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移住日記を毎日書いていたらドイツから連絡がきた。その後⑪
ベルリン自由大学の研究生であるチェチリアさん(日本語堪能)が日本の地方移住を研究しに豊前にやってきたのは、昨年の11月のこと。
5ヶ月間ほどの豊前暮らしの後は、長崎県の波佐見町へと旅立った。
「落ち着いたら連絡します!」と言ってくれていたが、落ち着くことはなかったようで、波佐見町滞在が終わる頃、帰国する前に会いたいと連絡をくれた。
小さな子ども連れで外国生活、しかも引っ越し続きと聞けば無理もない。
久しぶりに会えたチェチリアさんに、「この春は豊前に地域おこし協力隊が四名新しくやってきた」「コワーキング・シェアオフィス、短時間ワークシェアリング事業の事務所が入った複合施設ができた」などと話したら
「4名も?!行ってみたいし、会ってみたい!」と言うので、エンタメワークスペースZigZagへお連れした。
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「豊前、これからが面白いのに!もっと滞在して研究したかった」と、残念がっていた。
本当はもっと長く滞在できる予定だったのだけど、大学の関係で戻らなければならなくなったそうだ。
文化人類学の研究で、世界でも珍しい日本のような地方移住の現状について、彼女がどんな報告を出すのかさっぱり想像がつかないけど、どんな結果が出てくるのか楽しみだ。
ヨーロッパなどでは地方移住する人は日本のように多くないらしい。
「なぜ日本だけ地方移住者が増えるのか?どんな人が地方移住をしているのか」を研究しているそうだ。
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コワーキングから二箇所ほど別れの挨拶に同行し、最後は宇島駅でお別れ。
思えば彼女が初めて豊前にやってきたのもこの駅だった。
「最初と最後も、ぶぜんノートさんでしたね。ありがとう!時間がかかるかもしれないけど、またここに来たいです」
教えてもらった彼女たちの母国語であるイタリア語の「また会いましょう」=「A presto!」と言って、みんな笑顔でお別れした。
チェチリアさんとの交流は上のマガジンにまとめている。
昨年の5月からの記録。
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