戦略的ブランド・マネジメント

「この会社を分割するとしたら
土地と工場と機材は手放しても良い。
私はブランドと商標をもらおう。
そうしたら私のほうがずっとうまく
やっていけるだろう」


これは米国の老舗食品企業で30年以上CEOを
務めた人物の言葉です。

これは本当に真理で
消費者の心に深く刻み込まれたブランドは、
ライバルは真似することができません。

ブランドは企業で最も価値をもつ資産になります。

人はものを買うときに
「これを買って損をしないか」

という観点でものを買います。
(無意識に)

そうなった時に
ブランドって言うだけで安心感があり
買ってもらいやすくなります。

以前までの記事でかいた
カテゴリーエントリーポイント(CEP)
だったり

カテゴリー支配をすることができているのか
というところがとても大切になります。

では同じカテゴリーでどうやって
買ってもらいやすくするのかというと

そもそも消費者は商品の違いなんてわかっていないので

消費者視点で
他ブランドとの違い

わかるようにすることが大切になります。

資産価値が高いブランドを作る

資産価値が高いブランドを作るためには
マーケティングを通して
顧客にいい印象を持ってもらう必要があります。

この時に大切にしたいのが
ブランド・エクイティーです。

これは過去の様々なマーケティング
活動の結果ブランドが得た、
ブランドの資産価値のこと
を言います。

実際、日本製品が
海外製品より高いのに
日本製品が売れるという事があります

これは純粋に
ブランドの資産価値が高いからです。

ではどのように資産価値を高めていくのかと
いうと

それはまずはブランド認知をとることから
始まります。

ブランド認知をとる事ができたら
消費者が商品を購入する際の候補

エボークト・セット
に入ることができます。

このエボークト・セットに入れるかが
かなり大切になるので

これを作っていくためには
ブランド連想を作っていく必要がある

○○はこれだよね
みたいな感じです

マクドナルドなら早くて安い
とかになりますね

差別化と類似化による
「ブランド・ポジショニング」

強いブランド・エクイティーを
作っていくためには

ポジショニングが大切になってきます。

ポジショニングを作る際に大切になるのが

差別化と類似化です。

差別化はイメージ通りかなと思います。
他社競合と違うところを作る
私だけの。

を作る事です。

しかしこれと同時に大切になるのが
類似化ポイントです

これは他社競合と共有されているような
ものを指します。

これを行うことによって
他社の差別化ポイントを弱める
ということも可能になります。

類似化というと
パクリというのがイメージに
出てくるかもしれません。

しかしパクリではありません。

というのも
例えばマクドナルドなら
世界的飲食チェーンという
要素を持っています。

世界にたくさんあるから
安心だったり、ブランドとしての力が
かなり強くなっていますよね。

だから類似化ポイントとして
世界的飲食チェーンにする

などです。

そうした時にブランド連想として
マックが出てきた時に
自社が出てきたりする
わけですね。


今回の内容は少し
難しいかなと感じました。

明日の記事で
続きを書いていきます。

明日の記事もかなり重要になると思うので
今日の記事はまずはしっかりと理解をしていただいて
自分だったらに落とし込んでやっていただければ
いいかなと思います。

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