本日の「読了」──100均の呪縛
渡辺努『世界インフレの謎』(講談社現代新書 2022)
おっさんのスポンジ脳では答えがおもいつかなかったいろいろなことが氷解した1冊。
アベノミクス初期に感じたこと、日銀のインフレターゲットがなぜ「2%」だったのか、そして、コロナ禍のアメリカで進むインフレ現象への違和感、さらに、日本でインフレどころか賃金があがらなかった要因の解明──それはとりもなおさず処方箋にも通じる──等々、ワイドショーでは、生産性がぁーとか、ロシアが仕掛けた戦争や、アメリカの対中国政策や中国国内での