HPVワクチン接種後、男子の死亡事例1件!メディアはなぜ報じないのか?
7月28日に「第94回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」が開催。HPVワクチン接種後の副反応疑い報告には、男子の死亡事例がありました。
第94回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会
コロナワクチンの資料と同じページに、HPVワクチンに関する資料も公開されています。
資料2-10 HPVワクチン(シルガード9)の副反応疑い報告状況について
副反応疑い報告数 令和5年1月1日~令和5年3月31日報告分
以下一部ですが、約3ヶ月の間に報告があった事例の中に、死亡や寝たきり、悪性新生物(悪性腫瘍)などがあります。
これだけでは詳細がわからないので、経緯なども調べて公表してほしいです。この資料に男女別の接種者数は書かれていないのでわかりませんが、男子は女子ほど多くないでしょう。それでも、3ヶ月の間に死亡の報告が1件あったということです。
この会議で出された別の資料には、下記のように書かれています。
資料3-1 「HPVワクチンの安全性に関する研究」(研究代表者:岡部信彦)についての経過報告
研究代表者の岡部氏は、ワクチン推進派です。コロナワクチン接種後の症状に関する実態調査のメンバーにもなっており、コロナワクチンに関しても「現時点で懸念すべき特定の症状はみられなかった」と分析しています(下記参照)。
以前の記事で取り上げましたが、下記のサイトにはトークセッションの内容が公開されています。
「どれが原因かはよくわからなくなってくるんですよね」という回答が、すべてを語っているように思います。
コロナワクチンやHPVワクチンなど、安全性に問題があるとされているワクチンの安全性を検証するチームに、なぜ推進派の同じ人ばかり入っているのでしょうか。公正な判断ができるとは思えません。
資料には、下記のデータが公開されています。
私は2022年2月以前のデータが知りたかったのですが、同じ条件での表は見つけられませんでした。
2022年7月8日に公開された資料にも、3月分しか書かれていません。2月以前には、0の月もあったのではないでしょうか。
なぜ3月より前のデータを示していないのでしょうか。3月だけで比較するのは、無理があります。逆に、比較されたくないという意図があるように思えます。
同じ形のデータではありませんが、2021年11月12日に公開された資料が参考になると思います。
HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の実態調査
③患者の受診状況について
グラフがわかりにくいですが、令和元年度(2019年度)は1人の受診があった医療機関が5件、2人の受診があった医療機関が1件ということだと思います。つまり2019年度には協力医療機関への新規の受診は7件だったということになります。2020年度は14件、2021年度9月末までで9件。
積極的勧奨再開後の2022年度は137件になっているのに、このデータと比較して、なぜ「顕著な変化は認められていない」といえるのでしょうか。
そして、コロナワクチン同様に、このような情報もテレビでは取り上げられていません。
また、このデータでは受診した内容がわかりません。どのような症状で受診したかも重要な情報ではないでしょうか。
先日書いた下記の記事に、記事内で論文を紹介した江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授・隈本邦彦氏ご本人から、コメントをいただきました。
コメントには、記事で取り上げた「名古屋スタディ」と呼ばれている調査に関する論文を、いろいろと紹介していただきました。長くなりそうなので、後日、それらも紹介しつつ、気になったことを取り上げたいと思っています。
今回の記事も、隈本邦彦氏からの情報を元に、自分なりに調べた情報をプラスして書きました。貴重な情報をありがとうございました!