<散文>なつやすみ
麦わら帽子が 急かすように揺れて
あなたへ逢いに 石畳の坂道を登る
急いでなぞるあなたの歴史は
知らないことだらけで嬉しい
お茶目なところ可愛いね
幼い頃から変わらない純粋さ
あなたと同じ空間にいると
私は本当の私を見つけられる
この部屋に響く クーラーの音より
大きな胸の高鳴り ばれてしまいそう
素が好きだと言ったあなたの
少し上ずる声が愛おしいな
首筋から 汗が流れてる
今も昔も変わらない真っ直ぐさ
あなたと同じ空間にいると
私は本当の私を取り戻す
子供の頃に作ったおもちゃで
いつか一緒に遊べたらいいね
2017.8
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