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マジで死ぬかと思っていました

とうとう先程、ブラッドパッチが終わりました。
つい30分ほど前。
なので、かなり新鮮な感想です。
無人販売所に並べれるくらいでしょう。

ちなみにこれまでの経緯。
頭痛が続いていて低髄液圧症候群というのだと発覚するまで。

ブラッドパッチ治療のための入院1日目↓

そして、今日ついにブラッドパッチ。
まず1日目のRI脳槽シンチが思ったよりきつくて、もしかしたらブラッドパッチもきついのではないかという思いが僕の中に広がります。

↑このときはブラッドパッチが痛いかもなんて微塵も思っていませんでした。

「ブラッドパッチ」で検索しても

ブラッドパッチで検索

こんな感じのかわいい絵しかでこないし、「ブラッドパッチ 痛い」で調べても、「痛いのが治りました」みたいな病院の説明か、論文がでてくるばかり。
全く出てこない。

しかし、Twitterで「ブラッドパッチ」と検索してみたところ、「死ぬかと思った」「出産くらい」「気を失いそう」、まあ出るわ出るわ。
なんが穴場の漁場をみつけたかのごとく、激痛の入れ食い状態。

そして、これを前日の夜見つけてしまい…。

ステキな病室

こーんな素敵な病室なのに、楽しむまでもなく、ずっと痛みのシミュレーションをしていました。
マジで恐怖でした。

ちなみに先生から「2箇所ブラッドパッチする必要ある」っ言われたときに、「2箇所もですか?」と聞いたら「でも、治ることを考えて!」と言われ、
もし、全然痛くないのなら『いや、でもそんな痛いわけじゃないから』って言われるはずなのて、もう痛いの確定。

さて、朝のRI撮影が終わり、部屋で点滴をいれ、いよいよです。
レントゲンを撮りながらやるみたいでレントゲン室に車椅子で移動。
レントゲン室は地下一階にあり、なんかこの地下に降りていくエレベーターが恐怖を増します。
改造手術感あります。

レントゲン室の前で少しまっていると、僕の1個前に終えた人が出てきました。
若い兄ちゃんでした。
先生に「ありがとうございました」って言えてたし、顔見ても死ぬほど辛そうな顔はしていなかったので少しだけ安心し、ただ顔はまあまあ白かったです。 もとからそういう顔だったらごめん。

さて、レントゲン室に入ります。

大量の枕がレントゲンの台に置かれています。
レントゲンの台は金属製で硬いので、そこにうつ伏せになるためだってのに気づくのは僕かシャーロックホームズくらいでしょう。


いよいよ台に上り、うつ伏せに。枕を抱くような状態です。両肩のスナップボタンを外すと、僕の美しい背中に(想像)があらわに。
これ、ブラッドパッチ専用の患者服だったんかい。
まずは麻酔。
昨日の経験で背中麻酔はまあまあ痛いというのを、ノートに千回書いて覚えてましたので、覚悟をしていまして。
チクッとして、ブリッと。
ブリッと入るときに『ウッ』と声が出ます。
丁度よいタイミングでマンボを流しといてほしいくらい。

ここから先は麻酔で背中の感覚もないし、見えないので想像と感覚です。
なんか針みたいなのをさされます。点滴みたいな。
で、そこから謎の液体を流し込まれたような気がします。
これがすごく熱い。
首というか両肩の調度真ん中くらいだと思います。
そこから熱い液体が流れ込み胸から頭の方にドローっと侵食してきます。不思議な感覚。

ハウステンボスにチョコレートの滝というのがありますが、これが体に流れているような。

チョコレートの滝

昔は修学旅行の中学生がぺろっとしがちでしたが、さすがに今はそんな時代ではないと信じています。

そして、このとき看護師さんが点滴の穴から血を抜いていきます。
僕は「首15ml」「腰30ml」と朝の資料に書いてありましたが、もちろん「※患者の痛み具合による」という文言は見逃していません。

抜かれる様子を横目でみながら
「新鮮な血をこのまま体に注入されるのか、不思議だな」「このスタッフ中にドラキュラが混じっていたら、我慢出来ないんじゃないかな」という気持ちが浮かびます。

「じゃあ、血いれるね」
先生の掛け声とともに、どうやってかわかりませんが血が入っていったようです。正直、首はほとんど痛みはありませんでした。
なんか、流れ込んて来てるなーくらい。
僕が昨晩シミュレーションしたような痛みはほとんどありませんでした。

しかし頭のいい皆さんは上の文章に首「は」と書いてるのを見逃していませんね。
偏差値60です。

続いて腰。
おへその裏側くらいだと思います。
「いれるね」っと言われた瞬間、背中、腰がギューッと押される感じ。
横綱がゆっくり乗っかってくる感じ。
想像では、腰回りがめっちゃ痛いイメージでしたが、体全体が痛い。胸が苦しい。 
脳がギューッと押し上がる感覚。
「無理っす」がんばって声を絞り出したら「もう止めたからね」と先生。
胸が苦しいというと「姿勢のせいかも」と。おそらく、半分過呼吸みたいになってたんじゃないかと。
しばらく休憩し呼吸を整えます。
この間に先生はファイターズの話をしてくれたり、他の病院ならもっと時間がかかるので、今すごく順調だという話が。

なんとか呼吸を落ち着けて
再注入。今度は腰近辺をギューッという押される感じ。ハイヒールのお姉さんだったらもしかしたらちょっと嬉しいかもしれません、いや、そんな事ありません。
事前の情報で「めっちゃ、キツイ生理痛」という感想がありましたが、それが一番しっくりくるかもしれません。いや、生理痛なったことないんだけど。
でも、多分そんな感じ。もっと生理痛の人に、優しくしようと思います。で、このときはたまらず「ウーーーー」っと言いました。
今年の甲子園ではこれをサイレン代わりに使ってもいいかと思います。

先生の「もうおわり」の声。規定量入ったのか僕の様子見て終わったのかはわかりません。
おそらく、全部で20分くらいではないかと。

これでなんとかおわり。首まわりな筋肉めっちゃ痛い。寝違えたみたい。
腰はそこまでもないような気がします。

「座っみて、頭痛なくなったでしょ?」と先生。正直首いたし、頭もまだ痛い気がして、よくわかんないです。
部屋まで帰ってきて、うつ伏せで30分。首痛いです。
で今仰向けに慣れたのでこれを書いています。
先生が来て説明をしてくれました。
頭痛いですけど、今までの痛みと違う気がします。
今までは頭引っ張られる感じでしたが、これは子供のときに泣きじゃくったあとに来る頭痛に似ています。
おそらく過呼吸的な感じになったからではないかと。
どうなるかはわかりませんが、このまま良くなってくれと願うばかりです。
誰か神龍呼ぶ予定ある方はついでにお願いしといてくれると助かります。

今日、明日ゆっくりして、明後日退院の予定です。

明日また全体を通じての感想みたいなのを書こうと思います。
これからブラッドパッチ受ける人の参考になればと思いますが、正直、痛みとかは針の刺さる場所の運によるんではないかと思います。多分。

でブラッドパッチは痛いかということの結論ですが、痛いと思います。
死ぬほどかと言われると、そこまでではないし、もう一度やれと言われると、こわいけど治すためなら仕方ないくらいに思うと思います。

事故とかでなった人は五回とか六回とか受けてるってのを見ると、凄すぎとは思います。
履歴書にブラッドパッチ受けた回数を書く欄があって然るべきです。

マジで突然僕はこんな目にあっていますが、まあ
、病気とは突然なるものですけど、みなさん、お体は大切に!!

ブラッドパッチ治療大変でしたので↓のサポートから投げ銭をしていただけると助かります。

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