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【所感】数学的思考トレーニング読者感想

ここにきて最新刊の数学的思考トレーニング(PHPビジネス新書)をお読みくださった方からのメッセージが増えてきました。

トレーニング本ゆえ「実際にやってみてください」という提案をしていますから、読者の皆様がアウトプットを考えやすい本ではあると思います。それでも実際にやてみた結果をシェアいただけるのはとても嬉しいこと。

ある方の具体的なものを(もちろんお名前は伏せて)ご紹介します。



P182「居酒屋における飲み物と似ているもの」
⇒不動産管理における管理手数料を想像しました。不動産会社(建物の販売とその後の管理を行う会社)も建物を販売する際の利益で稼ぐというよりも、販売後の毎月の管理手数料で飯を食べているビジネスモデルだと思っているので、そういった意味では似ている構造だと感じました。
P186「明言を作る」
⇒P187の構図で言うと、S:チャンス、T:ピンチと考えました。賢い人は、ピンチが来た時に、それをチャンスととらえられる 普通の人はピンチをピンチとそのまま受け取る 馬鹿な人はチャンスが来ているのにそれをピンチととらえてしまう
P209「従業員満足度を数式化する」
⇒満足度=給料/労働時間(日数)、という式以外思いつきませんでした・・・。
例えば給料は「(総売上‐経費)/人員数」等に分解できますし、その他福利厚生等も要素としてはあるのかなと思ったのですが、うまく式化できませんでした。回答例などお示しいただけますと大変参考になります。


1つ目と2つ目は構造化の話。なるほどとこちらも発見があります。

3つ目は回答例をとのことでしたので、例えば「給与」+「職場環境」+「従業員からの承認」+「顧客からの感謝」という要素が考えられることを提示。さらにこの4要素を分解しさらに重要度を明らかにすることで、何を変化させることが従業員満足度を飛躍的に高めるかを説明できるかもしれません。


この方の最後のコメントが印象的でした。


従業員満足度のところですが、頂いた内容がヒントとなり、3C分析のフレームワークを思い出し、「本人の自己肯定」+「他人からの承認」+「職場環境」に分けられるなと思いました。正解はない問題だと思いますので、楽しみながら考えてみます。


そうですね。楽しみながらやるのがとても重要です。頑張ってください。


企業研修もデータリテラシーや思考力のトレーニングに多くを割きますが、結局参加者が楽しそうに取り組むのはこのような演習のような気がします。

楽しみながらできる研修や演習の開発、少し力を入れようかと思っています。


本当はもっと感想メッセージをここでご紹介したいところ。けっこう感動的なものもあったり。またシェアしますね。





いろいろやっています。あなたのお役に立てるものがあれば幸いです。


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