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【5月編】今月の心に刺さった本・漫画6選【エモ活】

最近読んだ本の中から特に心に刺さったものを紹介するね🤞

読んだのは漫画から自己啓発本まで雑食。タイトルにグッと来て買ったものから、Kindleで無節操に読んだ中から見つけたもの、毎巻発売日に買っている漫画まで色々。

「やりたいことやったもの勝ち!エモ消費」を今年の抱負に掲げているので、毎月「エモ活」と称して楽しかったことを記録しているよ。

エモーションをガンガン揺さぶって楽しい人生にしていくぞ…!

というわけで、ここ最近のエモ活を振り返っていくね😌

(エモを)求めよ、さらば与えられん🤞
Ask, and EMO will be given to you.  


本記事はアフィリエイトリンクを含みます。私の自由意志で気に入ったものをアフィリエイト経由で貼ってるよ。(プライベートでは誰の指図も受けたくない自我ツヨ社畜なので、依頼案件はやってません🙏)


▼今月読んだ本・漫画

▶︎13歳からのアート思考

学びが沢山あったから感想が長いんだけど、気になる人は私の感想は飛ばして良いので本著を読んでね…!

昨年、大好きな恋愛リアリティーショー(洋物)を観ていたら、ブランド物や高級車などモノに拘る女性が「物質主義のインスタ女(悪口)」とモラハラ気味な番組上の夫に言われていた。(結局、彼らはすぐ破局したんだけど)

他人の金遣いや興味の対象に口出す権利なんかないんだから、ほっとけ!と思う。が、一方で、モノだけが好きなのは人生の幅が狭いというのには確かにな…と納得もした。お買い物&物質大好き主義者の私には耳が痛い話である。

モノが好きなのは大事にしたら良い一つの興味。だけど、モノ以外に興味がないのって勿体無いという話。

人生ってモノだけじゃなく、色んな経験をして感じて考えることで、その人の深みみたいなものができると思うんだよね。

…と前置きがめちゃ長くなったんだけど、今は次なる興味のアートの楽しみ方をより深めたいと思っているよ🤞

これまでアートの歴史については何冊か読んだんだ。けど、そもそもアートの見方ってなんだろう。

最近聞くアート思考を知ればよく分からない現代アートも分かるのかな…?

と気になって読んだのがこの本。

あまり予定を入れずにゆったり過ごしたGWの平日に、
ドトールで大好きなソフトクリームとコーヒーの組み合わせで、口の中が「熱ニガ、冷アマ」のコントラストで忙しい中で読んだ。カフェで本を読む時間って幸せだな〜😌

本を開くとまず、美術館の展示の如く、モネの絵画と解説が載っている。次のページで「解説を読んでる時間、長くなかった?」とドキッとするメッセージが書いてある。
まずは先入観のない状態で作品と向き合って何を感じるか、何を考えるか。自分の感覚と向き合う。その上で、解説や作者の意図を知ってもう一度作品を見る。
と言うのが本著で勧められている見方。

今までは作品と解説は目に入った方から見ていたんだけど、意識的に作品を「これなんなんだろう?」と考える時間を作って、分からなさを楽しむようになったよ。アートとの向き合い方の選択肢が増えて美術館がもっと楽しくなった🥰

写実的に描くが大正義だった古典美術から、カメラの誕生で価値を失った絵画が絵画・美術としての価値を探索して現代アートが生まれた変遷も丁寧にまとまっていたよ。

アートには絶対的な正解があるわけではなく、アーティストが興味を探求した結果出てきた表現がアート。それをどう受け取るかの正解もまた無い。
カメラの誕生から大きく変化して生まれた現代アートでは特に正解のなさが顕著。現代アート、見に行きたくなるなぁ。

正解がない時、自分なりの答えを生み出すのがアート思考。これってアートと向き合う時の見方だけの話ではない。

仕事でもプライベートでも、これが正解って絶対的で画一的な正解なんて殆どないから、自分なりの見方と解釈で正解を作っていかないとだよね。

…と、思わぬ副産物で仕事にも役立つ考え方を手に入れてしまった。趣味だと思ってたのに…!社畜の引き寄せなのかな😂
新し目の本を読むとVUCA時代(ザックリいうと、目まぐるしく変化する先が分からない時代)ってキーワードが良く出てくるなぁ。
「各々で道を見つけるしかねぇ」系の本が多い気がしている。



▶︎Newsweek オッペンハイマー

先月、映画オッペンハイマーを観て衝撃を受けたので、原爆関連の歴史を調べてる。

第二次世界大戦について調べていたら、日本が降伏しなかった場合に予定されていた九州と神奈川を攻め落とす日本上陸計画がWikipediaで出てきてゾッとした。原爆投下には全く賛成できない。けど、あそこで戦争が終わらなかったら別の地獄もあったのかも。どの道戦争は不幸だな…

もっと知りたいな〜と思ってサクッと読んだこの雑誌。

映画だと背景を知らなさすぎて分かりきれなかった所や演出の意図が汲みきれなかった所も、解説を読んでみて漸く理解できた。
原爆開発のマンハッタン計画のシーンで、同僚にボーアとかフェルミとか出てきてノーベル賞の物理学者と同姓?と思ってたんだけど、マジもんのご本人なのね。科学者オールスター+名門大学+計算するだけの賢い高校生とか総動員で原爆は作られたんだ…
そんなオールスター状態で開発されたから、原爆完成はオッペンハイマー1人の力では全くなくて、でも代表者として二十万人以上を殺した原爆の父になって。
マンハッタン計画がなくても原爆はいつか誰かが完成させていた。ただ、急ピッチで開発して完成したのが第二次世界大戦終盤。威力や影響の検証、使用方法の議論が十分にされないまま、すぐに都市に投下されたのは最悪だった。完成後1ヶ月経たず投下はホント戦争ってヤバいなと。
映画ではその業の深さから頭がおかしくなる描写があって、原爆投下を肯定するはずのアメリカの映画でこの描写はすごいことだなと。帰国子女の子から「アメリカでは原爆投下は終戦を早め人命を助けた良いもの」と教育されてると聞いて、こりゃ分かり合えないな…!と思ってたんだけどね。分かり合えなさ含めて戦時中に海外がどう思ってたかはもっと知りたいな



▶︎戦争は女の顔をしていない

オッペンハイマーの影響で読んだモノその②。原作は知っていたけど活字が苦手なので二の足を踏んでいたら、漫画版を見つけて1〜4巻を一気読み。

かつて独ソ戦争で戦った元女性兵士のお婆ちゃんたちの話を、記者の主人公が集めていくインタビュー集。歩兵として従軍した人、狙撃兵だった人、医師看護師として負傷兵の治療にあたった人、衛生兵として負傷兵を回収した人、食事係や選択係として後方支援した人…たくさんの女性が戦争に関わっていたんだね。

戦争の話は目を背けたくなるような話が多いけど、本作も例に漏れずでしんどい話ばかり。特に戦争では生理はケアされていなくて、生理の血がついて乾いたズボンがパリパリになって足が傷だらけになったり、ズボンの血を洗い流すために銃弾の中 川に飛び込んだり。戦闘中よりも戦闘後に周りの男性兵士に狙われる恐怖だったり、狙われないために将校の愛人になったり、軍の中で出会った恋人と死に別れたり。

話は結構分かりにくくて、言葉が足りなくてどういうこと??と思ったりもするんだけど、お婆ちゃんの語った言葉に付け足しせず、そのまま書いたから途切れているんだろうなぁと。
月並みな感想だけど、色んな人の人生を辛いものにして強制的に終わらせてしまう戦争ってしちゃダメだなとシンプルに思ったよ。



▶︎泥の女通信

戦争関連の本を読んで気分がダウンした影響なのか、ドロドロしたものを摂取したくなった。表紙から沼の匂いがしていて本屋で見るたびに気になっていたので読んでみたコチラ。

現代の色んな恋愛模様を描いた漫画の短編集。上手くいかない恋愛、恋と呼んでいいかも曖昧な困難な気持ちへの葛藤、削られる自己肯定感。かと思えば「お前ら、幸せかよ〜〜!」「こ、こういう幸せな形もあるのか…」なハッピー(?)な展開になったりもするので、気分が下がりすぎることもなくサクサク読めた。人には人の幸せがあるよな。
何かを学ぶような本ではないんだけど、リアルな恋愛模様を見て、もしかするとこのうちのどれかは私にもなり得たのかなと思いを馳せたし、メンヘラをやっていた頃の10代の私のエピソードならここに加えられるのかなと思ったよ。
お気に入りをあげるなら、「株式会社ドスケベぴんく」かな。恥じらいと性癖が噛み合ってみんなハッピーになれる幸せな話だった🫶あと地雷系の女の子2人の友情の話も好き。
人としての欲望とか怠惰さとか諦めとかユルさと迷いとかラブとか、色んなものが混ざった「泥」だった。泥を啜ると元気になるね。



▶︎夜のことばたち

Twitter()で流れてきていた漫画が気づいたら単行本になっていた。アマプラ会員無料になってたのでKindleアプリでサクッと読了。

普段読まないテイストなので、まだオッペンハイマーの余波を引きずっていたのかもしれない。

多様性の時代だから男女平等だし二重で痩せていて若いだけが美しさではない!って今の時代と逆行する、現代のダークサイドの物語。女の子たちの「可愛くなりたい」「お金欲しい、ブランドもの欲しい」の欲望と、その女の子たちの性を食い物にする中年男性。彼らによって生み出される性とお金のサイクル。これを副業としてクールに利用する女の子もいれば、踏み台にして高みに旅立く子も、サイクルに飲み込まれて落ちていく子も。一口に夜の世界と言ってもたどり着く先は様々。
何が得られるわけでもないけど、つい怖いもの見たさで見てしまうホラー映画みたいなものだと思う。ホラー映画より怖いのは、多分実話でも良くあることだってこと。あな恐ろしや。



▶︎キングダム72巻※ネタバレあり

毎巻発売日の日付が変わった瞬間に電子書籍で読んでいる、大好きな漫画キングダム。

オッペンハイマーの余波から温度差ありすぎるラインナップな気もするけど、それはそれ、これはこれッッ!

最近は秦に韓非子が来たり信のプロポーズがあったり番吾の戦いが始まったりで、動きが多くて楽しい。今回は番吾の戦いで遂に総大将の司馬尚が動く。今まで顔が明かされてなかったけど髪型が巻き髪ツインテールってどゆこと??とかイジる余裕も無く強い。これどう対処するんだ…?倒せそうにないからしばらく生き残るの…?
今まで難関を突破するのは若い世代だったけど、主人公の飛信隊は李牧の策略で動けず、総大将王翦の息子の王賁も信のカバーに入っていて動けない。今回は今まで涼しい顔をしていた王翦軍が血を流して底力を発揮するのがアツかった(亜光は基本ずっと血まみれだけど…)
最近のキングダムは信のプロポーズといい、李牧の実質プロポーズといい、韓の寧姫をやたら騰がケアしてる所といい、今回の糸凌といい、ラブフラグが多い。故にそれらがバキバキに折られるのが怖すぎる😭糸凌は大丈夫なのかい…??(心配)


まとめ

最近のエモ活を振り返ったよ。

今月のエモは
・アートとの向き合い方が増えてまた一つ美術館をエンジョイできるようになった
・オッペンハイマーの衝撃を引き摺り三千里。戦争ものや普段読まないテイストを摂取したくなる。
・でもキングダムは別腹ッッ!!
でしたっ🫶


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エモーショナルで豊かな人生にしていくぞっ🥰



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