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English for Intercultural Dating 2: "hang out" ~リアリティ番組で学ぶ英語の恋愛用語~

今回もアメリカの人気リアリティ番組 "90 Day Fiancé" (日本未公開)からユニークなカップルを一組紹介し、彼らの登場場面で使われた英語(日本の学校教育の中ではあまり取り上げられない表現)を、文化的な文脈も踏まながら、ご紹介したいと思います。

この番組の説明及び、以下の記事に出てくる K-1ビザについての説明は、5/18の記事をご覧ください。

Today's Couple: Anna (American, 38) & Mursel (Turkish, 38) 

今回も、"90 Day Fiancé" Season 7(2019.11~2020.2放送)に登場したカップルです。アメリカのネブラスカ州で養蜂家として働くアナ38歳は、SNSの養蜂サークルで、同じく養蜂家のトルコ人38歳、マーセルと意気投合、恋愛に発展しました。アナがトルコに行ってマーセルと会い、その後しばらくして婚約しました。マーセルが K-1ビザを取得し、ネブラスカ州で、アナの前夫との間の3人の息子と、5人の生活が始まりました。

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年齢の若い2人、Leo(リオ)と Gino (ジーノ)は比較的すぐにマーセルと馴染みますが、長男の Joey(ジョーイ)とは、なかなかしっくりいきません。

さらに、マーセルはイスラム教徒で、離婚はタブーの社会で生まれ育ったため、婚約者のアナが3人の子持ちだとは、自分の家族に言っていなかったのです。これを聞いて、アナも3人の息子たちも、当然ショックを受けます。

アナは、「最終的には子供たちの方が大切だ!」と腹をくくって、マーセルに、トルコの家族に電話をかけて、息子たちのことをちゃんと伝えるように要求します。マーセルはその通りにし、そして、彼の予想通り、家族は彼に即刻アナとは別れて帰国するように言います。

親の命令には絶対服従の価値観で育ったマーセルは、ボロボロ涙をこぼしトルコへ帰国し、そして、もちろんアナも涙がとまりませんでした。リオとジーノもとても悲しみましたが、ジョーイは黙ったまま、複雑な心境のようでした。

しかし、マーセルはアナのことがやっぱり忘れられず、K-1ビザの期限ギリギリに戻ってきたのです!そして、ビザの期限が切れる数時間前に、冷や汗もので結婚式を挙げたのでした!。

Today's phrase: "hang out"

現在、アナとマーセルはネブラスカ州で、2人で一緒に養蜂業を営んで、子供達3人と、5人で生活しています。コロナウィルスの影響で、息子たちは自宅学習中ですが、マーセルにとっては、子供たちと仲良くなるには良い機会のようです。

"90 Day Fiance: Self-Quarantined" というスペシャル番組(5/18放送)で、アナは "Mursel is using this time, you know, to hang out with the boys, Joey, Gino, and Leo." (マーセルは、この時間を使って、ジョーイとジーノとリオの3人の息子たちと仲良くやっています。)と言っています。(以下の動画の0:09くらい)


パソコンでご覧になる場合、英語字幕を表示させて視聴することをお勧めします。(画面左下にカーソルをもっていくと、「設定」アイコンがありますので、そこから「字幕」をクリックし、英語字幕を設定しましょう。自動生成なので、不正確な場合も多々ありますが、無いよりはずっと良いです。)

さて、hang out というイディオムですが、これは「遊ぶ、ブラブラする」という意味です。

高校生の英作文で、「昨日、友達と渋谷で遊んだ。」と言おうとして、"I played with my friends in Shibuya yesterday." というようなのをよく見ますが、これは不自然です。「(友達と)遊ぶ」という意味で play を使うと、保育園児のような幼い子供の印象を与えます(砂場で遊ぶような)。"I hung out with my friends in Shibuya yesterday." なら大丈夫です。

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