気になる秋ドラマ Part.2
夏ドラマより先に、秋ドラマについて書いたのが梅雨真っ只中。あっという間に3ヵ月が経過した。皆さん、正月はすぐそこですよ。新年早々、『ぎぼむす』が帰って来るといううれしいニュースを気にしながら、さて秋ドラマについて書いていこう。
秋ドラマ Part1は、こちらから覗いていただいて。
フジ水曜日の『パリピ孔明』は早くも9月27日（水）から放送開始だ。
話は飛んで週末の夜、たまたまテレビをつけたら『金スマスペシャル』に豪華俳優陣が勢ぞろいしていた。大沢たかおさん、江口洋介さん、玉木宏さんに、笹野高史さん。いやいや、すごいメンツ。過去に「エビフライはタルタルを食べるための棒」と発言した大沢さんの天然ぶり（そんな彼を、江口さんは“正直なんだよ”と言っていた）は、今回も冴えわたっていた。そんな大沢さんが出演する秋ドラマも楽しみにしている。
今回は、以前紹介した秋ドラマ以外で個人的に気になっているものを5つ紹介したい。
長くなるのでお時間あるときに！
1、日テレ水曜22時『コタツがない家』
まずは小池栄子さん主演のこれ。事前情報によると、さまざまな問題に巻き込まれ、てんやわんやするホームコメディーとのこと。小池さんは、やり手のウエディングプランナー兼会社社長・深堀万里江を演じる。仕事はバリバリできるのに、家に帰れば売れない漫画家の夫と、将来に悩む息子、熟年離婚して転がり込んできた父のダメ男3人が待っており、苦悶の日々という役柄だ。
売れない漫画家？ テレ朝じゃないよね？ この廃業寸前のニート夫を演じるのは、なんと吉岡秀隆さん。ダメ人間っぽい（笑）。息子を演じるのはHiHi Jetsの作間龍斗くん、父親を演じるのは小林薫さんだ。そして、北村一輝さんが編集者で登場。 出たー！ 野心をちらつかせてギラギラ、じゃなくてニヤニヤする北村さんを想像中。
脚本がドラマ『俺の話は長い』を手がけた金子茂樹さんというのも、個人的期待度が高い理由だ。ドラマタイトルの意味が気になるところ。コタツ星人の私からすれば、コタツのない家はさみしいと思うのだけど、皆さんの家にコタツはあるだろうか。小池栄子さん主演なので観る気満々。ただ、問題がひとつ。水曜日22時、またもや観たいドラマが被ってるやないか！！ どうしよう、パリピもリアルタイムで観たい（泣）。
2、TBS日曜劇場『下剋上球児』
喜多見チーフが転生して、マウンドに帰って来た。主人公は、大学時代まで野球一筋に生きてきた社会科教員の南雲脩司。諸事情によって廃部寸前の野球部の顧問をすることになり、日常が一変する。
弱小高校野球部を鍛え上げるスポ根ドラマ？ 令和の時代に！？ 『スクール・ウォーズ』世代なので、ついそんなイメージを抱いてしまった。しかし、このドラマは『アンナチュラル』『MIU404』『最愛』の新井順子プロデューサー×塚原あゆみ監督という最強（私の中では）コンビが手がけるのである。ただのスポ根ドラマなわけがない。
公式サイトには、「高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント」とある。一体どんなドラマに仕上がるのか。共演は黒木華さんや井川遥さんなど。その中に、平和そうに孫を応援する長野専務や消防団の賢作さんがいるので、違う意味でも要チェック。
3、フジ木曜22時『いちばんすきな花』
ドラマ『silent』の制作チームが再集結するドラマとして注目されているのが、こちら。主人公は、年齢も性別も生きてきた環境も違う4人の男女。多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さんが演じ、“男女の間に友情は成立するか？”をテーマに物語を紡いでいく。今判明しているキャストは、この4人と仲野太賀さんのみ。脚本は『silent』でも脚本を手がけた生方美久さんということで、感情を丁寧に描くドラマになりそう。
世代を問わず、男女の友情は永遠のテーマ。振り返ると、自分にも苦い思い出がある。これは恋なのか、友情なのか、愛なのかという、なんだろう、あのすれ違い。距離感に戸惑ったり、冗談が冗談じゃなかったり。男女の友情には難しい線引きがある。それをどんな風に描くのか、とても気になる。
4、テレ東金曜深夜『すべて忘れてしまうから』
ディズニープラスで配信中のドラマが地上波でスタートする。えっ、燃え殻さんのエッセイが原作なの、これ。主人公のミステリー作家・Mを演じるのは野崎じゃなくて、阿部寛さん。ハロウィンの夜、Mの彼女・Fが突然姿を消した。Fを演じるのは尾野真千子さん。他のキャストには、Charaさんやクドカン、大島優子さん、酒井美紀さん、草笛光子さんなどが名を連ねる。
あの…彼女は「F」なのね。なんでまたFなんだろう（笑）。まだ脳が別班にテントに公安なので、「F」と言ったら乃木じゃん！ と考えてしまう自分をどうにかしたい。なかなか夏ドラマから秋ドラマに頭が切り替わらない。「テレ東」が「テント」に聞こえるし、ミステリー作家と聞けば「三馬さん？」と思っちゃうし。
Fはどこへ消えたのか（乃木じゃない方の）。Mが彼女を探し始めると、やがて知らなかったFの秘密が明らかになっていく（公式サイトより）。どうやらミステリー要素とラブストーリーが混ざり合った、大人の物語になりそうだ。
5、テレ朝日曜22時『たとえあなたを忘れても』
こちらも「忘れる」が鍵らしい。ナンウマの後にはじまる、浅野妙子さん脚本のドラマである。春から始まったテレ朝の日曜ドラマ枠が、岡田さん → 野島さん → 浅野さんと、豪華脚本家リレーになった。
何度も記憶を失い続ける青年と、彼を愛するピアノ講師の本格ラブストーリー。主人公の河野美璃は、『鎌倉殿の13人』で比企家から嫁いできた比奈を演じた堀田真由さんが演じる。記憶障害の青年・青木空を演じるのは萩原利久さんだ。これは切ないメロディーを奏でそうな気配……。風間俊介さんがキャスティングされていて、若干「ん？ フジテレビじゃないよね？」と思ったりしたが、テレ朝日曜22時のドラマである。最後に、空の母親役に壇れいさんの名前を発見。西岡大使がこんなところに。
……って、VIVANT熱冷め止まぬ9月の終わり。
楽しかった夏のドラマ鑑賞以上に、面白く過ごせるか秋の陣！
おいしいものを食べながら、たくさんドラマを楽しみたい。
とりあえず、週末は録画している『彼女たちの犯罪』最終回を視聴します。自分の中では、今期ドラマのベスト3に入るかも。追い詰められた彼女たちに、救いがありますように。頼むよ、野間口さん。
あー、万ちゃんと寿恵ちゃんの朝ドラも終わってしまう（涙）。来週、心して見届けたい。
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