フィルムポートレート撮影会第2回
5月にこんな企画に参加しました。
とても楽しかったです。
学生時代、部活で他校との交流があったりするじゃないですか。そんな感じです。
たまに集う同好の徒。練習の仕方を意見交換したり、同じ悩みがあったり。
と、いうことで2回目を持ち込み企画として開催していただきました。
主催兼モデルはお馴染み奈良岬さん。
今回はミニ企画も色々持ち込み、実現して頂きました。
また、ロケーションイメージや花火シーン、企画のシチュエーション考案等はYUUKIさんにご協力頂きました。
・フィルム交換会
フィルムをボックスに入れ、入れた分だけ引くシステム。今回も強者が。
・シチュエーション撮影
細かなシチュエーションが記された紙がボックスに入っているのでランダムに引く。引いたシチュエーションをその場で解釈して演出する。
・オンライン発表会
後日クラウドで写真データを共有して見せ合うもの。
前回より更にパワーアップし、新たなご参加者さんとの出会いもあり、とても楽しく、そして、ご一緒した皆さんへの尊敬と愛着もひとしおです。
ポートレートをフィルムで、というのはやはりニッチなのでしょう。自慢の愛機、自宅に眠る目覚めることはないコダクローム、愛用フィルム……皆さんのフィルムや写真への想いが沢山伝わってきました。
そして何より、写真そのものに各々皆さんの温かい想いや優しさ、個性が表れていることに、とても幸せを感じました。
この会も2度目ですが、不思議なことに、皆さん素晴らしい作品を撮られます。
そして、皆さんの作品は各々異なるのに、皆上品で、素直で、優しいのです。
それは単に、テクニックが高度であるとか、黄金比の構図だとか、そういった言葉で表されるものではないのです。
もちろん、経験があれば、自然と整った無駄のない安定した写真を撮れるでしょう。それは素晴らしいことです。
ただ、それが自分の心と素直に繋がっていなければ、写真には何かそういったものが写ります、もしくは、何も写りません。
その瞬間を楽しんでいなければ、一枚もベストショットを選べません。
皆さんの作品を見ていると、時折撮影時の感覚に共感することがあります。
そのことで、会を楽しんでもらえたことを実感でるのです。
ちなみに、会を楽しんでもらう等と非常に企画者目線ではありますが、私自身企画を持ち込んだだけの一参加者です。
参加分は十二分以上に楽しませて頂きました。
フィルムの何が良いか、写真のどこが好きか、どんな写真を見たいか、どうやって写真を撮りたいか、全ては人それぞれです。
参加者皆さんフィルムが、写真が、ポートレートが大好きです。
デジタルと併用する人もいますし、写真以外の好きなものはバラバラだったり、ポートレートが一番好きだったり、元々は風景や植物を撮っていたり、二眼レフが好きだったり、モノクロが好きだったり、人それぞれです。
ニッチな会にはたくさんの「それぞれ」が集まりました。それらを、フィルムやカメラを通して尊重し、讃える会であったような気がしています。
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