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No.66所感=^_^= 続・読書感想文を楽しもう「自分語り」のススメ

お待たせしました。
昨日の続きです。

ウチの子たちが通っていた学校は、(ここだけの話…)読書感想文が家庭に丸投げでした。
(10年以上前のことなので…)

ですから私にとっては、これ幸い。
子供たちには、これからお話する読書感想文の書き方を教えました。

キーワードは、ポジティブシンキングです!



①本選びを楽しもう!

まずは、課題図書でもいいし、そうでなくてもいいので図書館から本を借りてきて、片っ端から読みます。
親も同じ本たちを読みます。
子供の本はすぐ読めるし、大人でも楽しめるものが多いです。

その中から、子供が「自分と似てる」または、「自分とは違う」のいずれかの本を選べるようにします。

例えば、娘が小学校低学年の時に選んだ本。
題名を忘れてしまったのですが、確か、外国の絵本を翻訳したもので、片付けが苦手な女の子が主人公。片付けないと魔物かなんかが出てきて脅されるというようなお話だったと思います。

娘が、「これがいい」と選んだ時、なんで?と思いましたが、片付けが苦手なところが自分に似てるというので、その本に決めました。
子供が考えやすい本が一番です。


②本をネタに、会話を楽しもう

いきなり書き始めることはしません。
まずは、本をネタに、子供と会話をします。

なんで、このお話を選んだの?
「E(自分)と同じで、片付けが苦手だから」

そうか、それ、どこに書いてあった?
「ここ」
ほんとだ、Eちゃんにそっくりだね( ´∀` )。

どうして、片付けないで遊んじゃうんだろう。
「だってさ、やりたいって思ったら、すぐに遊びたい」
「後で片付けようと思ってると、忘れて見つかって、片付けなさーい!っておこられちゃう。後で片付けようと思ってるのにさ」

後でって、いつよ?
「うーん」
お話の女の子は、どうしてる?
「ここに書いてある!おんなじ」

前にすごいお人形のお家作ってたよね。
「そう。あれは、そのままにしておいて、また遊びたかったから、片づけないことにしたのにさ」

すごいのができたときは、片づけたくないよね。
「だから、そう言っといたのに、あんちゃんがけとばしてこわして、けんかしたら、出しとくほうがわるいって、またおこられちゃった」

その辺、面白いから、詳しく書こうか。
「おもしろくないよ」
ごめん、ごめん( ´∀` )

という感じ。
子供だけではなかなか思い出せないので、会話をしながら思い出せるようにします。

こうやって、子供の言葉を文章にしていくだけで、すでに感想文になっていきすよね。

子供の言葉は、大きめの紙にメモしておきます。
本の内容を参照したところは、そのページに付箋を貼っておきます。


③結末を考えよう

それで、どうなるの?
「( ××)・・・(お話の中身を忘れてしまいましたT_T)ってなるのは、いやだな」

じゃあ、お片づけ、どうしようか?
「おこられる前に片づけたいけど、できるかわかんない」

そうだね。急にできるようにはならないよね。
でも、少しずつでも頑張ってみれば?
「かんそう文には、できるかわかんないけど、がんばるって書いておく。」
いいんじゃない。

きっと、現実にはなかなかできないだろうけど、目標と同じで、掲げていればいつかできるようになるかもしれません。
感想文には理想的なことを書いていいと思います。


④下書きにしてみる

長さを気にせず、適当な用紙に書いてみます。
もちろん文字の巧拙も気にしません。

書き出しは、
「わたしは、おかたづけが、にが手です。かたづけようとおもってるけど、やる前に、お父さんに見つかって、おこられてしまいます。
このお話に出てくる、△△ちゃんも、同じです・・・」
という感じ。

書きあがったら、推敲は大人が一緒にきちんと見てあげます。
文字数も数えて、本の文章の引用の量で調整します。
赤ペンなどを使って、わかりやすく直して、それを見て清書ができるようにします。


⑤清書は、別物と考えよう

清書は、作文を書いているというより、国語の漢字練習や書写の学習で文字を丁寧に書く練習をしているつもりで。
ですから、下書きまで書いてあれば、清書については、子供の集中力に合わせて、何日かかけてゆっくりやればいいんです。


授業でも基本は同じ

この方法であれば、自分語りをしていると、無理なく読書感想文が出来上がります。

授業で行う場合も、基本は同じです。
授業では子供たち一人と問答するのは難しいですが、最初は、教科書の物語など、みんな同じお話で、書き方を指導するといいです。
夏休み中に本を選び、夏休み明けに各々、感想文を書きます。

それでも書くことが苦手な子供たちについては、同じ本で一緒に書いていくといいと思います。
同じような感想文が出来上がるかもしれませんが、書くことが苦手な子供たちは、まずは、書けた!という達成感を味わえるようにすることが大切だと思うのです。


ウチの子供たちの場合

子供の言葉や考えを文章にしていくので、ボーッとしていた長男は、なかなか、代表に選ばれるようなクオリティになりませんでした。
しかし、小学校高学年のある日、脳みそがピッカーンとして急に勉強がわかるようになったとたん、文章も書けるようになりました。
そうしたら、塾で主催していた読書感想文コンテストで選ばれました。

妹は、低学年の頃から発想が豊かでした。読書感想文コンクールの学年代表に、何回か選ばれました。

子供たちは二人とも、書くことに苦手意識はないようで、レポートなどは、楽勝のようです。
上手、下手は別として、苦にならないというのは強みだと思います。


明日は、この「自分語り読書感想文」をnoteで実践してみます=^_^=。


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