自社サイトの記事の書き方(記事で集客する為の書き方)
こんにちは! 鈴木貴之です。
自社サイトを育てていく上で最も大きな課題となっているのが、「記事が書けない!」ということ。
「何を書いたらいいか分からない」
そういう方が結構多いのです。
この記事では、そういう方の為に具体的にどの順序で書いていくと『集客につながる記事』が書けるのかということをお伝えしたいと思います。
記事の書き方:順序を知る
まず第一にを伝えしたいこと。それは、
「記事をいきなり書いてはいけない!」
ということ。
と思うかもしれませんが、これをやってしまうと記事を書いても書いても集客できない。という状態になってしまいます。
では、順序についてお話しましょう。
①キーワード出し
まずはどのようなキーワードで上位表示されたいかを考えます。
この際に、
A. 自社と関係のあるキーワード(言い換えを含む)
B. 競合が検索されているキーワード
C. ターゲット層が検索しているキーワード
の3つを出していきます。
まずは、A4の紙などに殴り書きのような感じ、ないしはマインドマップを使って書いていきましょう。
②キーワードに優先順位をつける
次に、キーワードの優先順位を考えていきます。その際の考え方は2軸。
A. サイトを作ったばかり(ドメインパワーが弱い)
この場合はビッグキーワードでいくら詳しい記事を書いても検索結果上位表示は望めません。だから、やるべきことは「複合キーワード」で「競合が弱いところ」を攻める、です。
あまり検索されていない所で競合が力を入れていない所を見つけ、そこから記事を書いていきます。そうすることでまずは本丸ではなく周辺地域で小さな勝利を収めていくのです。
(これ、自分の精神的にも有効です。ビッグキーワードで記事を書いても上位表示されないのでそれが続くと記事を書くこと自体が嫌になります。でも小さいところで勝てれば数は多くなくてもキーワード次第では集客につながります。それがモチベーションの維持につながるのです)
これを繰り返すと上位表示される記事が増えていくので、だんだんサイト自体の検索エンジンへの有効度(ドメインパワー)が上がっていきます。それから、徐々にミドルキーワード(中程度の検索ボリュームのあるキーワード)に移り、最終的にビッグキーワードに移っていくと良いでしょう。
B. サイトのドメインパワーがある
自社サイトがすでに複数のキーワードで上位表示されている場合は検索ボリュームが多く、かつ成約に近いキーワードを狙って記事を書いていきましょう。
すでにある程度戦える力があるからです。そういう状態では細かいキーワードよりもビッグキーワードで勝負した方が結果が出やすくなるでしょう。
ただしこれは強者の優先順位の付け方なので、その点は注意してください。
③競合チェック
優先順位をつけたら、次は優先順位の高いキーワードで実際検索をして検索結果を見ましょう。
そして、そこで上位表示されている記事に自分は勝てるかを考えます。これも軸は2つ。
A. 検索結果上位陣の記事より詳しく書けるか?
B. 検索結果上位陣の記事と違う切口で書けるか?
詳しくかけなければ上位表示される道理はありません。
また、詳しく書けなくても切口を変えるというのは重要です。Googleは検索結果に多様性を求めています。一つのことでも色々な視点で検索者がそれに触れられるようにしたいと考えています(YMYL領域を除く)。
だから、詳しく書けなくても切口を変えて書く、違う見方を提示するというのは有効な手なのです。
④記事の構成を考える
まだ記事を書かないでください。次は構成を考えます。
これは2軸から考えていきます。
A. 網羅性を高めた形で記事を作成できないか、見出しと小見出しを考える。
B. ラッコキーワードなどのツールを使い、狙っているキーワードにプラスしてどのような言葉が使われているかを知る。
A.は特定のキーワードでの検索順位を高める為、B.はそれにプラスして検索に使われているキーワードを知り、より細かいキーワードでも検索結果に表示されるようにする為の考え方です。
キーワードを選定し、順位を決めた後は「検索結果上位表示」を目的に記事を書かないといけません。その為の考え方がこれです(上位表示されなければ記事を書いても意味がない)。
⑤記事を書く
ここで初めて記事の執筆が来ます。④をしっかり行うことで、それなりのボリュームの記事が書けるでしょう。
⑥書いた記事の順位をチェックする
記事は書いて終わりではありません。書いた後は、順位の変動を見ましょう。
そして順位が思ったように上がっていればそれでOKです。
もし順位が低い、上がらないなどの場合は次に移りましょう。
⑦リライト(記事を書き直す)
順位の上がらない記事は意味がありませんので、リライトします。
その際は③と一緒で、競合チェックをして、A. より詳しく書けないか? もしくはB. 違う切口で書けないか? を考えてみましょう。
この後は⑥に戻ります。
記事の書き方:最初に書くことから始めてはダメ!
ここまで来ると、記事を書く際に最初から「書く」ことを始めてはダメだということはお分かりいただけたでしょう。
「書く」という行為そのものは実は集客できる記事作成の一部にしか過ぎないのです。
記事を書いて結果を出すには、その前の下調べ(顧客理解)と競合調査こそが最も大事だというお話でした。
この記事通りに記事を書いていけば集客に役立つ書き方ができるようになるでしょう。
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