元気がない時は、あの頃にタイムスリップ（ゲームばかりしてたあの頃）

　今を生きる、っていう言葉があるけれど、今がものすごくしんどくて、将来もとにかく不安で八方塞がりな時がある。そんな時は思い切って、過去の自分にタイムスリップすることがある。タイムマシンなんてないので、あくまで頭の中の話です。

　僕は小さい頃の思い出を大事にしている。幼稚園や小学校の頃って、もちろん当時も辛いことはあったけれど、宝石のようにキラキラしていて、大事な思い出がいくつかあって、疲れたときは、そのキラキラを見に行って元気をもらっている。

　僕は幼少のころからゲームが大好きで、スーパーファミコンやゲームボーイを一日中プレイしていた。ゼルダの伝説神々のトライフォース、ドラゴンクエスト６、ファイナルファンタジー６、がんばれゴエモン、初代ポケットモンスター青、ドラクエモンスターズ。
プレステが発売されて、FF７、FFタクティクス、モンスターファーム、チョコボの不思議なダンジョン、ドラクエ７、デジモンワールド、バーガーバーガー・・・。ここに書き出すとキリがないのでちょっとやめとこう。

　僕はこの思い出に浸るために、youtubeでプレイ動画をだらだらと見たり、wikiや攻略サイトで、ゲームの詳細を調べだす。すると、ノスタルジックな気持ちになって、過去の自分にタイムスリップできる。
　当時FF７を買うためにコンビニにワクワクしながらダッシュしたことや、セーブポイントにつく前に母親に「ご飯できたよ～！」と言われて焦ったこと、友達とファイナルファイトをやって仲間割れして爆笑したこと、朝早起きして、兄弟にゲーム機を取られるまえに薄暗い中ドキドキしながらゲームをプレイしたこと、当時の素敵な淡い思い出に浸ることができる。毎日が楽しかった、学校が辛くても、「家に帰って、ゲームするんだ！」それだけでワクワクしていた。そんなことを思い出しているうちに、つらい夜もふけてきて眠りにつくことができる。
　
　ゲームじゃなくてもよくて、子供のころ好きだった漫画（マキバオー、魔方陣グルグル、すごいよマサルさん）を読み返したり、当時はやっていたカードゲーム（遊戯王、ポケモンカード、MTG）を調べたり、当時大好きだった曲を聴きかえしたり（ケミストリー、宇多田ヒカル、モンパチ）。パソコンやスマホひとつで簡単に過去にタイムスリップすることができる。誰にだってきっと過去の淡い思い出はあると思う。
　
　過去にしがみつくのは悪いことだっていう風潮があるけれど、別に誰かに迷惑をかけるわけでもない。昔の友人と会ってこんな話で盛り上がるのも、テンションが上がるし、元気が出る。
　ただ注意してほしいのは、それを職場の後輩とかに、「あの頃はよかった」って押し付けるのは多分嫌われるからやめたほうがいいと思う。
　あと、あまりにタイムスリップしていると、副作用として、当時があまりにも輝いていて、今がすごく辛い人生を歩んでいる気がしちゃうと思う。でも当時は当時で、今は忘れているだけで辛いことがたくさんあったと思う。　　　
　僕の場合は、給食が大嫌いで居残りさせられたり、プールが嫌いだったり、学校の先生が怖かったり、宿題をやってなくて絶望したり（今考えるとどれもまあ大したことはないよね）。だからきっと今この辛い時間もいつかはいとおしい思い出になったりもするのかなあと思うし、今こうやって暮らしている中にもきっとキラキラした思い出が作られてるんだと思う。
　みなさんも眠れない夜は、ちょっとだけタイムスリップしてみてはいかがでしょうか。きっと元気がでますよ。