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【詩】扉を開けて歩む道


鍵をけて開く扉
先へと続く一本の道
辺りを見渡しながら踏み出す一歩


初めての場所でありながら感じる懐かしさ
それと同時に人々の会話から
確かに時が流れたのだと教えられる

誇り やりがい 充実感
そしてそれ以上に
感じざるを得ない責任の重さ


力不足を思い知らされる時
離れていた歳月に対する後悔がよぎる
結局今の自分は中途半端な者に過ぎない

解決できない問題に胸を痛める時
心許ない足取りで進む姿は
まるで救済を求める放浪者のよう


いつか振り返る時
この日々を温かく
そして眩しく思い返せるだろうか

例え今は余裕がなく無我夢中でも
そうではなくなる日を目指して歩む
扉を開けると決めたあの日の覚悟を胸に





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