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自分でがんばるリワーク

COCOです🎈すっかり春めいてきましたね〜!桜は、もう散り桜になってしまっている地域もあるのでしょうか?私は、春の暖かい気候のせいで、眠くてたまりません(笑)記事を書いているそばから、うとうとしてしまいそうです・・・。

前回の記事へのスキ!ありがとうございました。実は、noteのアカウントの他に、アメーバブログでも、アカウントを設立いたしました。もっと多くの方に、自分の闘病体験を広めていきたい!と思った次第です。アメブロの方が、闘病体験談などには主流のメディアなのかな?と思ったのも、理由として大きいです!

メインの執筆活動は、noteを利用していこうと思います!アメブロは、サブアカウント的な立ち位置で、「闘病ログ」や「ココロエマガジン」など、noteで既に投稿したコンテンツを、アーカイブのような形で載せていく予定です。時差ができるので、特にココロエマガジンなどは、復習に利用できるかと思います☆ もしよろしければ、こちらにも遊びにきてください!

今回の「闘病ログ」は、「自分で頑張るリワーク」というタイトルで、私が、復職を見据えて、自主的に取り組んでいた「リワーク」の経験について、ご紹介いたします!

ではでは、本日も・・・Let' Go!


1、リワーク(通勤訓練)とは?

多くの方が、はじめて耳にする言葉かと思います。まずは、一般的な「リワーク」の定義を、ご紹介いたします!(定義のご紹介のくだり、なんだか懐かしいですねw)

通勤訓練は、メンタルヘルス不調により休業した労働者が職場復帰に向けて一般的に行う訓練の一つです。自宅から職場の近くまで通常の出勤時間、出勤経路で出勤をシミュレーションします。通勤に必要な体力の確認や生活リズムを整えるといった効果が期待できます。

(引用:『こころの耳』*1)

要は「擬似出勤」といったところでしょうか。長期間休職をした場合、体力・気力ともに落ち込んでいる場合がほとんどで、いきなり通常出勤を行うと、心身への負担が大きすぎるため、出勤の「練習」という形で行われるものです。

リワークの方針としては、主に2つの方針があります。まず1つ目は「出勤後、決められた時間、勤務する集中力や作業力を取り戻す」ためのリワークです。そして2つ目は「勤めている会社自体に近づく、出勤する力を取り戻す」ためのリワークです。

1つ目は、勤務中の作業能力の回復が目的なので、必ずしも勤務先内で行う必要はなく、会社と同程度の距離にある、図書館やカフェで行うことが多いです。勤務環境と近い環境(例えば、デスクワークなら、人目がありながら作業する空間、など)で、一定時間、集中して、作業を行います。

2つ目は、会社という場所自体や、出勤中の不安感を軽減することが目的なので、勤務先まで行く必要があります。なるべく、普段出勤している時間と同じ時間帯に、身支度を整えて、電車やバスなどを利用して、勤務先まで向かいます。


2、「リワークに取り組んでいきましょう。」

休職をして、1ヶ月ほどの診察の際、主治医から、こんな言葉をかけられました。

「症状もあらかた落ち着いてきているので、通勤訓練をしていきましょう。まずは、週2日くらい、調子の良い日で構わないので、電車に乗って、職場近くまで行ってみて、軽くお茶でもして、帰ってきてください。それを、何週間か続けてみて、問題ないようであれば、電車に乗る日を、徐々に日数を増やしていきましょう。また、余裕が出てきたら、職場近くで読書をしたり、新聞を読んで内容をまとめたり、少し作業もしてみてください。」

最初は「そんなことする必要ある?!」と思っちゃいました(笑)だって、1ヶ月前まで、毎日のように出勤して、バリバリ働いてたんですから「電車に乗って帰ってくる練習なんて、いる?!」みたいな(笑)っていうか「電車に乗って会社に行くことすら、今できない状態なの私?!」という感じで、自分の現状を受け止めることすら、怖かったのかもしれないです。あと「ばかばかしいなあ・・・」とか。(ごめんなさい・・・!)


3、「電車って、こんなに緊張するものだっけ?!」

そんなこんなで、半信半疑ではじめた、自主リワーク。ですが、はじめてみて、びっくり。リワークの途中に彼との一悶着を挟んだこともあり、すっかり心が弱り果てていたので、電車に乗るのが、むちゃ怖い。特に、満員電車。周りの人から、なんかオーラ出てるんじゃないかと思うくらい、周囲の人に力を吸い取られる(笑)ような感覚になったこと、覚えています。

なので、はじめの一ヶ月くらいは、職場近く(自宅から1時間ほどの距離のところ)に行くなんて、とんでもなかったです。自宅の最寄駅から、一駅先のカフェに行って、本読んだり。それだけでも、もうドキドキ。家から離れれば、離れるほど、もし、不安な気持ちが襲ってきたら、どうしよう〜!って、ドキドキしちゃうんですよね。


4、リワークで取り組んでいたこと

少しずつ、電車に乗って、家から離れることに馴れてきたところで、出先での作業も行っていきました。

軽い読書からはじめ、前日の日記を書いたり、休職中に必要な書類や手続きをしたりしていました。1、2時間だと、作業内容はひとつで十分だったのですが、それ以上になってくると、同じ作業だと飽きてくるので、読書系、書きもの系、事務作業系と、作業をいくつかにカテコライズして、同じ作業内容が続かないように、ローテションしていました。

また、前日に、翌日の作業内容の計画を立てて、それに沿って実行していくという練習もしました。企業勤めだと、こういう力も必須ですよね。

リワークは、ぶっちゃけ結構楽しかったです(笑)都内の静かで広い図書館で、心ゆくまで、自分の好きな勉強や作業が出来たので。(それじゃあ、通勤訓練にはなっていないような気もしますが・・・w)


5、【参考】リワークのスケジュール・やったこと

参考までに、私のリワークスケジュール(5ヶ月分)と、やったこと一覧を載せておきます!最低2週間は同じリズムで取り組み、体調が悪化しないか、様子を見ていました。そして「これでもか!!」というくらい、徐々〜に時間を伸ばしていってました。


【リワークスケジュール(5ヶ月分)】

〈10月〉週1-2・2h/d @自宅付近のカフェなど

〈11月〉週2-3・2h/d @自宅付近のカフェなど

〈12月〉週3-5・4h/d @自宅付近のカフェ・都内の図書館

〈1月〉週5・4-6h/d @自宅付近の心療内科・都内の図書館

〈2月〉週5・7h/d @自宅付近の心療内科・都内の図書館

※1月・2月は、午前中にリワークプログラム*2 に通い、午後に図書館へ


【リワークでやったこと】

・電車で移動することの特訓!笑

・生活リズム表*3 への記録

・読書 → PCに内容をまとめる

・前日の日記作成

・Thank youカード*4 の作成

・リワークプログラムの復習や宿題


*2 リワークプログラム:一部の心療内科が提供している、復職をサポートするプログラムのこと。主に平日、心療内科へ「擬似通勤」を行い、認知行動療法やストレスマネジメントについて学んだり、作業能力を回復するプログラムを行う。

*3 生活リズム表:1日の行動記録表。睡眠時間、食事の時間、日中の作業時間、その日の気分や疲労感を記入する。復職の際、会社に提出が求められることがある。

*4 Thank youカード:これは、COCOの造語です(笑)トランプラブレターから着想を得て、休職中、大変お世話になった彼さんに、54個のありがとうポイントを、カードに書きました。(が・・・結局、途中になってしまっていて、渡せていない・・・笑)


6、次回予告

今回はここまでです!リワークについて、かなり厚めに記事を書いてみました。リワークについては、もちろん、主治医から指示を頂いていたものの、大まかな指示だけだったので、具体的なタスクや時間は、自分で決めていかねばならず、迷ったり悩んだりしました。

この記事が、これからリワークをはじめる方の、参考になれば幸いです!

次回は、いよいよ復職に向けた、産業医面談について、お伝えできればと思います!

リワークを深めていくうちに、自分一人で復職準備をすることに限界を感じ、人事の方に紹介していただいて、産業医の方と面談をする機会をいただきました。

そもそも産業医ってどんな立場なの?主治医との違いは?産業医面談って何?そんな疑問にお応え出来ればと思います!

では、次回もお楽しみに☆ COCO🎈


7、引用文献


本文中に使用いたしました文章は、下記から引用させていただきました。

*1 『こころの耳』厚生労働省


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