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わたし的、海外での自己防衛法

これまでに2度、計1.5ヶ月、一人で海外(パリなどヨーロッパ)に行った経験がありますが、一応今まで一度もスリや詐欺、その他諸々の問題に絡まれることなく、無事に生きることができています。
国内国外関係なく、無事にお家に帰ることは良いことなので、海外に行く時に気をつけていることを書いてみます。基準はヨーロッパなので、アジア系の国に行く方にはちょっと参考にならない部分もあるかもしれませんが、根幹は同じだと思っています。
我ながら意外といろいろ気をつけているなあーと思ったので、よければ^^

・ヤバいなと思う人がいたら目を合わせない

「山の中でクマに遭遇したら目を合わせるな」みたいなことを聞いたことがあるのですが、クマにあったことがないので正しいかわかりません。でも、これは(危険そうな)ヒトにも言えると信じています。
ここでいう「ヤバい」の定義は、本当に広いです。道で色んな人に絡んでいる方、地下鉄の中で物乞いをして歩いている方、おくすりやってる?と思われる方 etc…
まあとにかく、あなたが「ヤバいな」と思った人全員です。
興味本位で見ないほうがいいです。相手に興味を持たれてしまうので。

・明らかに治安が悪い場所を通る時は濃い色のサングラスをかける

パリならパリ東駅(Gare de l'Est)(ヘッダー写真)とパリ北駅(Gare du Nord)が圧倒的に治安が悪いです。朝昼夜問いません。駅舎は綺麗なのにね。
ですが、どちらの駅も日本でいう東京駅, 羽田空港的存在で、パリから別の地域やフランス国外に電車で行く際は使わざるを得ません。
駅周辺は明らかに治安が悪く、絡んでくる方も多いので、私は怖いなと思ったら濃い色のサングラスをかけています。夜は視界が悪くなりますが、大通りは電気があるので、道は見えます。小さい通りは(アジア人が)一人で歩いちゃダメらしいです。リアルに入ったら犯罪に巻き込まれるくらい危険らしいです(留学した友人談)
夜にサングラスをかけて早歩きで通ったら誰も声を掛けて来なかったので、私はこの方法も一つありかなと思っています。普通 夜にサングラスかけないものね。

・とりあえず明るくて安全そうな所まで移動する

治安が悪いと言われている場所を歩く前に、ある程度目的地までの道のり(どの出口から出てどの方向に進むのか)を頭の中に入れておいて、なるべく早くに駅を離れましょう。もし道がわからなくなったらとりあえず明るくて安全そうな方に向かって歩き、立ち止まってスマホや地図を見れそうなところまで移動してから、軌道修正しましょう。
地図やスマホを見る際は、必ず壁に背中を向けて、常に左右から人が近づいてこないか確認しながら、見ています。スリ防止のためです。
とにかく、直感でヤバいと思ったところからはすぐに離れようとすることが大切です。

・郷に入れば郷に従え

結局これ。
何に従うかというと、服、鞄、靴、帽子、アクセサリー、持ち物、行動、言動…全部。

・服:
パリだけでなくヨーロッパ全般的に、普段着は男女問わずパンツスタイルが多数派です。8、9割くらい。
なので、日本人観光客は遠目で大体わかります。なんかオシャレ。髪も服もカバンも靴も。特に女性はスカート率高いし、パンツスタイルでもなんかしっかりオシャレ。自分が思っている以上に。そりゃあ、旅行だからオシャレしたいよね、うんうん。パリなら尚更だよね。うんうんうん。
でも、「ファッションの街✨、芸術の都✨パリ」に住む方(パリジャン)の普段着はジーンズ多めです。それかテーパードパンツ。で、上はTシャツ、ニット、シャツ。
で、特に地下鉄に乗る時に日本の感覚でオシャレな格好してると、思ってる以上に目立つ&お金持ち感が出るので、スリに狙われやすくなるらしいです。

なので、とにかく、とにかく、カジュアルめの、Tシャツジーンズ的な服装になりましょう。スカートとワンピースは諦めましょう。(もちろんドレスコードがある場所ではしかるべき格好をします)(ちなみにミュージカル観劇はTシャツジーンズでOKです)

・鞄:
まず、ブランドものは地下鉄に乗るならやめたほうが良いよねって感じです。現地の人は使ってる人もいるけど、観光客(=現地在住でない)&見た目がアジア人な私は辞めます。
リュックは現地の人は使ってますが、観光客は辞めましょう。日本に住んでいるとありえない話ですが、リュックを刃物で切って、中にある財布等を盗む手口も普通にあるみたいです(1年留学した友人談)。現地に住んでる人も、エッフェル塔の周りではリュックを前に持ってきてから歩いていました。
斜めがけバックはOKです。チャックで閉められて、チャック付きの内ポケットが付いているものが最高です。内ポケットにパスポートと財布orカードケースが入るとベストです。こうすると、チャックを開けている間にスリに狙われたとしても、本当に困るものが盗まれにくいです。で、歩いてるときは常にチャックを前に持ってきて、後ろから開けられないようにすると更に強いです。
トートバッグですが、これは種類によります。
まず、キャンバス生地のトートバッグは、現地の人がめちゃくちゃ使っていて、現地の人に馴染めてるので、ありだと思います。(ただしメゾンドフルール的な可愛い女の子系のデザインは現地で見かけないので、わたしなら持っていかないです。)わたしは留学に行ったとき毎日使っていました。特に問題なかったです。ただ、うっかりしてるとバイクに乗ったスリ集団に横から取られる可能性はあるので、しっかり前に持ってきて、しっかり脇に挟んで腕や手で抑えて持ちましょう。ちなみに、キャンバス生地トートバッグはチャックが付いていないですが、それなりに高さがあるので、お財布など大事なものをしっかり底にいれておけば、スラれることはないでしょう。(冬はジャケットの内ポケットにカードやスマホ等を入れておくのが一番安全です。)刃物で底のほうを切られてスられることがないように、絶対に前に持ってきておきましょう。後ろに持っていくと怖いです。(トートバッグではないけれど)バッグを後ろに持っていた友達は財布をスられたらしいです。人の振り見て我が振り直せ、です。
次にレザー生地のトートバッグですが、ブランドものっぽいオシャレなデザインは、あまり現地の人は使っていないので止めておいたほうが良いと思います。
その他は思いつかないですが、とりあえず、リュックはNG、斜めがけバッグはOK、トートバッグはキャンバス生地ならOK、バッグはしっかり前に持ってくるです。

・靴:
これはスニーカーか(ビーチサンダル以外の)サンダルか太めヒールのブーツです!!!!!!
スニーカーはNIKEでもなんでも見かけました。厚底スニーカーはそんなに見かけなかったけど。
サンダルは夏に履きたいですよね。
太めのヒールなら、たくさん歩いても疲れにくいのと、石畳でも引っかかりにくいです。細めのヒールは歩きにくいと思います。

・帽子:
ヨーロッパの人は帽子をかぶってる人が少ない気がします。
特にパリに!赤いベレー帽を!!被っているパリジャンは!!!一人も!!!いません!!!!!某ネトフリドラマを真似して被ってる方は、ヨーロッパ人でも何人でも、1000000000000000%観光客です!!!!!!!!これは100万円賭けられる気持ちです!!!!!!(日本において賭博は違法なのであくまで「気持ち」。)
ほんっっとうにパリに多かった。シャンゼリゼ通りのラデュレに並んでる方々、女性が3人も赤いベレー帽被ってました!!!!!

二度見した

とにかく、フランスでベレー帽は止めましょう。一目で観光客とわかり、スリに狙われやすくなります。
帽子を被らずとも、あなたは素敵。

・アクセサリー:
あまり気にしなかったです。ただ、つけすぎるとお金持ち感がでるので、実際の値段に関わらず量に節度を持ちましょう。
とはいえ日本の感覚だとアクセサリーは普段から控えめなので、基本問題ない気がしています。

・行動:
歩きスマホは止めましょう。とはいえ、わたしは慣れが生じてやってしまっていたし、現地の人も思ったよりはやってる人が多いです。ですが、日本より割合は低いと思います。向こうの国のスリ集団はプロofプロなので、やっぱり止めたいですね(自戒)
スマホを使って地図を見たりしたいときは、壁、ビル際の、絶対後ろに人通らないやろ!!みたいな所を背中にしてから使います。
そして、街中でメイクをするのは日本以上に良くないです。場所によっては娼婦だと思われて声をかけられるらしいです。一方で、TGV(フランスの新幹線)の座席やカフェのテラス席でメイクしてる人とかはいたので、境界線はまだよくわかりません。わたしはお手洗いで直すのがマナー的に最善だと信じています。

・言動:
英語喋ればええやん!と思ったそこのあなた、半分正解、半分惜しいかもしれないです。
まず、英語でも良いので笑顔で挨拶をしましょう。タイミングは日本以上に多い気がします。スーパーに入ったときも、パン屋さんに入った時も、絶対に"Hello"なり"Good evening"なり言います。日本でコンビニに入る時に(少なくとも東京は)挨拶しない気がするので、そこは徹底しましょう。
挨拶をする1番のメリットは、「ただの怪しい外国人」にならないことです。パリのPharmacy(ドラッグストア)やデパートの出入り口には屈強そうなガードマンが立っていますが、そんな方にも笑顔で挨拶しましょう。だいたい真顔で返されますが、それで合格です💮
で、「半分惜しい」のポイントは、(英語以外が母語の国では)現地の言葉で挨拶できるといいよね、ということです。もちろん大抵の国では英語でも通じますが、少しでも現地の言葉で話すと喜ばれます。日本でも、外国人の方がちょっとでも日本語を話すと嬉しいじゃないですか???あの感覚を提供するんです!!!!
これのメリットは、何かあった時に不利になりにくくなることと、愛想良く接してもらえることだと思ってます。「不利な状況〜」に関しては想像なので上手く説明できないですが、日本に来た外国人の方が、英語しか喋らない時と日本語も喋ってくれた時を想像すると、なんとなく掴んでもらえるかもしれないです(超ふわふわ表現)。例えばホテルの人とちょっとでも現地の言葉でコミュニケーションを取ってると、そうでない時よりより愛想良く接してもらえるみたいな。パン屋さんでフランス語で注文すると現地の人と同じように接してもらえるみたいな。ちょっとした違いですけど、嬉しいし、何かあった時に頼りやすい気がします。

全てに共通して言える基準は、
・現地の人と同じようなもの、行動、言動を使っているか
です。

・暗くなったら出歩かないか、大通りしか歩かない。

パリ留学の時、初めの2週間くらいは暗くなる前に帰宅していました。ですが、ホストシスターは暗くなってから出掛けていたので聞いたところ、友達と出掛けているから危なくないと言っていました。最終的に、日本人の留学生の話等もまとめた結果、「暗くなったら出歩かないのがベストだけど、出掛けるときは大通りを歩くようにする」が最善策だと結論づけました。結局、夜のエッフェル塔も観に行ったし、23時ぐらいに終わる映画も観に行きました。治安は悪いところも多いと思うので、わたしは必ず女性がいる家族orカップルに(怪しまれない程度に)くっついて駅まで歩いていました。あ、男性の方は女性多めの集団にくっついてると怪しまれるので、男性の集団とか家族にしましょう。これにより、完全な一人ではなくなります。駅まで辿り着けば、安全そうな車両の席について、無事にお家に着けるように頑張りましょう。
大通りを、明るい道を、歩きましょう。

こんな感じでしょうか。
ヨーロッパで、私が地下鉄などをフル活用しながら、お散歩もたくさんして、一人で観光するとき、の基準なので、まあどの国もこんな感じでしっかりみっちり身を守れば、物を盗られたり怖い思いをしたりする確率もしっかり下げられるのかなと信じています。
ただ、あくまで「わたし的」自衛法なので、人による部分はあると思います。他の方のブログとかも読んで、総合的に対策するのが一番です。
今後も海外に行くときはしっかりみっちり対策をして楽しみたいです☺︎


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