夢日記 No.68
「ガラスの立方体容器の中にキノコの菌が
飛んでいて、端っこでキノコが生まれている。」
立方体というと占星術的には、土星の役割を連想します。
4という数字がそもそも外殻を表すような意味があり、
それは内側を守りもしますが、縛りもするのです。
4は占星術的には「かに座」、タロット的には「皇帝」です。
かに座は母親のように仲間をその腕の中に包んで
育んでもくれますが、母の理解を超えたものは
外に排除されるのです。
同様にタロットの皇帝の性質は、自分の領土を
守るために外殻を作るのです。
外殻は守りもしますが、行動の規制もします。
さらに立方体は8点の頂点でなっています。
8は占星術的には蠍座の数字。
タロット的には「正義」です。
(ウエイト版では「力」になっています)
さそり座の要素は、かに座同様に水の性質があり、
それも”かに座”よりもある意味”よりタフ”になるので
ネガティブな方に働くとかなり面倒です。
8の”正義”のカードは、松村潔さんは著書の中で
「カモワン版の”正義”は肘で意図的に天秤のバランスを変えている」
と言っており、つまり絶対的な正義などなく
裁判官の正義によって正義は意図的に変えられる。
という性質を表しているとしています。
ですので、先ほどの4の外殻に対して8の頂点は、
独自のルールで圧迫することを意味します。
そして最後に6面ありますので、当然6という
数字も考慮する内容かと思います。
6は、占星術的には「おとめ座」、タロット的には「恋人達」です。
おとめ座はいろんなものを受け入れる土壌のような性質と、
潔癖な狭い視界の世界観をもっています。
タロットの「恋人達」もカモワン版を見てみると、
決して二人の恋人の愛を示しているような
ものではないことがわかります。
彼女(彼)たち
(カモワン版にはキューピットも含めて4人の登場人物がいます)は、
何か安定していないのです。
彼らが口論しているのか、それとも、伝達しているのかは
わかりませんが、松村さんはその手の位置がバラバラなことから
「お互いに考えている事が合っていない」
と解釈していました。
と、ここまでの4,8,6をこの立方体に合わせて考えると、
「立法体は外殻的な規則によって中の要素を守りもするが
ルールを守らない、または、都合が悪い広い視野や考えを
持ってしまうと締め付けられるようなものに変わるものである」
という解釈も可能だと思います。
構造からして6の面が受け持つ範囲が一番多いので、
それを「一般市民」と考えていいと思います。
そして土星は、天王星などが見つかる
前の古典占星術まで、その世界の規則や法律など
個人ではどうしようもない外的なルールという
役割が強くありました。
その為、土星を「王制の世界」を表していたと考える
占星術家もいます。
その中で発芽したキノコ。
漫画の「チ。」のように、それは今までの世界では
受け入れられないような真実を含んでいるものなら
面白いのですが、さて、私の中のキノコはどうなるの
でしょうか。
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