パートナーから紹介される本がいつもセンス抜群なのでわたしが紹介したい!

タイトルが長くなってしまいましたが、
パートナーいちごくんは読書家です。

ちなみにわたしも、、、読書家というと何だか恐れ多いですが、本はまあまあ読む方だと思います。

いちごくんとの出会いも本が大きなきっかけだし、普段の2人して本を読みながらゴロゴロしている何気ない時間がとてもお気に入りです。


先日は、
流浪の月/凪良ゆう
52ヘルツのクジラたち/町田その子
ライオンのおやつ/小川糸

こちらの3冊をいちごくんよりお薦めしてもらいました。
こちらの記事で詳しく書いてみたので、よかったら覗いてみてください↓


そしてこの度、新しくいちごくんより3冊の本を紹介してもらいました。

それがこちら。

背景が映えないのはご愛嬌で。


前回、紹介してくれた本に比べて何となく、
「ハード」そうだなという第一印象を受けました。

どれも“面白い”という噂は聞いていたので、読むのがとても楽しみでした。

いちごくんに、こんな記事を書こうと思っているんだと相談すると「3冊とも超有名すぎて、センス抜群だなんて恥ずかしいなあ!」と言っていましたが、どうにか説得してこの記事を書いた運びになりました。

このいちごくんから紹介してもらった3冊を、今度はわたしの言葉でご紹介します!
(ネタバレはありません)

ルビンの壺が割れた/宿野かほる

“新ジャンル”と言っても過言ではないような、今まで読んだことのないタイプの本!何と言って良いのか適当な表現が見当たりません。
どんでん返し系の本にハマっていた時期、こんな面白そうな本もあるんだなと知ってはいたのですが、いざ読んでみるとどんでん返しともちょっと違う気がしました。
どちらかというと「衝撃」に近い。大衝撃。
いちごくんから絶対に最後のページは見ちゃダメだよ!と何度も釘を打たれていたので、早く最後のページに辿り着きたい一心で、3時間かからないくらいで読み終えてしまいました。もちろん、最後のページは見ていなくて良かったのですが、きっと途中で最後のページを見ても“?”となってしまいそう。
物語を順に追っていった先の最後の1ページに辿り着くからこその大衝撃になるんだと思います。
わたしは“ひぇっ”という間抜けな声が出てしまいました。(その場にいちごくんが不在で良かった)
物語の進め方もSNS上のメッセージのやりとり
で進んでいくのも新しくて目が離せません!
読書初心者の方でも楽しく読めると思います。

6人の嘘つきな大学生/浅倉秋成

なーるーほーどー?
この本も一気読み必須です。変に夜から読み始めてしまうと、先が気になって寝れなくなるタイプの本なのでお気をつけください。
まとまった時間が取れた時にまとめて読むことをおすすめします!
この本を読み終えると、悲しくなるほど自分の性格の悪さが見えてきました。
いかに、他人に対して偏見を持っているか。映像ではなくて、本という言葉だけの世界だからこそ、想像で埋めなくてはいけない部分もあるけれど、、、
もしかしたらこうかもしれないな、とか、もっと誰かに寄り添える想像力が欲しいなと思いました。
きっとみんな、学校とか社会とか、家庭でも自分を偽って、嘘をついて生きているんだと思ったし、それだから、世界はうまく回っているんだろうなと気が付きました。 
小説の中で出てくる人の人間性、そして読み手の人間性が問われる本。
就活ヒューマンミステリです!

AX/伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ。
わたしは初めてこの殺し屋シリーズを読みました。
伊坂幸太郎さんの作品といえば、SF作品が有名で、どちらかというと、わたしは物静かで哀しげの本が好きなのでいちごくんには申し訳ないけれど、今回はちょっと違うかもしれないな、、、と読む前はネガティブモード。
しかし、いざ読んでみると、まさか、こんなに物静かで哀しげな殺し屋の話があるのでしょうか!笑
半分くらいを読み終えた時、わたしこれ好きかもって、いやもう完全に惚れていました。
この本の何がすごいって、作中超盛り上がるはずの重要シーンが、そよ風のようにサラッと過ぎ去っていくところ。まさに物哀しい。
話が盛り上がって右肩上がりになるはずなのに、なぜか、静かに下がっていく感じ。
そのサラッと感がお洒落で気持ちが良い。
以前読んだ、伊坂幸太郎さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」が刺さった理由ってここにあるのかな?とまた再度読み返したくなった!
殺し屋シリーズって響きはイカついけれど、いざ読むとそのギャップに惚れます。読み終えたあと、しばらく世界観から抜けられません。いや、しばらくは浸っていたい!
個人的にめちゃくちゃおすすめな1冊でした!


ぜひ読んでみてください!!


おしまい!

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