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小説家はSNSをやるべきか

XやInstagram、このnoteのようにSNSを使う小説家さんもいれば、まったくしない方もいます。
SNSと一口にいっても利用方法は様々です。自作のPRをする人もいれば、自己主張を述べる人、ファンとの交流に使っている人もいます。
使わない理由を聞いたことはないので本当のところはわかりませんが、炎上しないために使わない人もいるかもしれません。
有名な作家さんはフォロワーが多く発言力も強大です。ちょっとした発言が炎上し叩かれる危険性はあります。作家というのは個人商店なので炎上は命取りです。企業のように社長が辞任して信頼回復するわけにはいきません。作家がSNSを使うのを好ましく思わない出版社もあると聞きますが、リスクを負ってまでSNSを利用しなくても、有名作家なら他の方法で自己主張できるし、作家の代わりに出版社がPRしてくれます。

でも、(僕のような)無名な新人作家は、出版社さん任せではなく、自分でもPRしないと自著を手に取ってもらえません。
僕はこのnoteの他にXも使っています(インスタのアカウントもあります)。このnoteでは、小説に関することを主に投稿しています。
作者の考えや人となりを知ってもらうことで、少しでも多くの方に著作を手に取って読んでもらいたからです。

SNSを使わない小説家の中には、作家というのは作品で自己を表現するもので、日頃なにを考えているかわからないミステリアスの方が良いという考えの人もいるかもしれません。
それは多少わかる気がします。ひょっとすると、このnoteの記事を読んで「こんなことを書く作家の小説なんて読みたくない」と思う人がいるかもしれません。なにかを書いて表すということは、他の考えを否定はせずとも脇に避けていることではあります。それを不満に思う方がいる可能性を否定できません。
でも、なにかを得ようとすれば、なにかを置いていかないといけないことがあります。そのようなリスクはありますが、それでも自作を手に取ってもらいたい気持ちは抑えられません。本を読んでもらえる可能性が少しでもあるなら、活用しない手はないと考えて、毎日noteを更新しています。


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