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English for Intercultural Dating 5: "user" ~リアリティ番組で学ぶ英語の恋愛用語~

今回もアメリカの人気リアリティ番組 "90 Day Fiancé" (日本未公開)からユニークなカップルを一組紹介し、彼らの登場場面で使われた英語(日本の学校教育の中ではあまり取り上げられない表現)を、文化的な文脈も踏まながら、ご紹介したいと思います。

この番組の説明及び、以下の記事に出てくる K-1ビザについての説明は、5/18の記事をご覧ください。

Today's couple: Danielle (American, 42) & Mohamed (Tunisian, 27)

今回のカップルは、アメリカ・オハイオ州に住む女性42歳、ダニエル(Danielle…エを強く読む。ダを強く読む Daniel は男性の名前。)と、チュニジア出身27歳男性モハマドです。90DF によく登場する、中年白人女性と若いアフリカ人男性(または中東の男性)カップルです。5/18の記事でご紹介した、アンジェラとマイケルもそうでした。

2014.10~12放送の、"90 Day Fiance" Season 2 に登場しました。もう5年以上前ですが、90DFファンの間では語り継がれる伝説のカップルです(笑)。なぜかというと、この後出てくる動画を見ればわかりますが、ダニエルのキャラのインパクトが強すぎる。モハマドは、要領は良さそうだけれど、よくいそうな若者って感じ。

彼らは、オンラインで知り合い、ダニエルがお金を貯めてチュニジアに会いに行き、数日間一緒に過ごしました。その後、モハマドがダニエルに、オンラインのチャットでプロポーズし、婚約したのです。ちなみに、ダニエルには4人の子供がいて、一番上の長男は独立していますが、下の3人娘(みな十代)は彼女と一緒に暮らしています。

そして、モハマドは K-1ビザを取得し、ダニエルとその3人の娘たちと一緒に住み始めます。しかし、お互いの嘘が発覚するなど(モハマドはチュニジアで働いていたと言うが無職だった、ダニエルは不渡りの小切手を出したり、他人のクレジットカードを不正使用したりことがあった)、信頼関係を築けません。

そうこうしている間に、ダニエルは仕事(施設のヘルパー)を失い、経済的にさらに苦しくなります。モハマドは、本当に結婚した方が良いのか、非常に悩み、弁護士に相談しますが、結局、結婚式を挙げました。

しかし、結婚式のすぐ後に、モハマドはマイアミに住むルイサという女性のもとへ行ってしまいます。

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そして、ダニエルは「自分は利用された!」と、結婚を無効にする手続きを始めます。なぜ離婚でなく無効かというと、普通に離婚したのでは、モハマドの永住権(グリーンカード)を奪うことができないからです。しかし弁護士は、一度結婚したカップルのどちらか一方が訴えて、結婚の無効を裁判所に認めてもらうのは、不可能に近いと言います。

それでも、ダニエルは腹の虫が収まりません。結婚の無効化に必要な書類をかき集め、モハマドを国外追放しようとします。そしてマイアミにいるモハマドのところへ、証拠書類を突きつけに行きます。しかし、そこでもやっぱり口論になり、カッとなったダニエルは、彼にバインダーを投げつけます!そして、モハマドが警察に電話します!


英語字幕を表示させてYoutube動画を視聴することをお勧めします。(「設定」アイコンから、「字幕」をクリックし、英語字幕を設定しましょう。自動生成なので、不正確な場合も多々ありますが、無いよりはずっと良いです。)

Today's word: "user"

上の動画の1:53 くらいで、"You're a user, Mohamed! You used me!" とダニエルが言い放ちます。要は、モハマドが自分をグリーンカードのために利用した、と言いたいのです。

結局、この後ダニエルは結婚の無効化を諦め、彼とは離婚します。モハマドは、現在テキサス州で幸せに暮らしている様子をインスタにアップしています。

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