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起き上がる事が難しい時期から半年経ちました

去年の話になるが、夏頃に就職した。
当時の状況は軽くだが、下記のnoteに投稿した。

結論から言うと、当時在籍していた会社は辞めてしまった。
体調不良で出勤が難しく、勤怠がとにかく不安定だったからだ。
自分でもなんでこんなに起き上がれないのか不思議だった。
会社としても、こんな人間を雇い続ける意味はあまりない。
だが、その会社はとても優しい会社で、体調が安定するまで時短勤務をしてみないかと提案をしてくれた。
正社員での契約続行は無理だが、契約社員の契約で時短勤務で体を慣らして、フルタイム出勤が出来るようになったら、また正社員の契約をすると言ってくれた。
好条件を出してくれたにも関わらず、私はやっぱり体調が安定せず、会社に行けなくなり、そんな情けない自分が嫌になり、最後は退職を申し出てしまった。

なぜこんな結果になったのか、約半年経った今、振り返ってみる。
当時は1年ぐらい仕事をしてなくて、早く復帰しなくてはいけないという焦りの気持ちでいっぱいだった。
まだ体も心も働ける状態になっていないのに、無理やり起こしてムチを打つような感覚で働き始めたのが良くなかった。
比較的に簡単な仕事を任せて貰っていたはずなのに、何をやっても、とても難しく感じてしまっていた。
成功するイメージが全く掴めず、何をやってもダメな気持ちが勝っていた。
最初はアルバイトで週3日ぐらいからスタートできる会社を探して、少しずつ復帰すれば良いのに、正社員のフルタイム勤務に拘ってしまったのもダメだったと思う。
ちなみにこの後、2回ぐらいフルタイム復帰を目指して失敗している。
自分でもどうしたいのかが分からなくなっていた。

流石にこれはヤバイと思った。
親に今の状況は言っていない。
本気でどうにもならなくなったら頼らざるえないが、あまり心配はかけたくないのが本音。
幸い貯金はまだある。それもいつか限界はくる。

とりあえず少しでも外で働いてみようと思った。
働く感覚を戻したいのと、仕事での成功体験を積みたいと考えて、単発バイトに応募して、実際に働いてみた。
これがとても良かった。
軽作業で黙々とした作業だったが、久々に働いている感覚が戻ってきた。
勤務時間内、ずっと体を動かし続けている事も良かったかもしれない。
私、ちゃんと勤務開始時間から勤務終了時間まで仕事が出来るじゃないか!と少しだけ自信が戻ってきた。
たかがそれだけと思うかもしれないが、私からすると、とてつもない成功体験だった。

サポステに通うようにもなった。地域若者サポートステーション。
サポステのキャリアコンサルトの方と話をした事も良かった。
私自身の認知の歪みと言っていいのか、仕事や人生観において「こうあらねばならない」と考えていた事を優しく真正面から指摘してくれた。
目から鱗な指摘が多かった。
2週間に1回の面談だったが、私にとっては救いの時間だった。

図書館で借りた本を読むことも良かったと思う。
前々から読みたかった本を借りて読んでみたり、SNSで話題になった本を借りて読んだ。
特に前に感想を書いた「メンタルクエスト」は今の自分にぴったりな内容だった。

暇な時間があると、マイナスな事を考えてしまい、思考の闇に取り込まれそうになる。
とりあえず目の前の本に集中できる時間がとても有難かった。

体に関しては肩甲骨のストレッチが効果的だった。
肩甲骨が凝り固まっていて、呼吸が浅く、鍼灸院の先生からもよく指摘を受けていた。
そのせいか、体が常に重く、気分も落ち込みやすかった。
それがYouTubeで見つけた、とある肩甲骨ストレッチをしてみたら、1回で体の凝りに関して劇的な改善がみられた。
感動して毎日朝晩とそのストレッチをしていたら、自分も鍼灸院の先生も驚くぐらい体の凝りが改善された。
勿論、凝りは完全になくなった訳ではない。
やっぱり肩と肩甲骨は凝っている。
だが呼吸が浅くない。これだけでも私にしたら奇跡の改善だった。

もう一つ良い事もあった。
私はメンタルは弱く、心折れる事が多い人間ではあるがが、変に諦めない所があった。
失敗しても、成功するまでガチャは引き続けないとアタリは出ないという考えは消えていない。
そんな訳で細々と転職活動は続けていた。
その際に「過去は過去、今は今、一緒に少しずつ一歩踏み出しましょう!」と言ってくれた会社の社長と出会うことができた。
今度はその会社で仕事復帰をする話が進んでいる。
まだ確定ではないが、チャンスは貰えた。
また失敗してしまうのではないかという不安もある。
でも、今度は大丈夫な気がする。
根拠のない自信だが、前よりは仕事に前向きな気持ちな自分がいる。

この半年だけでも、色々な人にたくさん助けられて、たくさん迷惑をかけてきた。
それは脚色なしの紛れもない事実である。
意外に周りの人たちは、「助けて欲しい」と頼んだ私をどうにかして助けてくれようとしてくれた。
その差し伸べられた手を上手く取ることが出来ない自分がいるだけで…。
これは反省すべき点だが、今までの自分は復帰する覚悟が決まっていなかったように感じる。
どこか甘えた考えが復帰の邪魔をしていた。
できない自分を認めることができなかったのだと思う。
今度こそ前を向いて、働きたい、復帰したい、頑張りたい。
あまり背伸びせず、できない自分を認めて、自分が今できることをコツコツと取り組みたい。

※2023年7月29日、続きを追加。
やっとスタートラインに立てた。
ここまでくるのに時間かかったなぁ…。


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