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Devika yoga / Tantra yoga

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ヨガ哲学を暮らしの中で実践するために 24歳の頃、インドのスワミに教えてもらった知恵。 心ってなんだろう? 身体ってなんだろう? 魂ってなんだろう? 実践とプラクティスに溢れ…
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#ヨガ

瞑想ってなぁに?

ヨガにおける瞑想 インドでは瞑想のことをディヤーナとかディアンと言い、英語のメディテーションとは少し違ったニュアンスを持ちます。ヨガをやると学ぶのはディヤーナ。瞑想状態のことです。脳波がシータ波になった状態。それがさらに深く入ると、呼吸が止まり、身体機能が止まったような状態になり、究極の私服の状態に入ります。無我の境地。私はこれを完全なベジタリアンとして何年か生きていた20代の頃、瞑想やヨガのトレーニングを毎日して、一日8時間以上、瞑想のトレーニングをする10日間の合宿の中

セルフビルドから始まるマインドフルネス

1.私たちがなぜセルフビルドをやっているのか。それは環境問題をもっと身近に感じる感覚をシェアしたいからです。 環境問題というとちょっとズレを感じます。私たちは「何かを使うことが問題」というのではなくて、「住宅に何が使われていてそれが最終的にどう処理されるのかを知らないで、それを自分の一部として暮らす」ということが問題なのではないかなと思っているのです。 私たちが今住んでいる中古の家を買った時、わずかな貯金をはたいて買ったので所持金がほとんど無く、寒くて仕方がありませんでし

私がTantraを伝える理由

嘘みたいな本当の話 2017年、私はとある呼吸法のワークショップでとても感動的な体験をしました。 それまでにも何度か、アージュナチャクラが開いて全身にナーディーが流れ込む体験や、クンダリーニが活性化して背骨がグルグル回る体験、チャクラが開いてぐるぐると回る体験、ナーディーが背骨に沿って右回りで回り始める体験、過去生がフラッシュバックする体験、ヨガの練習が深まるたびに、肉体や物質を超えた世界を体験してきました。これは自慢とかではなくて、「そんなことは昔の本に書いてあるだけの

瞑想をはじめてみよう。

1、どんな風に意識は育っていくの?ヨガのアサナ(体操)や瞑想をするとき、慣れないうちはあれこれとマインドが動きます。 「足が痛いなぁ」「背中がかゆいなぁ」「お腹が減ったなぁ」「漫画の続きが読みたいなぁ」「今日は仕事で失敗しちゃったなぁ」「どうしたらあの人は私のことを好きになってくれるのかしら?」「どうしたらお金を手に入れられるかなぁ」etc… マインドが動いている時、それに伴って「体」が動きます。顔をかいたり、背中をかいたり。頭が下を向いたり。お尻をもぞもぞ動かしたり。大

自分と向き合う事。3ヶ月コースが終了して

外側に向かって何かを始める前にまず大切なこと。自分と向き合うこと。 私は7歳の頃にバレエという表現方法と出会って以来、身体表現、身体ワークという修練、実験、遊びの世界から人生が広がってきている。 「自分と向き合う」なんて思ってもこなかったけれど,身体の面白さを探求する中で、1ヶ月間、ヨガのコースに参加するとか、ダンスの先生に弟子入りして3ヶ月間住み込みでダンスを学ぶとか,瞑想の合宿に参加して10日間沈黙を守る中で暮らし、瞑想三昧の日々を送るとか、集中して身体と向き合うこと

哲学とアサナを同時に進めていくことの意味

1、自分と向き合う前に「ヨガ哲学なんて難しそうでまだ私には早いから〜!!とりあえずアサナだけでいいです〜!」 よく聞くセリフなのですが、これはなかなかの勘違い。ヨガ哲学って、「考えることって難しそう。」「意識とかよくわからない。」「生きる意味なんて考えてこなかった。」そんな人にほど優しい。なんだ、そんなカンタンなことだったのか。「私が悩んでいる理由」「私が何と無く不幸続き、苦労続きな理由」「私がいつも何やってるんだかわからなくなってしまう理由」「自分と向き合っても向き合って

一人一人の気づきが世界にもたらすこと

今日は少しヘビーなこと。 私が私の中に安らぎを見出すことと、世界平和にはなんの繋がりもない。 「自分」という捉え方が平面的だとどうしてもそんな風にしか考えることができない。 20代の頃、私はエネルギー的にとても敏感で世界中で事件が起こる度に動けなくなって泣いていた。テレビのない四畳半の部屋の中で、ニュースも新聞も見ることはないのに、チベット人が迫害されたり、テロが起こったりする度に、涙を流し、部屋の中でうずくまっていた。スーパーのお肉売り場の前を通れば動物の悲鳴が聞こえ

毎日1時間の瞑想がもたらしてくれたこと

私たち家族は今、20:30から21:30まで毎日一時間の瞑想の時間を取っています。 もっと言うと毎朝5:00~6:30まではヨガのアーサナとプラナヤマの時間を取っています。アサナはコロナの自粛期間に始まり半年くらい、瞑想は8月から1ヶ月ほど続いています。 1、朝5時のアサナが始まって変わったことアサナが始まってからの変化としては夕ご飯の時間がぐっと早くなったこと。遅くなるとしてもたくさん食べなくなったこと。 私は基本的に目覚ましを使わない派なので、自然にすっと起きたい。

ボディアウェアネスからはじまるマインドフルな生き方

ボディアウェアネスと瞑想の関係をまとめてみました。 ヨガのコースの参加者さんのテキストとしてお配りするものです。 長いのでPDFにしてあります。 無料でダウンロードできるようにしておきますので、 ヨガや瞑想が気になっているのだけれど、いまいちわかっていない方、 ダウンロードして少しずつ読んでみてください。 ヨガや瞑想を始めると、多分必ず、もやもやして自分が何をやっているのか、 チャクラとかオーラとかわかるようにならないし、瞑想もできないし、 ひどく無駄な時間を

なぜボディアウェアネスなの?

1、人間は肉体を持って産まれた知性 なぜヨガではまずカラダから始めるのでしょう? ヨガはカラダではないところを発見していくツールなのになぜカラダ? 肉体なんて人間の動物的な部分、瞑想には必要なさそう。 そんな風に感じる人もいるかもしれません。 今世、私たちは肉体を持った人間として生まれてきました。 どんなに清らかで軽い天使や精霊のような存在になりたくても,氣分はそうだったとしても(笑!)私たちはもれなく物質である「肉体」を持っています。 もしあなたが今この記事を読んで

ヨガで目指すところは?

・暮らしの中で実践するとは あなたの心が内側のカラダであるように、世界はあなたの外側のカラダです。 家はあなたの外側のかカラダとも言えます。肉体にあなたそのものが現れているように、家にもあなたの全てが現れていると言っても過言ではありません。 そう言った姿勢で周りの世界を観察してみてください。 ヨガの教えの第一歩である、ヤマニヤマ( 生活のガイド )を自分なりに実行するためには、現代生活、現代社会、地球規模で起きている現象に目を向け、世界全体を自分のカラダとして、自分の生活

哲学は体験を言葉にしたもの

最近、チェンマイに住んでいる仏教研究家の友人のヨガ哲学の授業を受けています。 彼女は3月から、アーユルヴェーダ、マインドフルネス、ヨガ哲学、とそれぞれ8日間の集中講座を開催しています。それぞれが繋がっていて絡まっていて本当に面白い。 授業を受けていて思うのは、自分が今まで練習の中で発見してきた現象に言葉をもらっているということ。 私の最初のヨガの先生は布一枚とステッキを持って暮らしているスワミでした。普通の人とは全然違う氣配をまとっていて、宇宙チューニングで生きていて、

シャバアサナで本当に死ぬこと。

アサナのクラス。 毎日やっていると本当に面白い。 毎日新しい自分にチェックインして、動く。 朝なの時間、集中して動くことは 人生の3日くらいの波を丁寧に味わうようなこと。 感情を超えて、現象と丁寧に向き合うことができるから、 日常生活で言ったら3日分くらいの時間を過ごしているような気がする。 いや、多分今日は3日分だった。 それが1年分のような深いときもあるし、1ヶ月のようなときもある。 いい先生のクラスに参加した時など、 アサナの中で意識が飛んで、一生分

ヨガって何か新しいことを始めること?

ヨガって何か新しいことを始めることだと思う方がいるかもしれません。 新しい健康法、新しい運動、新しい美容法を生活に取り入れること。 実はそうではありません。 ヨガはただ自分自身を宇宙の法と照らし合わせて 仕事や生活、家事や育児、 経済活動。 今までやってきた全てのことと向き合うこと。 今までとやることは変わらず、 ただ自分自身と向き合い 自分自身にとっての「自分」とはなにかを改めて問い直し そして、自分の人生と向き合い直すことです。 今まで本当の自分と向き