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人財育成3つの力・職場は道場


人材育成には、「育つ力」 「育てる力」 「育む力」の3つの力が必要です。

この3つの力がうまく働くと人財はどんどん育って行きます。

この三つの力とは、それぞれどんなものでしょうか?



育つ力とは



育つ力とは、自分の能力やキャリアを高めるため、自ら学んだり、チャレンジしたりする力です。

自分の強みや弱みを知り、目標を定めて、行動し、振り返り、自律して育って行く力です。

採用担当者はこの力を見抜くことが求められています。



育てる力とは



育てる力とは、我々リーダー・管理職が、部下や後輩に、教えたり、アドバイスしたり、フィードバックしたりする力です。

部下や後輩の個性や志向を深く理解し、まさに育てる力です。

そのためには、コミュニケーションを通して、部下や後輩の状況を把握して、タイムリーに指導したり、

助言したり、ほめたり、耳に痛い事でも適切にフィードバックしたりできるリーダー力です。



育む力とは



育む力とは、組織やチームが、人材育成に良い環境や雰囲気を提供できる風土とも言ってよいと思います。

それには、人財育成に対する組織としてのビジョンや方針、戦略を明確にする必要があります。

その上で、人材育成に関する制度や管理職の評価の仕組みを作りなど、仕事を通して人が育つ風土を作ることが大切です。



立場の違いから生まれる考え方の違い



人材育成には、様々な考え方があります。

「育つ力」があれば人は勝手に育つという考え方を重視する方々は、採用でそのような人を採ることが最優先で、

資質の無い人は、何を教えても難しいという立場です。現場の管理職の方に多い考え方です。

また、「育てる力」が最も大事だという考え方の人は、人は誰でも育て方で無限の可能性を秘めている宝物だと考え、人間はそもそも自己実現傾向を持っており、

それをリーダーが見抜き、引き出し、うまく育てる事が特に大切だという考え方です。人財育成担当の方に多い考え方です。

そして最後に「育む力」がなければ人は育たないという方々もいます。

人財育成は組織風土の影響が最も大きく、人が育つ組織は自然に人がどんどん育って行くので、

まずはそのような組織風土を作っていくことが先決問題だと考える人達です。人事部門の方に多い考え方です。




3つの力の調和こそ、人財育成には大切



私は、3つの力のどれか一つだけに偏らず、組織が連携して、全ての力を使うことが大切だと思います。

なぜなら、3つの力は互いに影響し合って、人の成長を促すからです。

育つ力があっても、育てる力や育む力がなければ、人は自分の可能性を十分に発揮できません。

つまり「育つ力」「育てる力」「育む力」、この3つの力のハーモニー・調和が大事なのだと思います。



職場は人財育成の道場



そして、人が育つ基盤は、何といって職場・現場にあります。

職場で一緒に仕事をする仲間やメンバー、上司との協力や切磋琢磨をすることで、人は成長します。

職場は人材育成の道場であり、人が育つ大切な稽古場なのだと思います。



まとめ



あなたの職場やチームでは、人財育成の3つの力をどう活かしていますか?

あなたの職場やチームは、人材育成の道場、稽古場となっていますでしょうか?


三つの力のまとめとして申し上げたいことは、人財育成とは、我々リーダー・管理職にとって、最も尊い仕事なのだと思います。

そして、人が育って行く姿を見る事ができる素敵な仕事が、管理職・リーダーであり、この上もない喜びはそこにあるように思います。


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