ・キスは当たり前!持ってけドロボー状態の欧米式スキンシップを常にしている彼らがどの程度の繋がりを持っているのかを判断するのは、注意深くパートナーを観察するか1度義母とタイマン(ケンカ)をしてみるしかない。
嫁と母親が対立しているときに、(余程の辻褄の合わない事を嫁が言っていない限り)嫁の側に立ってくれる人なら大方大丈夫だろう。
彼が公平なレフリーのように理路整然とそれぞれを宥め賺して落としどころを明確に出来る人ならその人、正解!おそらく仕事も出来る男のはずだ。

そろそろ再婚活を始めようかと考えているが、まずは相手を冷静に観察しなければと肝に銘じている。手放しで「好きッ!どうしよう大好きッ!!」な状態なんてリスクが高くて怖すぎる。
(こう考えている時点で私が「Fall in love、恋に落ちてあばたもえくぼ」状態になることはこの先ないのかもしれないと思うと若干自分が不憫にも感じるが)
そしてもしもの場合の義母とのタイマンに備え筋トレも必要だなと思い至る秋の夜長… ちなみにパートナーとしての再婚相手を見極める際には今度こそ私の家族・友人に片っ端から会わせて、その評価を大いに参考にするつもりである。
自分だけではなく人の目も使わないとね。ちょっと自分の見る目に自信がないし。
次は、次こそは「ママから自立している」男性をパートナーにする。
再婚活の様子もいつかご披露出来ればと思っているのでこうご期待。
 
教訓:家族になる前にパートナーと母親の関係は注意深くリサーチ。最終手段は友達・身内の目と「義母とタイマン」。

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