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〜リオへ〜【南米周遊紀NO.6】

 12月20日。ついにたびんちゅの南米旅が始まる。次の目的地はリオデジャネイロ。早速、ネットでバスのチケットを買おうとするも、納税者番号が必要で買うことができなかった。仕方なくバス会社まで行くことに。SIMもそうだし本当にブラジルの制度は外国人観光客に対して優しくないと感じる、、、。

ネットでは購入できず

 そんなブラジルは長距離バスがものすごく発展していて、各地にバスで移動できるようになっている。Rodoviária(ホドヴィアーリャ)が長距離バスという意味でサンパウロにはTiete、Barra Fundaと2箇所ある。あんこに電話でバス会社に確認してもらうと家から近いBarra Fundaで買えるとのことだったのでメトロで向かった。Barra Fundaのホドヴィアーリャはメトロの駅と混合する形でバス会社がズラーっと横並びになっていた。僕がネットで見つけたチケットの料金は90R$(2,400円)なのに対して、売っているチケットはどれも140R$(3,600円)と大分開きがある。しかし探しているチケットがどこに売ってるか聞こうと思っても英語が全く通じないから話が全く進まない笑。

 自分が練習した
「eu quero comprar o passagem pro Rio de Janeiro」
(リオ行きのチケットを買いたい。)
と伝えてもバス会社の売り子、あいつら喋るのめちゃくちゃ早いから質問に対しての返答がマジで何言ってるかわからない。結局Tieteから出発するバスはBarra Fundaで買えないということがわかり、再びメトロを乗り継いでTieteに向かうことになった。TieteのホドヴィアーリャはBarra Fundaよりも大きくバス会社ももっと多かった。しかし、やっぱりどこの会社に聞いても値段がネットにあるやつより高くて困った結果、自力で買うのを諦めてあんこに助けてもらうことにした。ポルトガル語が堪能なあんこと電話を繋いだ状態で案内所に行きあんこに聞いてもらったところ、すぐに通じて安く買えるバス会社を教えてくれた。僕が乗りたかったバスの名前はFlix Busなのに対し、そのチケットを売ってる会社名はParaguay。知らなかったらマジでわかるわけない、勘弁してほしい笑。これ本当にポルトガル語勉強しないと旅で何もできなそう。少しでも話せないと何もできないじゃんと悟った笑。

 会社がわかった僕は、宿代を浮かすためにリオ行き深夜発のバスを購入して一度家に帰った。AM12:30の出発に合わせて、荷物を持った僕は再びTieteに向かう。それと同時に2週間居候させてくれたあんこにも別れを告げた。あんこ本当にお世話になりました。ありがとう。

 再びTieteのホドヴィアーリャについた僕は、チケットをセキュリティに見せて乗り場を聞いた。この時は南米にきて初めての長距離バスであること、言語での意思疎通ができないこと、ブラジルの治安の悪さを大きく捉えていたことから少しというか、かなりびびり散らかしていた笑。そんな僕をよそに、暇を持て余したブラジル人数人は太鼓を叩きながら踊って楽しそうに時間を潰していた。

Tieteのバスターミナル

 乗り場で僕はタバコを吸いながらバスをしばらく待っていたが出発時刻の12:30になってもバスが来る気配がない。時間がすぎていくにつれてもう出発したのか、それともキャンセルされたのかなど焦りが出てきた。この時不安が多分僕の顔にめちゃくちゃ出てんだと思う。英語を話せるブラジル人がどこからきたのって僕に声をかけてくれた。日本だよって答えたらめちゃ驚かれてどこまで行くのって聞かれたから
「リオに行きたいんだけど、バスが来ないんだよね。」
と答えると
彼は僕のチケットを見て
「あ、僕と同じバスだからもう少し待てば来ると思うよ、ブラジル本当によくバス遅れるんだよね。」
って優しく教えてくれた。不安もとれたしなにより、優しすぎる。あなたたちブラジル人の優しさ大好きです。ブラジルの時間に対するルーズさを感じると同時に日本の時間の守り方半端ないなと実感した。 

 結局、バスは出発予定時刻から1時間経ったAM1:30に到着し、僕は無事にバスに乗り込むことができた。南米初のバスは足も広く伸ばせるし、座席も150度くらい倒せてとても快適。リオにはAM6:30に着く予定だ。さあ、リオに向かおう。

南米初のバス、リオへ向かう
青バンダナもじゃ男が色々教えてくれた


続く、、、


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