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誰かの「行きたい」に乗っかってみることが新しい発見を手にすることができる手段の1つかもね。と言う話題。 映画サロンに入り、今、幸せを感じています。

最近、忙しいです。理由は、転職活動をしているから。悪い癖で、スケジュール、埋める癖があるんですよね。昔から「ダイスケ君詰め込むね」とか言われながら早10年。疲れた 笑。

不安というわけでもなく、純粋な理由は、空いている時間の過ごし方が下手なんじやないかってだけで、喫茶店で読書でもしようかなと思うと、最近は椅子を確保するのも一苦労。

外で座ってみようかなと思っても、案外東京、座れなくてなんだかなぁと思うのです。(椅子、欲しい!)

それで、じゃあ映画見たり美術館行ったりしてみるか。となるんですけど、その中でやっぱり興味が湧かないものはスルーしてしまうし、

生活の導線の中ではどうしても限りがある。

見たいもの=好きなもの。になってくるんですよ。

そうすると、自分のこれまでや、背景にとらわれていくと、自ずと自分で自分にレコメンドしてしまう。

だから、少しでも視野、広げるきっかけを疲れない範囲でないかなぁと考えたときに、僕が出会ったのは、映画のサロンでした。

オンラインサロンって正直抵抗がありました。元々、SNSでの素性がわからない人たちとの交流、実は物凄く奥手です。

苦手というと語弊を招くので、「奥手」。人見知りなんですよ 笑。

それで、これも誤解を招かずに言うと、LINEオンリーだとか、TwitterのDMオンリーでオンラインのみで繋がるのも少しだけ奥手。いつでも消せるから。お仕事をそれだけでやることも、少しだけ抵抗があります。

実際に集まり、自分の素性をお話ししたことで、関係性に体温が生まれたりする。

去年のある日、僕はタランティーノ監督の最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を見に行きました。

カルチャーに対する愛が溢れていて、本当に大好きで、数回行きました。

見た後に、案外公開から早めに見てしまったので、周りで語れなかったんですね。評論というよりも、構成だとか、使われている音楽のイケている感じが本当に大好きで。

それで、語りたくて仕方がないモードの時に、「街クリ映画部」というサロンでクロスレビュー会が開かれるを、偶然も偶然に、Twitterで発見しました。とりあえず、その場で入会し、飲み会に行ってみたんです。

びっくりしました。レビューを見ればわかるんですけれど、とにかく皆さんの視点が素晴らしくて、自分はどちらかというと、その作品が「今、なんで存在するか」の意味合いを考えてしまいます。演劇ディレクションをしたりしている病気です 笑

だから、背景の細かい点や、隠されたポイントになかなか気がつかなかったりします。ここに参加されている皆さん、恐ろしいくらいに良く見ていて、伏線からツッコミどころまでまぁ出てくる出てくる。

でも、誤解しないで欲しいのは、例えば落語やジャズ喫茶に行った時に、「知識がベースになる会話でマウンティングが起きる」んです。

それも好きではなくて、新日本プロレスを買収した際に木谷会長がおっしゃっていましたが、「ジャンルはマニアが潰す」という点が苦手です。はっきりいうけれど、誰かよりも知識があるってすごいと思うけど、「それ、意味ある?」と感じます。

その知識が、新しい視点を与えてくれたら、それは素敵な出来事。でも、人よりもイケている自分を示すための知識なんて、勉強したら手に入る。

その辺が自分がオンラインが少しだけ苦手な部分もあったんですけれど、このサロンの皆さんは、肩書きや組織、知名度に関わらず、「映画が大好き。物凄く語りたい。気づきめっちゃもらえる!」で繋がれるところが本当に素敵だった。

僕は、「文化の前ではみんなが平等で、むしろ、好きであるべき時点で一歩前進している」と思っています。

アクセスした段階で、自発的に動いている。

わかりにくい比喩表現をすると、イケてるロックバンドが1-2-3!とカウントをして曲を始める。そこのフロアにいる人は、曲を平等に感じ始める。

映画を語るのも、その瞬間にどう感じたか、を話したい。そんな感じに近いのです。

今日、時間が合わせられた皆さんで映画に行きました。作品は、「ナイブズ・アウト」というミステリー映画です。

ニューヨークの大豪邸でミステリー作家の遺体が見つかり、探偵と犯人に疑われる人と、富豪の家族たちがその遺産と死因を巡り、お金に対する人間の醜い部分がこれでもかと出てきます。

「人って、お金でここまで汚くなれるのか?」という人の業がたくさん出てきます。

普段の僕であれば、ヒューマンドラマを見にいくか、カルチャーっぽい映画を見にいくので、行動に引っかからないんですよね。

偶然機会をいただいたので、朝から参加したんですけれど、見てよかった。善意の大切さや、悪いことをしたらロクなこと起きないぞと気がつかせてくれる。

と、までは普通。でも、その映画内の「なんで?」を皆さんの視点でそれぞれの意見から映画に対する感想の解像度をあげてくれました。

それも、「楽しかったね!」という前段から。

その時間がとにかく心地よくて、映画がどうこうよりも、この歳でこんな話ができる人たちと出会うことができる幸せを感じました。

だって、感想会で、自分の予定があるので、皆さんの食事が出る前に、唐揚げ定食を注文させてくれた 笑

そんな知識も経験も立場も関係なく、同じ好きを軸にして語り合える大人が出会える場所として素敵だなぁと安心して参加しています。

ためになることばかり。映画以外でも。

本当に皆さんの活動や、運営の方のお力には頭が下がるばかりでした。

好きで繋がるって本当にいいなー!!!!!!!


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