やっぱりキミが好き
すべてはわたしがキミに
エサをあげたあの日から始まった
わたしはひろってきた子猫に
戯れでキミという名前をつけた
キミとわたしは
彼女が嫉妬するくらい仲がよかった
キミとわたしは一日中見つめあっていた
わたしたちは毎晩抱きあって寝た
彼女とは喧嘩ばかりしていた
ある日
キミは唐突に姿を消し
なぜか
彼女はわたしに優しくなった
わたしも彼女に優しくなった
みんなは笑うけど
いまでもキミが見守ってくれていると信じている
キミはわたしが視た夢の住人だったのかもしれない
わたしがキミ