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反抗期 長期戦 #27 終わりかな

大学に入ってからの長男はと言うと
当たり前の話なのですが…
母親の私から見る角度からは
彼の生活を見る事、
理解する事は出来なくなりました
どんな勉強をしてどんな友人がいるのか…
同居はしているのですが
本人が話さない限り、全くわかりません

「今日晩飯いらんで」
「わかった!誰と…?」
「母さんの知らんやつや」
「そうかぁ…」

と、今までの何気ない会話も
深く踏み込まない様に
気をつけるようにしました

お金の面では、私達親が
奨学金で足らない部分の授業料と
教科書代、定期代を支払い…
それ以外のお小遣いや、昼食代などの他諸経費は
長男自身で支払うと最初に話し合って決めていました

その結果…
バイト三昧で朝は起きれず、一限は遅刻の毎日
外泊で、2、3日顔を見ない事もあったり…
家に帰るのは寝る時だけ
パチンコ、お酒…
家の車で出かけたまま帰ってこない…

などなど
大学の四年間では
さらに、色々なことが起こりました

当人の長男は
「単位を落とさず、進級すれば文句はないやろ!
ちゃんとやってるから
ごちゃごちゃ言わんといて!」

と、私のイライラが続く続く…
こんな四年間でした

一つ言えるのは…
人に恵まれていた事

分岐点に立ったとき…
落ち込んで立ち上がれなかった時…
憧れたり、指針となる様な人に出会えた事
一緒に飲み愚痴を言い合える友人がいた事
良くも悪くも世の中の事を教えてくれた方々
飲み屋の隣の席お客さん
バイト先の上司や先輩
友達の友達の友達…
喫煙所での出会い
その全てが今の長男の礎になっているようです

私の知らない世界
私が見た事も無い景色
私がしたことも無い経験をした長男

「何も見聞きしないで
決めつけたりしたらダメやで!
母さんは、視野が狭いで
いっぺんくらいやってみた事ある?
それから文句言うて!」

私は長男から説教される側になりました

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