【徒然うつ日記】贈り物

友人から
転職祝いが届いた。
さりげないデコレーションのついた
グリーンのフリクションペン。

お礼とともに
不安になっていることを
正直に告白してみた。

同じ福祉職なら
これまでの経験をいかせる。
そこで出会うことは
ある意味運命でもあり
自分の人生を変えることとの
出会いかもしれない。
というような
返事だった。

もちろんその返事で
不安が消えたわけではない。
ただ採用の電話を
もらったときの気持ちを
思い出した。

あのときたしかに
嬉しいと思った。
ずっとネガティブな想像で
自分を追い詰めて
ダメだったときの準備をしていた。
でも採用の電話をもらったとき
ちゃんと嬉しいと思い
前向きに今の職場と
サヨナラしようと
心に決めた。
そのときの気持ちが
少しだけ蘇った。

そうだった。
ここにいても
もうこれ以上変わりようがない
そう思っていたんだった。
転職にチャレンジして
人生に挑戦しようと
思ったんだった。

もし落ちたら
今の職場でずっと働くつもりだった。
時間の融通がきくことをいかして
不妊治療に専念しようと
思っていた。
でも人生は大きく変わった。
新たな出会いへと
方向転換することとなった。
それがいつの間にか
不安に溺れていた。

もちろんこれからも
不安と向き合い続ける。
きっと新たな仕事が始まっても
不安との生活は続くだろう。
でもいろんな場面で
この道を選んだことを
一瞬でも喜んだことを
忘れたくないと思った。
なぜチャレンジしたのかを
忘れたくないと思った。

数少ない友人や
noteで出会った皆さんに
支えられながら
きっと生きていくのだろう。

これまでより少しだけ
人を頼りながら
自分を大切にできる生き方を
模索したいと思った。