お金に対する私の観念その1
みなさん、こんにちは。
ワタシが洗車すると翌日雨が降る。
ワタシが株を買うとなぜか下がる。
こんな観念を持っているワタシです。
お金ってないと困るんだけど、なぜか見ないようにしてる癖があることに気が付いたのは経営者になってから。
意識高い系の経営者の勉強会とかでは、当たり前に人員、店舗数、売上、事業展開などを短期目標や中期目標で立ててたとけど
結局、立ててるフリだけして、全然意識なんかしてなかった。
事業は伸びて、店舗数も、従業員数も拡大してたけど
自分からアクションを起こして増えたことは一度もないのだ。エヘン!!
いつもうちの業態が欲しいSCのデベロッパーさんやテナントを探してるところから声がかかって請われて出店。人は出店に伴って足りないから急いで採用する。
計画性なんて言葉は私の辞書にはなかった。
そんな状況だったにもかかわらず、なんとなく回ってて特にこれ以上売上上げたいとか考えたこともなかった。むしろ、人問題で当時は辛くて仕方なかったので無意識に拡大することにはブレーキをかけてた気がする。いま思えばもったいなかったな。この辺が伸びていく会社との別れ道なんだろうね。
そんな中陰りが見え始めたのが10年目ぐらい。同業他社がどんどん増え始めたのだ。今まではうちしかなかったから、出店要請もうちに来てたのが、この時期くらいから、他社が増え始めたのと価格崩壊が始まった。お客様の数が少しづつ減り始めた。
そんなある日、東京でのんびり遊んだりセミナーを受けてた私の携帯に事務の女の子から社長お金が足りません。と連絡が入った。
え?
お金足りないって
どういうこと?
それまで全然お金に関心なかったので、キャッシュフローがどうなってるかなんてわかってなかった。
支払いができない?
給与が支払えない?
初めてそんなことが頭をよぎった時
めちゃめちゃ怖くなった。
努力して今から自力で売上を伸ばすことができるんだろうか?
自問自答した結果。自分の気持ちが起業当初のように盛り上がってないのにも気が付いた。
ワタシは惰性でいま経営してるよな。
そう気が付いた途端、会社がとてつもなくお荷物に感じた。
でも、支払いは待ってくれない。
今後のことを考えるよりまず止血を考えなきゃいけない。
このときから1年間ぐらい私個人の資金から、毎月足りないと言われるたびにお金を入れるようになった。役員貸付ですね。
自分の貯金が減っていくたびに、これがゼロになったらどうなるんだろう。とキリキリしてたのを思い出す。
このときから、ようやく売上の回復の見込みのない店舗を閉店していくことにした。そして、店舗で来るか来ないかわからないお客様を待つ、待ちの経営じゃなく訪問型の経営にシフトをしていくことにした。
このとき奮起して売上伸ばすぞーーー!!と思えたら良かったのだろうけど、もう疲れ切ってた私はどんどん事業を縮小していく方向に舵を切っていった。
だんだんだんだん固定経費が減っていくにつれて、赤字も減少していき
人も減らすことでずいぶん身軽になった。自分のお金を入れなくてよくなったぐらいからかな、また気にしなくなったのだ。
これは、どうしたことだろうか?
ここに再び向かい合うようになったのは今回の新規事業のおかげ、島の宿泊施設をするにあたって借り入れも発生する、税理士の先生や銀行の担当者の方から現在の会社の財務状況を説明された。
え?
こんなにうちって売上低いんだ。
こんな数字でよく21人も雇えてるなぁ、、、
新規事業するのに、現事業の売上がこんなに低いのでは不安なことこの上なし!
続くよーーー
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