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気になる2024秋ドラマ5選。

秋ドラマの情報が増えてきたので、少し早いですが個人的に気になるものをご紹介。すでに始まっているNHK-BSのドラマ『団地のふたり』は、わが家で映らないので外しております。イチオシなのに……映らないよーーー。

今回も長いので、お時間あるときにどうぞ。


1、神木くんが一人二役/TBS日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』

今期の日曜劇場は、高度経済成長期に石炭産業で発展した長崎・端島はしまと現代の東京を結ぶ、70年にわたるヒューマンストーリー。

神木くんは初の日曜劇場主演、しかも端島で生まれ育った鉄平と令和の東京でホストをしている玲央、時代の異なる二役を演じる。脇を固めるのは斎藤工さんや杉咲花さん、國村隼さんや宮本信子さん、沢村一樹さんなど錚々たる顔ぶれ。さらに制作は、脚本・野木さん×監督・塚原さん×プロデュース・新井さんの黄金チームで、期待しかない! 希望と活気に溢れていた1955年と、便利な時代なのに閉塞感漂う2024年。相反する時代に生きる彼らがどのようにつながるのか、今からワクワクが止まらない。

端島は、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」に登録されている。その姿から通称・軍艦島と呼ばれ、クルーズで上陸できるため観光スポットとしても馴染みが深い。残念ながら、私が上陸しようとしたときは荒天で断念。過去にはB’zのMVや、写真家の顔も持つ福山雅治さんによる撮影、映画『進撃の巨人』のロケ地などにも使われている。コンクリートの建物が廃墟と化した映像を見るだけでも、当時の活気や人々の息づかいが聞こえてくる。実際に島に降り立ったら、もっと肌で感じるだろうな。

2、定時制高校が舞台の小説を映像化/NHK『宙わたる教室』

ドラマの原作が、少し前にnoteで感想を書いた小説『オオルリ流星群』の著者・伊与原新さんのものだと知って、視聴決定の判子を押してしまった。

小説『宙わたる教室』は、実在する定時制高校の科学部の話から着想を得た物語。さまざまな事情を抱えた生徒たちが通う学校に、ある教師が赴任してくることから動き出す。

理科教師・藤竹を演じるのは窪田正孝さん。生徒役には小林虎之介くんや伊東蒼ちゃん、イッセー尾形さんなどの名前がある。家庭内の問題や自身の障害、抜け出したいのに抜けられない人間関係など、それぞれが困難を抱えている役柄だ。藤竹と出会い、科学と向き合い、彼らにどのような変化が起こるのか。どこかに置いてきてしまった好奇心や探究心を、自分ももう一度手にしたくなるかもしれない。

3、主演・清原果耶×脚本・兵藤るり/ABCテレビ『マイダイアリー』

日曜日の夜は忙しくなるかも。

清原果耶さんが演じるのは、不器用な社会人一年目の主人公・恩村優希。まだ詳細は発表されていないのだが、脚本が兵藤るりさんということで期待値が上がってしまった。兵藤さんは、昨年NHK夜ドラ枠で放送された『わたしの一番最悪なともだち』を手がけた脚本家。当時、主人公たちのセリフに何度も唸った記憶があるのだ(省略しますけど 笑)。それに、内面で葛藤しながら居場所を見つけていくタイプの役は、果耶ちゃんにぴったりではないか。共演者の発表が待たれる。

4、柳楽優弥×坂東龍汰が挑むヒューマンサスペンス/TBS金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』

柳楽優弥さんが地上波で主演するのは、久しぶりだ。

柳楽さんが演じるのは、市役所に勤める真面目でやさしい青年・小森洸人。自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰さん)がおり、一緒に生活している。あるとき兄弟の前に謎の男の子・ライオンが現われ、そこから平穏な日々は崩れ去る。家族の温もりとサスペンスが入り交じり、先が読めないスリルな展開が待っていそうだ。

キャストが好み。柿澤勇人さん、桜井ユキさん、入山法子さん、岡崎体育さん、尾崎匠海さん(研修医の風間くんじゃないか)、そして天音! 綾野先生だよ。ここはやはり、存在そのものがサスペンス要素のひとつになっている、岡山天音くん。役名もXだし。極めつけは、でんでんさんと向井理さん。好みの俳優がたくさん登場する。今回のでんでんさん、兄弟を見守る定食屋の元店主なんだけど、本当に優しいままの役柄なんだろうか(笑)。何しろサスペンス展開アリだから。

5、全身有能オーラの無能ヒロインを菜々緒が演じる/テレビ朝日『無能の鷹』

公式サイトのトップ画像を見て、「菜々緒が活躍するお仕事ドラマなのかしら」と思っていたら、いい意味で裏切られた。一旦、公式のトップ画像を見てくださいよ!

「見た目は有能、中身は無能!?」というキャッチが付いている通り、主人公・鷹野ツメ子はパソコンの起動もコピーの仕方も分からない。よく就職できたなあ。でも、なんか見た目がシゴデキ風。そんな彼女が、個性豊かな同僚たちと接して成長していく。原作は読んでいないが、週末の夜に笑いながら嫌なことを忘れられそうじゃないか。それとも逆に、仕事ができなさ過ぎてイラッとする? これはさじ加減がとても難しい役だと思う。

いやー、それにしてもツメ子、有能にしか見えないキャスティング(笑)。その逆、気弱に見えて実は努力家の有能な同期・鶸田道人を演じるのは帝! 一条天皇がテレ朝に降臨する。確かに塩野さん、色白で気弱そうに見えるかも。このふたりがどんな化学反応を起こすのか。そして、ツメ子を指導するベテラン社員・鳩山樹は関白殿! 小心者で傲慢な息子(伊周)をどうにかしてください。というのは冗談だけど、井浦新さんが典型的な“いい人”を演じる。

ほかに、さとうほなみさんや高橋克実さん、安藤玉恵さん、よねさん(土居志央梨さん)もキャスティングされていて、期待値アップ。できれば秋の夜長に笑って、そのまま師走に突入したい。そう、秋ドラマが終わる頃にはもう年末。凄まじい時間の進み方だ……。


以上、個人的に気になる2024秋ドラマ5選でした!
秋もドラマを楽しみましょう。

***

それにしても、ドラマだけなんでこんなに増えていくのかしら。

他の秋ドラマも、一部を羅列してみました。
・若草物語の現代版(なのか?)『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-
・反町さんと杉野くんがバディを組んで事件を追う『オクラ
・9年ぶりに帰ってくる『民王R』(以前は一生さまの貝原が笑いの肝だったけど、今回は誰がそのポジション?)
・黒岩勉さんが脚本を手がけるミステリードラマ『全領域異常解決室
・趣里さんが非常識なモンスター新人弁護士役『モンスター
・松下洸平さんが保健室に常駐する小児科医を演じる『放課後カルテ
・ドロドロ展開必至の松本若菜さん主演『わたしの宝物
・人気エッセイコミックを実写化!『つづ井さん

全体的に、お仕事ドラマやヒューマンドラマが中心のラインナップ。今期の『飯を喰らひて華と告ぐ』のようなダークホースが潜んでいるかもしれないので(笑)、初回はなるべく観たいです……。何度も言いますが、なんでこんなにいっぱいあるんだろう。


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