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テレビでも報道! ワクチン接種と死亡との因果関係が否定できない事例

新型コロナワクチン接種後に死亡の報告があった事例は、3月10日までに2001件。 その中で初めて、42歳女性の事例が「ワクチン接種と死亡との因果関係は否定できない」と評価され、テレビでも報じられました。


「news every.」より



2023年3月10日放送「news every.」より

厚生労働省のワクチン接種の副反応を検討する部会は、去年11月、愛知県愛西市の42歳の女性が新型コロナワクチン接種後に死亡した事例について、「ワクチン接種と死亡との因果関係は否定できない」との専門家の評価を了承しました。「ワクチン接種と死亡との因果関係は否定できない」との評価がされたのは初めてです。

新型コロナワクチン接種後に死亡の報告があった事例は、これまで2001件ありました。 部会は、医療関係者に対して接種後、一定時間経過をみることを注意喚起するなどした上で、接種体制を継続することに「重大な懸念は認められない」としています。

https://youtu.be/sAd1iOOsQ4w

接種との因果関係が否定できないと評価したのに、厚労省は接種体制を継続することに「重大な懸念は認められない」としています。


厚労省が公開している報告

厚労省の報告は、下記のページで見られます。

資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注)

新型コロナワクチン(コミナティRTU筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)、ファイザー株式会社)接種後に死亡として報告された事例の一覧


https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001069842.pdf


事例2 専門家による評価【令和5年3月10日時点】

ワクチン接種直後から本事例は顔面蒼白と呼吸苦を訴え、血痰を呈し、心肺停止となり、蘇生措置を行ったにもかかわらず死亡に至ったことから、何らかの心肺の障害が生じた可能性が推定された。死亡後にCT検査が実施され、高度肺うっ血(急性肺水腫)の存在が指摘されていた。また、本事例はスギ、ヒノキ、黄砂などに対するアレルギー体質を有しており、ワクチン接種によるアナフィラキシーの疑い(確認できた所見
は呼吸困難のみ)についても報告されていたが、ブライトン分類に照らし基準に合致するのは呼吸器症状しか認められないことから、アナフィラキシーであったと言えず、ワクチンとアナフィラキシーとの因果関係評価については評価できない。

一方、患者は高度肥満、睡眠時無呼吸症候群(夜間に持続的気道陽圧療法を実施)、高血圧、2型糖尿病を有していた。これらのことから、ワクチン接種以外の死亡に繋がりうる除外すべき急性疾患として、肺血栓塞栓症の有無について綿密な画像評価が必要と考えられた。その評価結果は以下の通りであった。

本事例について行われた死後画像検査は非造影であり、血栓症等の評価に限界はあるものの、胸部の大血管内の血栓や肺梗塞を示唆する所見がない等、典型的な肺血栓塞栓症を示唆する所見は得られておらず、その他の疾患も含め、死因となりうる具体的な異常所見は同定されなかった。

死亡に至る原因疾患の特定のために剖検所見が得られることが望ましいが、実施されていなかった。本事例から得られた画像所見等の情報の範囲内においては、ワクチン以外の原因として死因となる具体的な異常所見は同定されなかった。

以上を総合的に判断すると、ワクチン接種と死亡との直接的因果関係は否定できないものと考える。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001069842.pdf

接種によるメカニズムがわかっていなくてもα評価となったということは、他の事例も評価が変わっていくのでしょうか。

いつも「事実」を伝えてくださっている、CBCのアナウンサー・大石邦彦氏も速報で報じています。

接種から死亡までの詳細は、過去の動画にあります。


BA.5対応ワクチン接種後の死亡報告

3月10日までに公開された、ファイザー社製オミクロン株対応ワクチン(BA.5対応)接種後の死亡報告は55件。

31件までについては、下記の記事で取り上げました。

資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) 2023年3月10日公開

上記の報告から、「亡くなり方」に着目して、気になった事例を引用します。長いものは、検査項目などをカットしてあります。基礎疾患等もカットしました。

事例32:61歳男性 4回目 ロット番号:GJ7140
12月13日11時 コロナワクチン接種
12月14日午後4時 警察から自宅で亡くなっているとの電話。
突然死する状況になく、ワクチン接種が何らかの影響を及ぼしたと考える。

事例35:83歳男性 5回目 ロット番号:GJ2674
2022/12/14(接種翌日)、患者は発熱、呼吸停止の症状で病院に来院した。呼吸確保し、心臓マッサージをしながら救急車が要請された。
後日、患者の家族が、患者の死亡を通知した。

事例37:79歳女性 5回目 ロット番号:GL8592
2022/12/20 14:00頃ワクチン接種。
12/21午前、体がふらつき、左上腕部の接種部位疼痛を訴えた。
11:20頃、患者が部屋で倒れていると報告があり、報告者が部屋に駆け付けると、患者は口から唾液を垂らしている状態であった。すぐ呼吸も頸動脈も触れず心肺停止となる。その後救命処置を行うも蘇生されず午後0:35死亡確認。

事例40:87歳男性 5回目 ロット番号:GJ2674
2022/12/21ワクチン5回目予防接種実施。
直後はバイタル変化無く経過したが、同日夜に呼吸停止しているところを発見、死亡確認。

事例41:92歳女性 5回目 ロット番号:GJ5751
2022/12/15、患者は5回目のワクチン接種。
2022/12/16、死亡(推定された)。
2022/12/17、死体の検案を実施。
患者は独居女性であった。患者の娘は近隣に住んでおり、2022/12/16、患者は娘の自宅で入浴した。患者は浴槽で浮かんでいるところを発見された。報告では、ワクチン接種後に摂氏37度程度の発熱があり、家族は不調の報告も聞かなかった。死体の検案が実施されただけであったため、詳細な情報はなかった。

事例42:89歳女性 5回目 ロット番号:GJ5751
2022/12/16 5回目接種。
2022/12/18の夕方に、患者はデイサービスへ行った後に帰宅した。患者
は孫と暮らしていた。2022/12/18 21:00頃、孫が帰宅した時に、自宅の台所で患者が倒れているのを発見した。死体の検案が実施された。特に詳細な情報はない。死因は心機能不全である。

事例45:78歳男性 5回目 ロット番号:GJ7139
2022/11/19、接種後は特に異常なく帰宅したが、翌2022/11/20、ご飯を食べなかった。夕方、呼吸が止まりそうになり、救急要請し病院に運ばれた。蘇生されて2回戻ったが入院を検討していたところ亡くなった。

事例47:82歳女性 5回目 ロット番号:GJ2674
14:00から15:00の間に集団予防接種を実施した。
15:40頃、気分が悪いとのナースコールがあった。
19:34、コールがあり、顔面蒼白、酸素飽和度測定不能(60-80%を行き来する)、呼吸は荒く、唸っている状態で冷汗著明、体温35.5度で会話はできなかった。喉がヒューヒューとなっていた。
20:00頃、救急車到着して間もなく心停止し、心臓マッサージをしながら搬送先を選定した。病院へ搬送されたが復帰しなかった。21:45過ぎ、家族の到着を待ってに死亡診断となった。
予防接種後1時間以内に体調不良が始まり、接種から5~6時間後の突然の心停止であることから、因果関係は否定できない。

事例48:91歳女性 5回目 ロット番号:GJ2674
2022/12/20 15:00ごろ、5回目接種を受けた。
院内での待機中(15分間)は問題がなく、患者は独歩で帰宅した。
2022/12/20 22:30頃、入浴中に意識消失しているところを家族が発見し、救急車で病院へ搬送された。
2022/12/21 0:32(ワクチン接種の9時間32分後)死亡確認した。

事例50:84歳男性 5回目 ロット番号:GL1585
10:15、5回目の新型コロナウイルスワクチン接種を受けた。15分間観察後、10:30に医療機関を出て、当地に移動した。
14:00過ぎにトイレに行った。約5分が、家族はトイレを見に行き、
者が床に倒れているのを発見
した。救急が要請された。
15:11、報告病院の救急外来へ搬送され、蘇生処置が実施された。しかし自己心拍の再開は認められず、16:36に死亡が確認された。
剖検は行われず、心肺停止状態での搬送であったことから死因の特定は困難だが、ワクチン接種後でもあり、関連の有無については断定できない。

ワクチン接種当日から数日以内に、このような亡くなり方をする人が報告されているのです。これは「事実」です。

これらはすべて、現段階では「γ」(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの)評価とされています。けれども、「β」(ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの)でもないのです。

これでも、「安全性に重大な懸念は認めらない」と、言えるのでしょうか。