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主夫業半年、妻の視点

美容院に姉妹を連れて行った。キッズルームの隣で切ってもらえる素晴らしい美容院。もう2年くらい通っている。

12畳ほどのキッズルームには大きなキッチンセット、室内用のジャングルジムすべり台つき、コッシーとレグの椅子、クルマ系もおままごと系もそろっているおもちゃたち。テレビでアマプラが見られるし、iPadもさわり放題。

途中で子どもに邪魔されることが前提なので、カットとカラーで2時間半取ってもらう。次女がたまに顔を見せに来つつも、1人で楽しく遊んでくれていたのであっさり2時間で終わった。大きなビーズクッションに寝そべってiPadで遊んでいた長女は、予定よりも30分短い!と不満そう。


帰り道、長女が床屋さんに行きたい!と言い出した。つられて次女も行きたい!と言う。2歳児に床屋さんはもったいないと思いつつ、動き回る次女の髪は全然うまく切れなくて、いつもガタガタだ。ねえねと並んで座ればじっとできるかもしれない。わずかな可能性にかけることにした。

いつもの床屋さんに行って「自分じゃうまくきれなくて」と次女を託すと「ほんとだ、めちゃくちゃになってる」と笑っていた女性の理容師さん。
3分ほどで「ママ、ちょっと手伝いにきてー」と呼ばれた。
「ドラえもん見よう」「ママの顔見てて」「ちょっと下向いて」が全部1秒と持たない。「かわいい顔見せて」にはくしゃっと変顔をする。

最初は私のカットの出来を笑っていた理容師さん、そのうちに「むしろ髪を切れたことがすごいわ」と言い出した。「この子自由で好きよ」と言いつつ「いつもこの子といるの?応援してるわ」とも。

私にとってはいつもの彼女だし、むしろしばらく座っていることが珍しい。理容師さん、毎日追いかけ回しているのが父ちゃんだとは思わないだろう。
夫の毎日のせわしさが思われて、おかしくて仕方がなかった。ひどい妻。

次女の隣の長女は無限列車の話や銭天堂の話をしながら若いお兄さんにシャンプーをしてもらってご満悦。大人の女の人みたいだ。

次女の髪はおかっぱをリクエストしたが、理容師さん「ごめんねおかっぱは無理。とりあえず短く軽い感じにしてもいい?」とのことで、可愛くさっぱりしてもらった。

2人とも、のびのび育っていてありがたい。私も楽しく、リラックスしつつ、主夫のひとり時間も作れてよかった。
父ちゃん半年おつかれ!

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