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バイセルのテック部門が法務知識をインプット!第1回法務xTech勉強会を開催しました

はじめに

こんにちは!テクノロジー戦略本部 ディレクション部プロセスマネジメントチームの村木です。

株式会社BuySell Technologies(以下、バイセル)本社オフィスにて第1回法務xTech勉強会を開催しました!
今回はその模様をレポートします!

勉強会開催の背景

背景として、バイセルはコンプライアンス(法令遵守)に関する基準を法令よりも厳しく設定し、全社的にコンプライアンス意識が浸透しています。
テクノロジー戦略本部(以下、テック)としてもより主体的な取り組みが求められる中で何かできないかと考え、経営管理部 法務グループ、セールスコンプライアンス部のご協力のもと、今回の勉強会を開催することにしました。
また、講師は社内弁護士である法務グループの浅谷さんにお願いをしました。

勉強会の趣旨

現状、リユース業界における基本的な法律やIT法務の知識獲得は個人依存となり、テックにおいても知識共有や定着が不十分で属人化しています。
この問題を解決するために、エンジニア・ディレクションに限らず、全員が知識を持ち、テック内での一次的なリーガルチェックを実践できる仕組みを組織として構築することが目的となっています。

また、バイセル全体のコンプライアンス意識は高いですが、テックとしては法務知識のインプットを仕組み化することができておらず、今回の勉強会ではこの課題にも焦点を当てています。

勉強会の目的

今回の勉強会のメイン目的は、テック内で一次的なリーガルチェックを実施できるようにすることです。
現在は法務に依頼していますが、システム開発に関する特殊な法的要素まで含めて、全てを法務に依頼するのは負荷がかかります。
そのため、テック内で自助努力的チェックを行い、問題を事前に発見・修正できるよう取り組んでいきたいと考えています。

この取り組みのはじめの一歩として、今回の勉強会では、リユース業界における基本的な法令内容を理解することから始めました。

  • 古物営業法

  • 犯罪収益移転防止法

  • 特定商取引法

これらの法令を元に、それぞれ何を目的に何を規制しているのか、我々はどういったことを遵守する必要があるのかなど、業務の実例も加えながら学んでいきます。

当日の風景

今回の勉強会は、2月末に完成した新オフィス「TECH STUDIO」とリモートにて開催されました!
新オフィスの様子はこちらの記事で紹介しています。

事前準備では、テックのメンバーも積極的に会場設営を手伝ってくれたり、一緒に勉強会の推進をしているプロセスマネジメントチームの大木さんが音響セッティングや司会進行をしてくれました。

オフラインとリモートを合わせて、約50名が参加しました!
そのうちオフライン参加者は20名程度、リモート参加者は30名程度でした。

また、今回はセールスコンプライアンス部 部長にもサポートをいただいたため、コンプライアンス部の方も来てくださいました!


まず初めに、コンプライアンスとは何か、そして今回のテーマである各法令の概要をご説明いただきました。

ここから、各法令の詳しい内容について学んでいきます。
最初のテーマは古物営業法です。
盗品等の売買防止と、速やかな発見・被害回復を目的とする法律です。

続いて、犯罪収益移転防止法です。
マネーロンダリングやテロ資金供与を防止するための法律です。

最後に、特定商取引法です。
事業者による違法・悪質な勧誘行為を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。

まとめ

事後アンケートの結果、多くの参加者から「理解が深まった」というコメントが寄せられ、また「自分の業務に法律がどのように関係しているかが分かった」とのコメントもありました。
参加者はとても意欲的であり、多数の方から次回も参加したいという声が寄せられ、有意義なインプットの機会を作ることができてよかったです。

今後は、将来的なITに対するコンプライアンスチェックの厳格化を見越して早期から法務と協力して体制作りの準備を進め、テック組織側の法律に関する知識習得や部分的なコンプライアンスチェック実施などスムーズな開発体制の構築に取り組んでいきたいと考えています。

次回は個人情報保護法についての勉強会を開催する予定です!
今回の改善点も踏まえ、より良い勉強会になるようディレクション部プロセスマネジメントチームとして引き続き尽力していきます。

写真左から、法務 保木さん・プロセスマネジメントチーム  大木さん・法務 浅谷さん・プロセスマネジメントチーム 村木・セールスコンプライアンス部 安藤部長

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