「海辺のカフカ」メタフォリカルな世界
「ねじまき鳥クロニクル」に続き、AudibleでAudio Book化されたため久しぶりに通して読了。
初読は10年以上前だったと思うが、当時は「メタファー」が理解できていなかったということが(恥ずかしながら)よく分かった。やたらにメタファーという言葉が出てくるので、少々しつこいなくらいに思っていた。もちろんメタファー=比喩だということは分かっていたのだけど、この物語全体がメタファーで包まれている、作中の言葉を借りればメタフォリカルな作品なのだというところが理解できていなか