事件も配役もミスリードなのか？／ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』

すべてが、伏線。

『霊媒探偵 城塚翡翠』公式サイトより

公式サイトにはそう書いてあるんだけどさ。

日本テレビ日曜ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』。

犯人が視える霊媒師・城塚翡翠じょうづか ひすいと推理作家・香月史郎こうづき しろうが、一緒に事件の真相を明らかにしていく物語だ。香月や警視庁捜査一課の鐘場たちが追っている連続殺人事件が全体の流れの根底にありながら、別の事件に巻き込まれていくという形でドラマが展開する。

invert 城塚翡翠 倒叙集／霊媒探偵・城塚翡翠

翡翠役の清原果耶ちゃんと、香月役のトキューサこと瀬戸康史さんぐらいしか主にチェックしてなかったら、小芝風花ちゃんが翡翠のアシスタント役なのかと、初回を観て気づいた。これも何かの伏線？ 彼女が単なるアシスタントってことはないのでは？ 待てよ、これはミスリードかも。

翡翠もビジュアルと性格がかなり違っていて、意外。それに、まだ初回しか視聴していないけれど、一話で完結する単発事件が普通過ぎてイマイチ釈然としない内容だった（2時間ドラマを観すぎかもしれない）。あれ？ これもまさか伏線？ さらに初回のラスト映像も「いや、これこそミスリードじゃないの？」なんて、また勘ぐる。

「？」が泉のように次から次へと湧いてくる。

なんだろう、油断ならぬ空気が漂っているのだ。
これ、主婦の勘！（名取裕子さんじゃありません）

私は、ドラマの原作を先に読むことはほとんどない。ただ、このドラマに関しては事前に原作を読んでみたいと思ってしまった。勘で。だが結局、未読のまま視聴中。うぅ、読んでからドラマを観るのが面白いのか、未読のまま観るのが面白いのか。

「霊媒探偵 城塚翡翠　ネタバレ」で検索したくなるのも必死で堪こらえて、明日の第2話を視聴しよう。

「ああ、明日は月曜日」と憂う日曜日の夜。わが家では、ドラマ視聴リレーがすごいことになっている。

闇落ち真っ黒義時（辛気臭い人 byのえ）＆ピュアな真っ白実朝の対比に心がかき乱される大河ドラマ『鎌倉殿の13人』　→　イケメンなのにこれまで自分の中で存在が薄かった山﨑賢人くん、この役ハマってる～＆短髪のオダジョーで小躍り状態の日曜劇場『アトムの童こ』（追伸　塚っちゃんも出てるし！ 安定の馬場徹さんも！ 松下洸平さんまでー！）　→　そしてこの『霊媒探偵 城塚翡翠』という流れ。

一週間頑張る前に、完全に体力と気力を消耗する。
生き切ったぜ、オレ。そんなイメージの日曜日の夜。
いいのか？ こんな過ごし方。

そう思いながら、翌朝には朝ドラを観ているのだろうな、たぶん……。