【4P分析×クラウドファンディング】
こんにちは。事業計画研究所です。
さて、フレームワーク×クラウドファンディング第2段【4P分析×クラウドファンディング】について記載していきます。
前回は3C分析×フレームワークについてご記載いたしましたので、こちらも合わせてご覧ください。
良ければ最後までお付き合いください。
◆4P分析◆
4P分析の目的は、商品やサービスを販売する際、顧客のニーズに応える製品を提供するためのフレームワークです。
Product(商品戦略):『何を』
Price(価格戦略):『いくらで』
Place(流通戦略):『どこで』
Promotion(販促戦略)『どのようにして』
を少し俯瞰的な視点でみていきます。
前回ご紹介した3C分析では、企画全体をCustomer(市場環境・顧客)、Competitor(競争相手)、Company(自社)をマクロな視点で分析を行いました。
それに対し、4P分析では商品をどのように販売していくのか、という具体的な実行戦略を立てていきます。自社のマーケティング戦略を立案するために用いられるため、マーケティングミックスとも呼ばれます。
◆クラウドファンディングでの活用方法◆
以前の記事からの引き続きで、一つ例を挙げて紹介します。
<背景>
■クラウドファンディング実施者
└ステンレスなどの加工技術に長けている町工場
■企画の大枠
└最近はやりのキャンプ道具を作り販路を拡大したい
■3C分析の結果★
『ステンレス板を使った組立式の焚き火台』を立案
3C分析よりも商品自体の中身がより具体的になったのがお分かりいただけるかと思います。ここでのポイントですが、クラウドファンディングのプラットフォーム次第で向き不向きがあります。
例えば、READYFORは寄付型のプロジェクトが多く、社会貢献を行う事業に向いています。また上述したMakuakeに関しては購入型のプロジェクトが多く、商品開発などの事業に向いています。
◆まとめ◆
前回の記事でも記載しましたが、クラウドファンディングを行う企画はいわば一つの事業です。顧客のニーズや市場調査を行い、企画された商品をさらに深掘りすることで精度を高めていくようなイメージです。
フレームワーク自体は単発で活用することも可能ですが、3C分析➡4P分析のように複数掛け合わせることにより、プロジェクトをより具体的に煮詰めることも可能です。
クラウドファンディング実施される方、また他社のクラウドファンディングを支援される方は是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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