被害者、加害者、それぞれの視点で考えさせる小説〜告解 薬丸岳〜2024年小説2冊
読み始めた時に何となく展開が分かるし、
途中で読むのを止めようかと思ったんですが、結局読了!
理由としては、
2人の小さい息子を持つ親として、
自分の息子が交通事故を起こした加害者になった場合にパパとしてどうするか考える為ですね〜
薬丸さんの小説の特徴は、
登場人物別に各視点で物語を捉える点。
このお話は、彼女からのメールで
酔っているにも関わらず車を運転して会いに行こうとした。そこで交通事故を起こし、怖くて逃げるわけだけど、結局捕まって刑務所に入ってしまう。
この誰もが起こす可能性がある交通事故で、
加害者、被害者、それぞれの家族の人生が変わっていく。
車を運転できる人なら読むと気を付けないとと思うはず。
個人的に一番可哀そうだと思ったのは、
加害者のお姉さんで結婚目前にして弟の逮捕で破断・・・
感情移入できる内容だったなあ。
事故を起こしたかもと思ったら、
自分をだまさずストップして確認することですね。
人生は選択の連続で、
一つの選択のミスで人生が変わる!
それが学べる小説でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?