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大丈夫じゃなかった『TOKYO MER~走る緊急救命室~』第10話

心がバキバキに折れたまま週半ばを迎えてしまった。月曜の朝からモネと菅波先生のイチャイチャを眺めても、「あと1分」が「死者は1名」に聞こえた。いえ、菅モネの「見せつけますか?」「ちょっとでも顔見ると、やっぱりいいなって思うし(←どこでこんな技を身につけたの、先生)」には、二人の数ヵ月を想像する余白があって萌え萌えしたけれど。


(以下、ドラマの内容を含みます)

「ツンな音羽先生と人を疑わない善良な涼香のツーショットは、もう見られないのか」と涙に暮れている。同時に、改めてこのキャスティングに唸っている。



恋愛パートは別にいらないと言ってたのに、私。「なんで人をそんなにすぐ信用するの……」と、第9話のラストで少々イライラしていたのは確かである。そんなにすぐ信じちゃうから、こんなことになったんやんかーー。他人が持ってきた水筒は絶対もらっちゃダメだって、2時間ドラマでも学ぶやんかーーー。

誰に八つ当たりしていいかわからない。

正直、喜多見チーフと2人きりで現場に向かった音羽先生がまずいのではないかと思っていた。しかし、少しずつ別の嫌な予感が……。美しきテロリストが近づいた相手に愕然。ええーー。

テロ組織との関連疑惑を拡散されているにも関わらず、喜多見チーフが「医師の喜多見です」と名乗りながら負傷者を手当てするシーンや、音羽先生が「くだらない噂に振り回されてないで、自分の目で見て判断しろ!」と学生に訴えるシーン、公安の月島は不在だったけど(稲森さん、馬場さん共にゆっくり休んでください)扉が開いたシーンなど、危機一髪の展開とそれを上回る役者さんの熱量にドキドキしたのに。なのに。

ゼロじゃない日がいつか訪れる。そういう予想はついていたとしても、こんな展開になろうとは。世の不条理を証明するために、椿は喜多見チーフの一番大事なものを狙い簡単に奪っていった。やさしさと信念が、すべて仇となって返ってきた。椿がここまでする具体的な理由は明らかになっていない。歪んだ憧れ? 生き方への嫉妬? それは最終回に持ち越しなのか、永遠にわからないのか。でも15分拡大するだけで回収できるのだろうか。加えて、ゆり子知事は病床で危険な状態。白スーツのジンクス・白金大臣の見どころもあるはずだから、ぎゅうぎゅうに詰め込んだ最終回になっちゃうのか。

あと気になるといえば、このドラマは伏線アイテムをアップで映すことがあって。涼香が、子どもたちと何か詰めてキラキラ飾りつけた箱。それきり出てこなかった。……と思ったら、いろんな界隈で皆さん気にしている様子。でもその中に兄へのメッセージが入っているとかそんな安っぽい展開では、少なくとも私の折れた心は快方には向かわない(挑戦状を叩きつけている気分です)。

最終回は、この鬱展開を乗り越える何かをきちんと描いてくれるんでしょうね!?  現実世界だって不条理だらけですよ。喜多見チーフを筆頭に、全国の医療従事者の方々が前を向ける術をちゃんと用意しているんでしょうね!?(TBSさんに詰め寄っている気分です)

この際だから、同じ世界線って設定で次期日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』にもMERとレスキュー千住さんを出動させてくれ。彼らに、みんなに、未来があることを証明してくれ(涙)。


結局、まんまと制作側の思惑にのせられてるんですよね。ははは。もし折れた心が快復しなかったら、喜多見チーフと音羽先生にオペをお願いします。

「ぶんぶんどーさーん、医師の喜多見ですー。もう大丈夫ですよー」「いち、にっ、さんっ」「ちょっとチクッとしますよー」「はい、がんばりましょう」「喜多見チーフ、ぶんぶんどーさんの脈がかなり速くなっています」「ですね」「ぶんぶんどさーん、落ち着いてください。大丈夫ですからねー」

いや、この2人に囲まれたら心臓持たないわ(笑)。



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