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自分で決めたら、辛くない。
音楽に出会って、スーパースターになると決めてからは、苦労が苦労じゃなくなった。 土方やっても、フィルム運びやっても、つらくない。 「そうだ。こういうふうに苦しいんだよな、最初のうちは。こういうことがあって、いろいろやって、最後にスーパースターになるんだよ」と自分に言いきかせていた。
辛いなあ、嫌だなあ。どんな時にそう思いますか?
永ちゃんこと、矢沢永吉さんは、
辛くならない秘訣を、ベストセラー『成り上がり』で表現されています。
彼は、スーパースターになると決めた瞬間から、全ての嫌なことが辛くなくなったと語ります。
つまり、やること、やりたいこと、目標が明確になった瞬間に全ては、
辛くなくなったのです。
私たちの生活もそういうことだらけなのかも知れません。
やりたくもないことを、嫌々やり続ける。
これは一見すると、生活のためにやっているのだからとか、大人はこんなものなんだとか、まともに見えます。
でも、それで自分の中でもやもやが膨らんだしたいるとしたら、それは不幸せなことだし、本人とってもいいことではないでしょう。
少し深掘りしてみると、こういう人は、自分に対して正直ではなく、何かに向かって生きる覚悟ができていない証拠かも知れません。
自分に対して正直に話してみて、本当にやりたいことを決める。
決めるということは、他の選択肢を捨てるということでもあります。
それは、とてつもなく辛いことです。
認めたくない気持ちはよくわかります。
全てを手に入れたい気持ちはよくわかります。
でも実際はそんなことあり得ません。
機会費用という考え方があるように、何かを選べば、何かの可能性を捨てることになるのです。
それが嫌だと言って、何も決めずに日々を過ごしていたら、それは、どっちつかずの人生になってしまいます。
永ちゃんが語ったように、覚悟を決めて、思いっきり自分がやりたいことにぶつかってみる。
そんな姿勢が、無数の選択肢がある現代だからこそ、必要なのかも知れません。
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