私が人より怒りやすい理由と、「怒り」という感情への理解
先日、アンガーマネジメントを習得したくてカウンセリングを受け始めた記事を書きました。
すでに2回のカウンセリングを終えています。
「怒り」に対する耐性やコントロールについて考えていくにあたり、
家族構成や生い立ち、家庭環境をヒアリングされたり、簡単な質問にいくつか答えていくなどしました。
そのうちに、怒りの感情に関して自分でも気づいていなかった要因や特性があったことに気づいたのです。
曖昧さ耐性が低い
文字通り、曖昧な事象に対する耐性が低い傾向にあるそうです。
曖昧さ耐性が高い人は、不明瞭なことやグレーなことをそのままにしておけますが、低い人はなんでも白黒つけたがる傾向にあるとのこと。
言われてみれば、私は典型的に白黒はっきりさせたいタイプ……。
これが強く出過ぎて疎遠になってしまった人間関係も一つじゃありません。
加えて「べき思考」が強かったり完璧主義な傾向もあるとのこと。
普段の生活ではそこまでではないのですが、仕事になるとかなり顕著に現れてしまう(しまっていた)なと自覚があります。
一般的に、曖昧さ耐性が高い人の方が精神的な健康度も高いんだそうです。
確かに、そもそも曖昧なことの多いこの国、いろんな考え方や生き方が認めらているこの時代に、「曖昧なことが許せない」とはなんと生きづらいものか…。
曖昧さ耐性についてわかりやすい解説の記事があったので置いておきます。
我慢耐性も低い
こうして並べると、飛んだわがまま野郎だな…という感じですね。笑
我慢耐性の低さは、私の日頃の感情の出し方や生い立ち、家庭環境から紐解かれました。
元々、自分が傷つくこと・嫌な思いをすることへの拒否感が人より強いことは自覚していました。
自分が不利を被りそうになったときに強い口調で人に当たってしまうことも…。
カウンセラーからのこの問いに全くピンと来ず、このようにしか答えられませんでした。
子供…?笑
これを聞いたカウンセラーは、
・幼少期の家庭はいつもテレビがついていたか
・冷暖房は自由に着けたり消したりできる環境だったか
・いつでもお菓子が食べられる環境だったか
など、育った家庭環境についていくつか問いかけたのち、
とおっしゃいました。
な、なるほど…。
私の家は幼少期少し荒れていた事情があり、母子家庭となった私たちに母はなるだけストレスをかけないようにしようと自由にさせてくれていたみたいです。
(そもそも母も片親でフルタイムで働いていたので、そんなに細かく言う余裕もなかったと思う)
まさかそんなところにも人格形成のヒントがあったとは思わず、もう28年私をやっているけれど、まだまだ知らないこともあるものだなあと他人事のようにしみじみしてしまいました。笑
怒りへの理解と衝動性へのコントロール
カウンセリングの中では、そもそも「怒り」という感情についての仕組みについても教えていただきました。
イライラし出すとそれをコントロールできないことに、自分でも辟易としていたので「自分に優しい言葉をかける」なんかは実践したいなと思います。
あと「怒ることを選択している」というのも、納得。
私はいつも、あまりにも衝動的なので気づかないうちに怒りだしてしまっているし、「私はイライラさせられている」と思っていたけれど、同じ事象に当たっても怒らない人もいる。
潜在的な部分で「怒る」を自分で選んでいること、意識してみたいです。
この「怒り」という感情、衝動的な面にフォーカスすると
・タイムアウト(その場から離れちゃう)
・深呼吸
なんかが意外と効果的とのこと。
元々気まぐれに自宅でヨガをしていたのですが、この春に転職して環境が変わってからは、気持ちがざわついたり急いたりしてしまいそうになったらヨガ中以外にも腹式呼吸をしてみたりしています。
嘘かと思いますが以外にも気持ちが落ち着くなと実感していたところだったので、「深呼吸」は確かに案外侮れないなと思います。
ちなみに…
この他、思考・認知や言動などさまざまな面から怒りの感情をコントロールする方法は、次回以降教えていただく予定です。
ちなみに、前職・公務員時代は特に自分の怒りの感情に手をつけられず困り果てていましたが、春に転職してからイライラすることがなくなりました。笑
まだ何もわからない、最初のうちだからかもしれませんが。
結局、周りの人や環境に拠るところも大きいですね…。
環境に依存せずとも感情に振り回されない自分になるために、引き続きカウンセリングは受けたいと思います。
私もまだ2回しか受けていないのですが、時間をとって自分の内面と向き合うこともそうそうないと思うので、日々に忙殺されている皆さんにこそ、ご自身を大事にする手段としておすすめしたいです。
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