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私を支えてくれた3人の同僚たち 〜双極性障害だって働きたい 12

みなさん、こんにちは。
双極性障害2型+強迫性パーソナリティ障害のフツーの会社員、パピヨンです。

前回の記事の続き、休職中に私を支えてくれた3人のステキな同僚たちについて書きます。
自慢話です。
↓↓

休職中に同僚と連絡を取るべきか?

これはあくまで私個人の考えと、理解のある環境、そして運だと思います。
私は非常に幸いなことに、周囲の人々、特に会社の同僚たちに恵まれていました。
それは今もなお進行形です。

休職中に、私はひとりだけ、同じ部署の先輩と連絡を取っていました。
と言っても、ほんの2、3回です。
休職中の私からLINEが来たら「何を返せばいいのか?傷付けるんじゃないか?」と相手を悩ませてきっと迷惑がかかる、という恐怖心もありました。

しかし同じ会社に復職することを考えていたので、私にとっては休職中も会社のメンバーと繋がりを持っておくことは非常に安心感をもたらしてくれました。

休職前後の1番酷い時に、私を支えてくれた3人の同僚がいます。


癒しの女神

私が唯一、休職中に連絡を取っていたのが、この先輩です。
いつも目が合うとステキな笑顔でニッコリ微笑んでくれる、まさに“癒しの女神”です。
彼女自身、以前ココロを壊しかけた経験があったそうで、非常に理解をしてくれました。

彼女のLINEの文面は、いつも気遣いに溢れていました。
無理に私に返信させないよう“自分のひとりごと”みたいに書いてくれるのです。
上手く考えがまとまらず、ケータイを持ったまま一文字も打てない日もあったので、とても助かりました。
また、志し半ばで投げ出したイベントの進捗が気になっていることも理解してくれていたので、施工の様子の写真なども送ってくれて本当に嬉しかったです。

休職の延長が決まった日、「少し話がしたいので時間を取ってくれませんか?」とお願いしたところ、快く承諾してくれて、わざわざ仕事を抜け出し(もちろん理解ある上司の了解のもとです)会社の近くのカフェでお話をしました。
「休職が延長になってしまったこと」
「次のイベントでやりたかったアイデア」
「今の体調」……
私の話は話題があちこち飛びまくり、笑ってたと思ったら勝手に涙も出てくるわ、支離滅裂だったと思います。
しかし、彼女は静かに相槌を打ってずっと話を聴いてくれました。

6年経った今、先輩とは別の部署になってしまい、フロアも分かれてしまいましたが、時々デスクで熱中している私の肩に優しく手を置いて
「体調どう?」
と声をかけてくれます。

私もあんな先輩になれたらなぁ…

ダメダメな私に痺れを切らせた神様に派遣された女神なんじゃないかと本気で信じてます。


隣のデスクのデザイナー

彼女は私と同い歳の、同じくデザイナーです。
出会ってから18年(一時期別の部署だった期間もありましたが)ほぼずっと隣のデスクなので、仕事上でもデザイナー同士の戦友です。
仕事中に一緒にMacでメンタルクリニックを探してくれたのも彼女です(笑)

彼女は私と性格が正反対。
常に冷静。常にフラット。いつも静か。
機嫌が悪い!とかまず無い、菩薩のような?解脱したような人です。
些細なことですぐにテンパる私を見ては「落ち着きなよ」「大丈夫だって」と声をかけてくれます。

会議室に置きっぱなしで忘れた手帳、
作業テーブルに刃を出しっぱなしで忘れたカッター…あちこちに散乱する私の“やりっぱなし”を端から次々拾ってくれています。
私:「キミが嫁だったら良かったな」
『ホントに、〇〇が男だったら良かったよ(笑)』
いつもしれっと返してくれます。

私が調子悪い時にどうなってしまうのか、文字通りずっと隣で見ているので、誰よりも私の様子を知っています。
しかし、彼女は絶対に自分から私の病気の話題に触れません。
良い時も、悪い時も、いつも同じです。
これは、本当に本当に助かっています。
“フツー”に接するのって凄く難しいですよね。

一度聞いてみた時、
「だって、私が〇〇に替わってあげられないから。わかんないもん」
と言われました。
冷たいと感じる人もいるかもしれませんが、一緒に仕事をしていく上では最高の対応だと思います。
これからもきっと沢山迷惑をかけますが、きっと彼女は「まぁ、知ってるし(笑)」でサラリと返してくれると思います。


支店の“にいさん”

彼女は支店の先輩で、ステキな女性です。
コロナで3年以上会えませんが、同じ支店の別の営業さんとzoomで話してる最中に乱入して手を振ってきたり、とても愉快で頼もしい先輩です。
私が勝手に“にいさん”と呼ぶので、
「おーい!性別間違っとるがな!“にいさん、ちゃう!おねえさま”やろー」といつも明るく返してくれます。

私が休職したと聞いて、とても心配してくれた人が彼女です。
エスパーなのか、いつも落ちてるナイスなタイミングで
「今すぐ〇〇を抱きしめたい❤︎」
と、謎のメールを送ってくれるのです。

最後に、今年“にいさん”から届いた年賀状の一文を。

「〇〇を包む環境が、〇〇にとって全て暖かであります様に。」


私を支えてくれる素晴らしい同僚たちに、心からの感謝を込めて“ありがとう”


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