見出し画像

うつ病エンジニアとアドラーの課題の分離

はじめに

昨日から、『嫌われる勇気』を読んでいます。今日はその中でアドラーの「課題の分離」とうつ病エンジニアの私との関係について書いていきます。

昨日の記事はこちら


アドラーの課題の分離

他者の課題に介入することは、自らの人生を重く苦しいものにしかねない。もしも人生に悩み苦しんでいるとしたら、まずは、「ここから先は自分の課題ではない」という境界線を知ろう。そして他者の課題は切り捨てる。それが人生の荷物を軽くし、人生をシンプルなものにする第一歩である。

アドラーは人間の悩みのすべては対人関係に由来するものであると述べています。つまり、対人関係の悩みが解消すればすべての悩みは解消されるということです。

うつ病エンジニアの私と「課題の分離」

「課題の分離」には他者からの評価も含まれます。

他者からの評価は、上司や同僚など”他者が行う課題”で私が気にしてどうなることでもない課題なのです。

では、私にとって何が課題になるのか?
目の前の仕事を終わらせることが私の課題です。

うつ病前の私は正直、上司からの評価も私自身の課題と捉えて、目の前の仕事に全く集中できていない状態でした。

上司から詰められることをイメージしたりして、過度に委縮していて仕事のパフォーマンスを落としてしまっていた実感があります。

当時も私がすべきことは目の前の課題であり、上司の評価を気にしても仕方がなかったのです。

課題を複雑に考えすぎてしまっていたから、その時の対処方法がぶれてしまったりして、課題の解決が遅れてしまっていました。


私は特に承認欲求は当時は強く、会社や上司の求めていることをひたすら行っていました。

誰かの求めていることをひたすらにやっている状態が続き、私の感情を押し殺して、感情がだんだんと薄れていく様を理解しつつも、激務に襲われて歯止めをかける行動ができませんでした。

気付いた時には、精神的にかなり追い詰められていて、うつ状態になっていました。


他者の課題に介入したり、私以外の誰かが求めているであろう行動に固執する原因は、私の強い「承認欲求」によるものだったと思っています。

次回のnoteでは承認欲求について書いていきます。



この記事が参加している募集

最後まで読んでいたきありがとうございます!私はシミュレーション開発などをしている28歳エンジニアですが、激務でうつになり6月末から休職中です。 サポートもとても嬉しいですが、フォローやスキも私の励みになります! 今後も、うつの実情や改善方法の情報発信をしていきます!